はい!現場の大恵です


ダートグレードレース

今日は地方競馬でのダートグレードレースの話題です。

まず今日、園田競馬場で行われた
園田ジュニアグランプリ(JpnⅡ、2歳、ダート1400m)は
テイエムサウスダンが制覇し、3連勝となりました。

 

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好スタートから2番手につけ
4コーナーでは先頭に立ち、そのまま押し切り勝ち。

「前走後、すぐにここを目標にしました。
阪神で勝った時に4コーナーで外に逃げるところがあったので
今日はどうかな?と心配しましたが
直線に向くとこれまでのように伸びてきて勝ちを確信しました」

と管理する飯田雄三調教師。

「久しぶりに走る2歳馬をやらせていただいて
大事に育てていこうと思います」

 

 

そして明日は浦和記念(JpnⅡ3歳以上、浦和ダート2000m)が行われます。

ここにはケイティブレイブが出走予定。

3月にはドバイワールドカップに出走予定でしたが
現地で疝痛のため出走取消。
しばらくドバイで治療を施されてからの帰国となりました。

先週、レースでも騎乗予定のクリストフ・スミヨン騎手が跨って
CWコースで追い切りを消化。

見届けた担当の房野助手は
「ドバイでの影響はなさそうです」と。

2016年に同レースを制覇していますし
小回り浦和は前が有利。

明日のレースも楽しみです。

 

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ついに来日

今朝の栗東は、調教師も足を止めてじっと見つめる人馬が1組・・・

 

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ギベオンに騎乗する来日したての

ランフランコ・デットーリ騎手!

 

馬場開門直前

彼の動きをスタンド上階からじっと見つめていたカメラマンから

「そろそろ来るよ!」

と声がかかってしばらくすると

各馬が輪乗りする広場に姿を現しました。

 

みんなの視線を一身に集め

カメラマンや記者だけでなく

ミルコ・デムーロ騎手もスマホのカメラを構える場面も。

 

今週末から日本で短期免許での騎乗。

 

どんなレースを見せてくれるのか

ワクワクしますね。

 


師匠と誓った夢―― 長谷川調教師とヤマニンアンプリメ

今日はJBCの行われた浦和競馬場に行ってきました。

住宅街の中にあり
スタンドも馬場もすべてがコンパクトな浦和競馬場。
JBC開催に合わせてスタンドは新装されたものの
先月、地方重賞&ヤングジョッキーズシリーズが行われた日に取材に行った時には
平日にもかかわらずスタンド1階はファンで溢れていて
馬券売り場も列ができている状態。

JBCではどうなるのだろう・・・
と少し不安にもなったのですが
実際には4コーナー側に立ち見席をつくったり
コンパクトなパドック脇には特設の馬主エリア(2階建て!)、
そして我々マスコミ向けには立派な大テントでプレスルームをつくってくださり
随所に意気込みを感じました。

 
さて、JBCレディスクラシックはヤマニンアンプリメの勝利。
管理する長谷川浩大調教師は開業8カ月にして嬉しいJpnⅠ初制覇となりました。

 

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そこには騎手時代からの師匠である中村均 元調教師との絆が。

「調教師試験に受かる前から中村先生と
『今年のJBCにヤマニンアンプリメを出したいですね』
と話していました。
その想いを引き継いで、叶えることができたのは
周りの方々のおかげです。
本当に嬉しくてホッとしましたし、感謝の気持ちでいっぱいです。
中村先生の弟子として調教助手の頃から携わってきた馬なので
感慨深いものもありますし
いい報告ができるのではないかと思います」

中村 元調教師は今年3月の高知・黒船賞や
5月の名古屋・かきつばた記念に
ご夫妻でヤマニンアンプリメの応援にいらっしゃっていました。
しかし、ともに2着。

もしかしたら験を担いで
今日は浦和に行きたい気持ちをグッと堪えて
現地観戦をしないという選択をされたのかもしれませんね。

本当におめでとうございます!

 
最後に、スタート直後に落馬した戸崎圭太騎手について。
右肘の開放骨折の疑いとのことで
次レースが発走するまでに救急車で病院に搬送されました。

救急車が出る前には浦和の騎手会長の繁田健一騎手が心配そうに様子を見に来る場面も。

初の浦和開催となったJBCの感想を求められた際も
「戸崎さんの怪我が心配です・・・」
と表情を曇らせていました。

またレースに戻ってきて、白熱のレースを見せてくれることを心から願っています。