はい!現場の大恵です


若手騎手のパワーアップ

ヤングジョッキーズシリーズ(YJS)が今年も開幕しています。

新型コロナウイルスの影響で川崎と金沢でのトライアルラウンドは中止となりましたが
7月21日のトライアルラウンド盛岡からスタート。

今年は初めてファイナルラウンドが西日本で行われ
12月24日は園田
26日は阪神が戦いの舞台となります。

8月13日に行われたトライアルラウンド園田の取材に行ったのですが
「背が伸びました」
という騎手が複数名。

亀田温心騎手は

「みんなから『背が伸びた』とよく言われるので、そうなのかな?と。
まだ正確に測っていないので分からないですが
体重はキープしていますし、馬に乗っていて特に違和感はありません」
とのこと。

そして岩田望来騎手は身長もなのですが、筋力もアップ。

「1年前より身長も少し伸びましたし
筋力がだいぶついて折り合いをつけられるようになりました。
最後まで100の力で追うことができていますし
これからもっと体力をつけていきたいです」

2人とも昨年デビューした2年目。
どんどんパワーアップしていっていますね。


コロナと競馬開催

新型コロナウイルスの感染が拡大しはじめて約半年。

関係者の並々ならぬ努力でここまで競馬開催を続けてこられましたが
ついに今週、船橋競馬所属騎手から感染者が出て
川崎競馬は8月24日(月)~26日(水)が取りやめとなりました。
※27日以降の開催については未定

JRA・地方競馬を通じ、日本国内でコロナが原因で競馬開催が休止されるのは初めての事態。

緊急事態宣言解除後も感染者は増えているだけに
どれだけ細心の注意を払っても、騎手から感染者が出るのは時間の問題だったのかもしれません。

コロナが長期化すればするほど、今後もこういった事態が生じる可能性は出てくるでしょう。

感染してしまった騎手を責めるよりも
感染者が出た時、その後の開催をいかにして安全に続けるかを考えていかなければ
というのが個人的な考え。

もちろん大前提としてクラスターを発生させてはならないのですが
たとえば同じ競馬場所属の騎手を2~3グループに分けて
調整ルームやジョッキールームで一緒にならないようにすれば
感染者が出たとしても、別グループのジョッキーはそのまま騎乗を続けられる
というような対策はできないものでしょうか。

調整ルームは騎手独身寮などを活用し
携帯電話は管理者に預ける。

レース中のジョッキールームは
今はマスコミや関係業者の出入りがかなり少ないですから
検量室付近の会議室なども活用するとか。

もうすでに実施されていることもあるでしょうし
私の立場では見えない・わからない事柄はたくさんあると思います。

活発に議論しながら
「コロナ感染=開催しばらく中止」をすべきなのか否か
考えていける流れになればなと思います。


栗東トレセン火災

今日14日の夕方、栗東トレーニングセンターで火災が発生しました。

 
厩舎にいた競走馬4頭が
残念ながら犠牲になったとのことで
胸が痛くて苦しくて、言葉が出ません。

 
今週末の日曜日に小倉でレースを控えていた馬もいれば
まだデビュー前の2歳馬も。

 
オーナーや、毎日お世話をしていた担当スタッフ、
調教に携わってきた人たち、生産・育成牧場や獣医師、装蹄師・・・
犠牲になった馬たちに関わってきた人たちの心中たるや
私の想像を超えたものだと思います。

 
そして、現場で救助活動に参加された方々や
一命を取り留めた競走馬たちがこの先も無事でいてくれることを
心から祈ってやみません。

 
ニュースを聞いてから5時間以上が経つけれど
気持ちはズンと沈んだまま・・・。

 
犠牲になった4頭よ、どうか安らかに。

 
詳細はJRAからの発表(こちら)をご覧ください。


2年6か月休養からの復帰後初勝利

昨日の新潟12Rでアスクジョーダンが勝ちました。

GⅠ馬・ストレイトガールの半弟という血統なのですが
2017年5月から昨秋まで2年6か月にわたる長期休養に入っていました。

復帰した時には7歳。
長いブランクがありながらも復帰初戦で8着となり
野中調教師は

「レース内容は悪くなかったですし、次走は好勝負になると思うんです」
と、期待を込めてらっしゃいました。

レースでは後方から追い込むも4着でしたが
その後も4着、4着、8着ときて、今回の勝利。

長いブランクからの復帰後初勝利となり
オーナーや厩舎関係者の喜びもひとしおだったのでは
と思いを馳せています。