はい!現場の大恵です


季節の移ろい

久しぶりにお家の近くの堤防沿いを散歩してきました。

少し前に「日差しが春めいてきたなぁ」と感じていたのですが
春風に乗ってあっという間に桜が満開。
ここ数年、桜花賞よりも前週の大阪杯の頃の方が阪神競馬場の桜も見ごろのような気がします。

桜といえば、以前、園芸好きなタレントさんのトークショー司会をさせていただいた時
「桜の盆栽って、いいですよ!お部屋で春を感じられます」
と教えていただきました。

小さな鉢の中で四季の移ろいが見られるなんて
何て素敵!
と思って以来、好みの桜の盆栽を探していました。

すると先日、神戸阪急で発見。
他にもカエデや黒松、赤松などたくさんの種類の盆栽があって
悩んだ末、結局お持ち帰りしたのは
「うまくいけばお花が咲いて、その後は赤い実が、秋には葉が紅く色づく姿も楽しめますよ」
とオーナーにお勧めされた一鉢。

何という植物かは忘れてしまったのですが(笑)
お部屋で季節の移ろいを感じつつ、グリーンチャンネルでレース観戦できそうです。


POG取材

今日は在宅で、電話取材や執筆日。

とある育成牧場(本州)の方とお話をしていると
すでに2歳馬が入厩していて
「牝馬だけどカイ食いがよくて、順調に進んでいるよ」と。

こちらとは別件で、毎年恒例行事・POG取材も佳境を迎えています。

昨年は
「リオンディーズ産駒が馬っぷりいいですよ!」
と前評判を耳にしたPOG取材。

初年度産駒となる現3歳世代からは
サウジダービーを制覇したピンクカメハメハ
アネモネS(L)勝ちのアナザーリリック
ダートで2連勝中のワーズワースなどが活躍しています。

今年はキタサンブラック、ホッコータルマエ、ワンアンドオンリー、ラニなどの新種牡馬の産駒がデビュー予定。

2歳馬たちの栗東近郊牧場への移動の話も少しずつ聞こえてきました。


発売最高額

年度末が近づいてきました。

地方自治体が主催する地方競馬はリーディングや売上額を「年度」で区切るところも少なくありません。

北海道帯広市で世界で唯一の競馬「ばんえい競馬」を行う帯広競馬場もそう。
3月21日、大一番・ばんえい記念などを最後に令和2年度の開催を終了しました。

その後、発表された発売額はばんえい史上最高額の480億円!

かつて帯広のほか旭川、北見、岩見沢の4市でばんえい競馬を行っていた時代の最高額(平成3年度、約322億円)を
大きく上回る結果となりました。

帯広駅から競馬場に向かうため、タクシーに乗ると

「いま、ばんえい競馬はすごいみたいだね!
ネット投票のおかげで、帯広市にいる人たちだけではとても難しい額の馬券が売れているみたいで。
ネット投票様様ですよ」

と、運転手さん。

帯広は街を歩いているだけでも
百貨店前にばんえい記念の大看板があったり
服屋さんの扉の取っ手が蹄鉄だったり
有名なパン屋さんの店内に農耕馬の写真がたくさん飾られていたり、と
生活に馬が根付いていることをひしひしと感じるのですが
まさかタクシーでばんえい競馬の売り上げについて耳にするとは思いませんでした。

 

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コロナ禍のステイホームの追い風も受けて
JRAも地方競馬も各地で売上好調の話が聞こえてきます。

しかし、1人あたりの単価が増えたのか、馬券を買う人口が増えたのかによって
その意味は大きく変わってくると思います。

また、ステイホームが緩和された後も引き続き馬券を買ってもらえるような
魅力的な「何か」が必要という課題も残しています。


明日デビューの女性騎手を見守ってきた父

明日、8名の新人騎手がデビューを迎えます。

中でも注目を集めているのは藤田菜七子騎手以来となる女性騎手の二人、古川菜穂騎手と永島まなみ騎手です。

永島まなみ騎手は父が元騎手の永島太郎調教師(園田・姫路)。
競馬学校の合格発表直後から、時おり永島調教師に娘さんの話題を振ることがあったのですが
その時から一貫していたのは「見守る」という姿勢。

競馬学校に合格発表時はジョッキーをしていて、当日は園田競馬場でレースに騎乗していたのですが
地元の記者などから娘さんの合格の報せを聞くと、冷静に

「とりあえず合格できましたが
まだジョッキーになったわけではないので
まずはなれるよう教官の教えをしっかり聞いて
夢に向かってがんばってほしいですね」

と話していました。

その後、まなみ騎手のデビューを待たずして2019年7月末でジョッキーを引退し、調教師に転向。

開業前の研修で栗東・武幸四郎厩舎に来ていた時
ちょうどまなみ騎手も栗東で研修中だったのですが
積極的に会うというわけでなく、この時もまなみ騎手の研修を邪魔しないよう「見守って」いたんだろうなと感じました。

先月、騎手免許試験に合格と発表された日
永島調教師に祝福の連絡をすると
「応援してやってください」
との言葉が返ってきました。
その行間には、父としての喜び、嬉しさが詰まっているようでもありました。

三姉妹の中で唯一、競馬が好きだったという永島まなみ騎手。
明日の小倉2レースでデビューです。