はい!現場の大恵です


2歳戦

おはようございます。



昨日は2歳戦のコスモス賞(札幌、芝1800m)で地方馬ナイママがじわじわと脚を伸ばして優勝しましたね。


岡田繁幸オーナー、田部和則厩舎、五十嵐冬樹騎手…といえば

かつてシンガポールのGIを制覇したコスモバルクと同じチーム。

 

今回の勝利で権利をとった札幌2歳ステークスへおそらく向かうだろう、とのこと。

どんな走りを見せてくれるか楽しみです。

 

 

ナイママの父ダノンバラードは一度、ヨーロッパに輸出されましたが、ナイママの素質に惚れ込んだビッグレッドファームがイギリスの繋養先を熱心に説得し、購入したとか。

つい数週間前に帰国しました。

 

 

P1460616ダノンバラード

▲ビッグレッドファームにて、外を眺めるダノンバラード

 

 

 

新馬戦に2歳重賞と、2歳馬に注目が集まっていく季節です。

 

先日、私が注目している2歳馬もデビュー戦を迎えました。

 

その馬は栗東トレセンでのゲート試験も見ていたのですが

試験は同厩舎の2歳と2頭で受け、

扉が開くとポンと出てスムーズな走り。

一発合格でした。

 

なので、レースに行ってもスタートは大丈夫だろう!

と思っていたら、約1馬身の出遅れ。

 

出遅れというか、ゲートを出てはいるのですが、ちょっと戸惑ってスムーズにダッシュがつかなかった感じにも見えました。

 

初めての場所、初めて会う馬たち、初めての実践…

戸惑いだらけで、不安もあったでしょう。

2戦目は少しでもレースに慣れてくれればと思います。

 

新馬の適性距離や芝・ダート適性についてよく調教師のみなさんは

「レースに行ってみないと分からないからねぇ」

とおっしゃいますが、スタートもその通りだなぁと勉強させられました。

 

そうそう、スタートと言えば。

以前、ゲート練習場を通りかかった時、2歳馬が1頭でゲートから出て走っていくところをゲートの外にいた古馬がそれに合わせて併走する…という場面に出くわしました。

 

どうやらゲート練習初日だったので、たまたま同厩舎でゲート駐立の練習に来ていた先輩馬に併走してもらったそう。

 

基本的にゲート練習には2歳馬同士、複数頭で行くことが多いので珍しいパターンですが

どうしても1頭しかいない時や、ゲート練習に行く2歳馬がみんな先頭を歩きたがらないタイプだと、大人しい先輩馬に連れて行ってもらったり

物見をする2歳馬の場合は、前に1頭走らせたりすることもあるそうです。

 

こういう話を聞くと、改めて馬の集団性を感じます。

 

さて、今日も各地で2歳戦が組まれています。

未来のスターホースに注目しましょう。


お久しぶりです、とはじめまして

はじめまして。

今月から京都馬主協会ホームページでブログを書かせていただくことになりました

大恵陽子(おおえ・ようこ)です。

 

ずーっと京都馬主協会ホームページをご覧のみなさまとはお久しぶりですね。

実は、約3年前までここでブログを書いていました。

 

一度は卒業したのですが、またお声を掛けていただきありがとうございます。

これから週1回のペースで更新していく予定なので

はじめましての方も、お久しぶりの方もよろしくお願いします。

 

さて、前回卒業してからありがたいことに色んなお仕事を経験させていただきました。

特に現場での取材ものが多く

先月は栗東5回、高知3回、東京2回、中京1回、北海道1回(あ、これはほぼ旅行。笑)。

 

JRAと地方競馬の二刀流で

トレセンや競馬場で見聞きしたことをコラムや記事に書いています。

こちらのブログでは取材中のこぼれ話なんかも書けたらな、と思います。

 

ブログ復帰の記念すべき第1弾はやはりJRAの話題から!

と思っていたのですが

ちょうどタイミング的に的場文男騎手(大井)が地方競馬通算勝利数の日本記録を更新しようとしているので

ちょっとそちらの話題から。

 

 

P1370747

 

 

地方競馬通算勝利数の歴代1位は引退した佐々木竹見騎手(川崎)が樹立した7151勝。

 

的場騎手は現在、それに迫っていて

カウントダウンをする「マトメーター2」なるボードまでもが大井競馬場に出現しています。

 

 

P1360594

(これは今年5月8日に撮影)

 

よく地方競馬の話題で聞かれるのが

「地方って、何千勝も勝っている騎手がたくさんいて

何がどれだけすごいのかよく分からない」

ということ。

 

おっしゃる通りです。

3000勝以上の騎手だけで30名前後いますもんね。(引退含む)

 

そんな中、的場騎手が記録更新しようとしている数字もすごいのですが

彼のパワフルさもすごいなーと感じます。

 

現在61歳。

馬上で激しいアクションをする騎乗もそうですが

馬から降りてもとにかく元気!!

 

先日も、的場騎手の後輩ジョッキーにインタビューをしていると

元気いっぱいにチャチャを入れに来ました(笑)

インタビューを受けている後輩以上にたくさん喋っちゃって

「俺じゃなくて的場さんに聞いてください(笑)」

と後輩ジョッキーが冗談を言ってしまうくらい喋り出したら止まらない!という感じ。

 

そしてこの写真は、赤帽に赤服で「マリオみたいだっ!」とイジられて

おどけているところ。

 

 

IMGP8314

 

 

イジっているのは30歳近く年下の矢野貴之騎手(右、大井)なのですが

怒るどころか、マリオの効果音モノマネまで始めてしまうノリのよさ。

後輩から慕われる「愛されキャラ」なのだと感じます。

 

「通算7000勝超え」と言われると

数字が大きすぎてピンときにくいですが

「1985年から毎年、年間100勝以上を挙げ続けている」

と聞けば、「おぉー!すごい!!」と感じるのは私だけでしょうか。

 

60歳超えているのに、年間100勝超えって!!

世間では定年を迎え、嘱託で働き続けるか、ゆっくり第二の人生を楽しむか…という頃合いでしょうに。

 

 

P1110651

(昨年9月、61歳のお誕生日を祝うケーキ)

 

 

そんな”パワフルな還暦超え”の的場騎手。

先週は連日、大井競馬場に多くのファンとマスコミが押し寄せ

彼が記録更新する瞬間を今か今かと待ちわびていましたが

残念ながら金曜日の大井競馬最終日を迎えた時点で7150勝。

あと2勝を残しています。

 

今日5日は「里帰りジョッキーズカップ」という九州出身騎手を招いての騎手交流レースのため佐賀競馬場に遠征。

「まさかの佐賀競馬場で記録更新!?」

とそわそわさせられました。

 

福岡県出身の的場騎手は13年連続の出場。

佐賀では「的場騎手応援団」も多くて、ご本人も

「兄弟にも会えるし、いつも佐賀に乗りに来るのが楽しみです」

と話しています。

 

故郷の近くで、親戚も応援に来ている中での記録更新にご本人も燃えたでしょうが

残念ながら今日は2鞍に騎乗して10着、3着で記録更新ならず。

明日・明後日の浦和競馬ではそれぞれ2鞍に騎乗予定なので

明日以降の偉業達成が期待されます。

 

記録を塗り替えたら、きっと大きなニュースになることでしょう。

もう二度と会えないかもしれない歴史的瞬間。

楽しみに待ちましょう。