はい!現場の大恵です


環境によって変わる

小学生の頃、勉強しないことが当たり前でした。
「子供は遊ぶことが仕事」なんて適当な建前をつくって
遊ぶか、競馬雑誌を読みふけるか、競馬中継を見る毎日。
友達も、競馬の部分は違うにしろ、そんな毎日を送っていました。

ところが、ひょんなことがきっかけで高校は進学校へ通うことになると
「勉強することが当たり前」になりました。
医学部や薬学部、法学部を目指す友達に囲まれた日々。
自由主義を謳う高校のため、髪の毛が緑色だったり舌ピアスをしている同級生もいましたが
それでも当たり前のように勉強をする風潮でした。

さらに、大学に進学すると
「大学生活=遊ぶ」という誤った認識から
そういう環境に身を置こうとしました。
1回生から必修科目の多い私立薬科大では
そんな認識は間違い以外のなにものでもなく
ふたたび小学生の頃に戻ったような感じでした。

どうしてこんな話を突然したかというと
環境によって人はすごく変わると思っていますというお話。
どんな環境にいるかによって「当たり前」のレベルが変わり
自分自身が成長していく方向が変わると思っています。

無敗で日本ダービー馬に輝いたコントレイルは
仔馬の頃から素晴らしい環境に身を置き
ハイレベルな同級生たちと育成時代を過ごし
「いま最も勢いのある厩舎」と言っても過言ではない矢作芳人厩舎でレースに向けた日々を過ごしてきました。

最後のバトンを受け取った福永祐一騎手の焦りのない騎乗にも心震えましたが
ここに至るまでの環境を整えられた関係者のみなさんもすごい……
と感じた日本ダービーでした。


ワーカーホリックな夢

今朝は悪夢で目が覚めました。

もんのすごいスピードで走る車の助手席に乗っていて
恐怖を感じるというもの。
おそらく、寝る直前までアメリカドラマ「ウォーキング・デッド」を見ていたからでしょう。

ゾンビ社会で生き残った人間の話なのですが
ちょうど寝る時に見ていたエピソードが
ゾンビから逃げるためハイスピードで車を飛ばす、というシーン。

寝起きで夢占いをくまなくチェックしましたが
よく考えたらただのドラマの影響。
ちょっとホッとしました。

ちなみに夢占いでは
「ワーカーホリック(仕事中毒)のタイプがよく見る夢。
願望達成のために強烈な焦りを感じている」
ということらしいです。

当てはまっているような、いないような。

昨夜、同い年のバリキャリ女子と今後の人生について
わーきゃー自由に喋っていたこともあるのかもしれません。

前置きが長くなりましたが
いよいよ日本ダービーが明日に迫ってきました。

今日は日本ダービーと同じ東京芝2400メートル戦を見て
「速いタイム出そうだなぁ」とか
「内枠の逃げ馬…むむ、ロジャーバローズ!?」とか
いろいろと妄想を繰り広げていました。

個人的な「願望達成への焦り」という意味では
やっぱりダービーの馬券を当てたい!!

昨年は鳥取県のウインズ米子でトークショーのゲストにお呼びいただいていて
ロジャーバローズに▲を打ったり
担当助手さんの談話をかなり濃く喋ったのですが
本命が4着で撃沈の結果・・・。

今年は昨年の反省を生かして思いっきり内枠を狙ってみるか
素直にこれまでの戦績を信じるか
もう少し悩みます。

みなさまも、どうぞ楽しいダービーデーをお過ごしください。


とねっこたち

「無観客」も「自粛」という言葉もそろそろ聞き飽きた今日この頃。
みなさま、ストレスは溜まっていないでしょうか。

一部を除き緊急事態宣言は解除されましたが
第二波を警戒し、まだまだ予断を許さぬ状況が続いています。

競馬の世界はクラシック戦線まっただ中。
来週はオークス。再来週はいよいよ日本ダービーが開催されます。

そして2歳馬も続々とトレセンに入厩したり
ゴールデンウィーク明けに本州に移動してきた馬も増えました。

ある調教師は

「生まれた時が一番期待値が高い」

と話します。
自身が手掛けた馬、牧場期待の輸入馬、ゆかりの血統・・・。

多くの期待を背負って、この世に生まれ落ちるサラブレッドに
期待値が高まるのは想像に難くありません。

成長するにつれ、風邪を引いたり怪我をするなど心配事が増えるたび
手放しで喜んでいた出産時とは違い、少しずつ期待値は下がっていくのかもしれません。

デビューを控えて入厩すると
新馬戦でどんなパフォーマンスを見せてくれるか、
調教やゲート試験の感触も踏まえ、期待よりもプレッシャーが上回るのかもしれません。

そういった意味での「生まれた時が一番期待度が高い」ということなのでしょう。

JRA馬事文化賞も受賞されたカメラマンの内藤律子さんのホームページが大好きで
ちょくちょく見に行っています。

そこにはとねっこの成長の様子が記されていて、
お友達ができたり、大好きなお母さんとの日常など心温まるエピソードを写真とともに見ていると
携わる人々の期待値の高さも感じます。

地方競馬の門別や佐賀では新馬戦がスタートしています。

どうかJRAでの新馬戦はたくさんの人々に見守られるものとなりますように。


リモート出演

金曜日、初めて「リモート出演」なるものを体験しました。

ここ最近、ワイドショーやニュース番組でもグンと増えたリモート出演。
ひと言でいうと、テレビ電話をモニターに映したような感じでしょうか。

有名芸能人や専門家のみがリモート出演していると思っていたのですが
グリーンチャンネルの一部番組でも採用され
ウェストアタッカー(ゲスト)としてたびたび出演させていただいている
「アタック!地方競馬」で人生初の体験をさせていただきました。

テレビ電話的なもの自体、これが5回目くらい。
流行りのオンライン飲み会も上手く馴染めずにいるのですが
スタジオの様子を画面越しに見ながら
司会の赤見千尋さんと小堺翔太さんやスタッフさんの声も聞きながらのリモート収録は
意外と違和感の少ないものでした。

きっと人生に一度あるかないかの経験。
とても貴重な体験をさせていただきました。