はい!現場の大恵です


海外組

今週から栗東トレセンの馬場開場時間が朝5時となりました。
1年のうちで最も早い時間。
私の場合、起きるのは朝3時半頃となります。
(厩務員や持ち乗り助手は2時半頃でしょうか!?)

昨夜は早く寝ようと思いつつも
普段通り夜遅くまで仕事をしてしまい、頭が冴えて寝つけず
結局、一睡もできぬまま調教取材となりました。

もちろん、すーっごく眠たかったです。。。
反省。

そんな中、とある厩舎を覗くと
空になった馬房がチラホラ。
聞くと、「北海道に行ったんですよ」とのこと。
函館開催が始まる頃から調教に出ている馬や人が少ないなとは感じていましたが
改めて実感します。

一方で、「函館から帰ってきました」
という調教助手も早速いて、頭は混乱。
競馬界のサイクルを覚えるのは難しいです。

さて、今朝トレセン内を歩いていて「おっ!!」と目が覚めたのは
シュヴァルグランを見た時。

 

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7月27日に行われる
キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英アスコット、GI、芝2390m)に予備登録を行っています。

参戦となれば、来月上旬くらいに出国でしょうか?

夏は国内ではGIレースはお休みですが
今年はシュヴァルグランにディアドラ(8月1日ナッソーS、英グッドウッド、GI、芝1980m)に
海外組のGIレース参戦が楽しみですね。


飛行機難民

数年前からメインのクレジットカードを航空会社のカードにして
マイルを貯める生活をしています。

公共料金もコンビニも、とにかくカード払い。
飛行機に乗らなくても、利用額に応じてマイルが付与されるので
おかげさまでそれなりに貯まってきました。

そこで、マイルの特典航空券を利用することに。
実は今年の夏は当初予定していた日程に追加して
札幌競馬場と盛岡競馬場に行きたいと思っているんです。

ところが、特典航空券用の残席数を調べてみると
どの日も満席、満席、満席・・・!

普通の席と言いますか、お金を払って買う席はまだ空いているので
正規料金を払えば買えるのですが
夏休み価格の北海道便はとても庶民の私には手が出せず・・・。

この夏はいつも以上に移動手段との戦いになりそうです。

 
今朝、栗東トレセンの調教スタンドで
「今日は8時になったら出るぞ」
と話していた某調教師も飛行機難民の1人。

週末に函館入りしようとしたところ
1日1便の伊丹-函館はすでに満席らしく
前倒しして水曜日に函館入りすることにしたのだとか。

 
そういえば、今朝は東からある方が来ていました。
この方が飛行機難民かどうかは知りませんが・・・
丸山元気騎手。

 

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宝塚記念に出走予定のスティッフェリオの最終追い切りのほか
来週のラジオNIKKEI賞を予定しているヒルノダカールの追い切りにも騎乗していました。
(写真はヒルノダカール)

丸山騎手が勝利すると、SNSでは「元気ちゃん、やったね!」というワードが流行ります。

宝塚記念では「元気ちゃん、やったね!」となるでしょうか。


衝撃の土曜日

今朝、衝撃的なニュースが駆け巡りました。
出走予定馬の中に禁止薬物を含んだ飼料を摂取した可能性のある馬がいることが判明し
土日で156頭に及ぶ競走除外。

これまでにも使用されていたサプリメントながら
今回のロットに禁止薬物が含まれていたというもの。

来週以降は薬物検査が必要な馬に対しては検査をし
陰性を確認した上での出走とのこと。
3歳未勝利馬にとっては1戦1戦がとても重要になってくる季節。
もちろん、それ以外の馬にしても
そこを目標に調整、仕上げてきているだけに
しっかりとレースに出走できることを願います。

 
さて、個人的なことですが私はというと
水曜日の調教取材直後に突然の38.1℃の熱発。
日本ダービー前日にはパドックでのセミナー後に熱中症で倒れるなど
最近、心身ともに上手く回っていない感じが。
ちょっとしたことですぐにクヨクヨ根に持ってしまうので
しっかりと切り替えて、体調管理をしっかりしなければ
と今まで以上に気を引き締めているところです。

 
そんな私とは対照的に強い精神力を見せたのは岩永千明騎手(佐賀)。
2016年3月6日のレースで大きな落馬事故があり、その後ずっと休養していましたが
今日6月15日の佐賀6レースで復帰。

 

復帰戦のスタート前には実況アナウンサーから

 

「3年3カ月、気の遠くなるような期間を経て帰ってきました。
その心の強さに敬意を表します」

 

という言葉もありました。

 

年に数回ですが佐賀を訪れるたび、岩永騎手とお話をさせていただいていたのですが
そのたびにどんどんと回復していかれ、その姿には驚かされました。

 

まだ調教復帰したばかりの頃は
「こんな中途半端な今の私が復帰したら、みなさんに失礼だと思うので…」
とお話されていましたが
そこからしっかり納得いくまで積み重ねていかれたのでしょう。

 

本当に岩永騎手の強い心には尊敬の一言ですし
だからこそ、復帰したばかりの今は遠くから見つめたいなと思っています。

 

復帰後初勝利を挙げたら、また笑顔で再会したいです。

 

 


ビッグカップル

いきなり競馬と関係のない話題ですが
お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太さんと女優・蒼井優さんのご結婚に未だ驚いています。

昨日の栗東トレセンでもあちらこちらで話題になっていて
調教スタンドのTVは山里さんが出演する朝のワイドショーに。
やって来た調教助手たちが
「まだ出てきてないんやな~」と彼の出番を楽しみに待ったり
スポーツ紙を読む調教師
ネットニュースを見てざわつく記者たち。

芸能界のビッグカップル誕生に沸いたトレセンでした。

ビッグカップルといえば、地方・高知競馬所属の
宮川実騎手と別府真衣騎手ご夫妻もそう。

昨年9月に入籍した二人は先週日曜日
高知市内で結婚披露宴を行いました。
隻眼でありながら3年連続地元リーディング3位と活躍の宮川騎手と
女性騎手歴代2位の721勝を挙げる別府騎手との結婚。
高知競馬を代表するスタージョッキー同士の披露宴には
全国各地から競馬関係者や友人が集まりました。

騎手同士の夫婦という意味でも先輩にあたる宮下瞳騎手は
(2年前に夫・小山信行騎手は現役を引退)
「レースでは夫婦ということを忘れて
家では競馬のことを忘れるのが夫婦円満の秘訣」とアドバイス。

また武豊騎手からも
「幸せになってもらいたいです」とメッセージビデオが届きました。

藤田菜七子騎手の活躍により
騎手を目指す女性が最近また増えているようですが
そうなれば、
結婚後も騎手を続けるのか
子供を授かった場合、どうするのか
あるいは、独身を貫くのか

女性騎手にはさまざまな選択肢が生まれ
そのたびに悩み考えることもでてきそうです。
そこに正解などなく、各個人が望む道に進むことが一番ですが
こうして先輩騎手が歩む道は一つの道しるべとなりそうですね。