はい!現場の大恵です


ひと言に「北海道」といえど

先週、北海道・知床で観光船が沈没したとのニュースを見て以来
ずっとその動向が気になりテレビやネットニュースを見ています。

北海道は競馬ファンにとって身近に感じる土地。
とはいえ、観光船が出港したウトロまでは馬産地から約400km、一番近い帯広競馬場からでさえ約250km離れ、車で4時間近くかかるのですから、ひと言に「北海道」と言っても本当に広いなと感じます。

一方で、海岸線や崖の形は日高の辺りと似ていると感じる部分も。
新千歳空港から浦河に向かって海沿いの国道を走っていると海岸線ギリギリまで草地が続き、急にストンと海に落ちるような形の崖を目にします。
海のすぐそばまで台地が続いているような感じで、本州ではあまり見ないような気もするので、土壌や海流、風などが影響しているのでしょうか。

ウトロでは、地元の漁師が本業があるにもかかわらず行方不明者の捜索に参加しているとのこと。
残る行方不明者がなるべく早く見つかることを祈っています。

さて、世間では大型連休に突入。
木曜日は笠松競馬場へオグリキャップ記念の取材に行っていたのですが
夕方の名古屋駅はスーツケースを持った人で溢れかえり、売店で晩ご飯を買うにも長蛇の列。
「休日前の夕方って、こんな感じだったよね」と、とても懐かしい気持ちになりました。

明日は天皇賞・春。
今日400勝を達成した菱田裕二騎手・テーオーロイヤルや、格上挑戦ではありますがロバートソンキーと伊藤工真騎手のコンビなど
GIではフレッシュな顔ぶれにも注目したいと思います。


応援馬券

浜中俊騎手がJRA通算1100勝を達成し、ソウルラッシュが重賞初制覇を遂げた読売マイラーズカップ。

1番人気のホウオウアマゾンでも単勝5.0倍という混戦ムードでしたね。

そんな一戦について、週中に連絡を受けたのは笹田厩舎の小山調教助手。

彼は園田・姫路競馬でジョッキーをしていましたが、デビューから6年を待たずして引退し
JRA競馬学校厩務員課程に入学し、栗東トレセンで調教助手として新たな道を歩んでいました。

そんな小山助手のジョッキー時代の代表馬がタントタント。
その産駒が門別競馬場での2歳能検で好タイムをマークしたというニュースを知り
それについて連絡を取り合っていたところ

「そういえば、マイラーズCに出走するエアロロノアの併せ馬の相手に乗ったんです」

と、ちょっぴり嬉しそうな雰囲気を感じるメッセージが。

重賞レースに出走する馬の併せ馬の相手を務めたことに加え、
追い切りVTRとしてテレビや競馬場で自身の騎乗姿流れるという経験はJRAにいるからこその醍醐味でもあるのでしょう。

彼への応援の意味も込めて買ったエアロロノアの単複馬券は5着という結果で外れましたが
不思議と「また次があるよ」という気持ちになりました。


桜花賞

桜花賞が終わりました。

桜が咲き始めると
「桜花賞の頃に満開になってくれないかなぁ」
と期待を抱き

咲き誇る桜にうっとりしながら
「なんとか来週の桜花賞まで・・・!」
と祈るのがこの季節、私の恒例行事。

桜花賞当日は指定席に当選して、現地観戦の機会を得られました。
最高気温24℃で、夏の北海道とそう変わらないんじゃないかと思うようなちょっと汗ばむ陽気。

パドックは人だかりができていて階段部分までたどりつけず
前の人の頭の間からチラッと2~3周だけ見ることができました。

マイナス14キロと発表されたウォーターナビレラは
新馬戦と同じ馬体重で、自身の最軽量タイ。
それでも素人目には細すぎるようには見えず、
むしろここを大目標にメイチに仕上げてきたように感じました。

それはローテーションからも感じていて
年末の阪神JF→チューリップ賞と、ずっと阪神マイルを使われてきていました。

臨戦課程、調教、そしてパドックと見ていると
携わる方々の桜花賞への思いが感じられる気がしました。

ところが、ふっと後ろの馬に目を向けると
スターズオンアースもすごくいい雰囲気に見えるなぁと思いながら
席に戻ってオッズと格闘しながら馬券購入しました。

結果はご存知の通り、先頭で坂を駆けあがってきたウォーターナビレラを
ゴール手前の数完歩でスターズオンアースがハナ差し切って勝利。

ペースはそこまで速くないように感じられましたが
それでもきっちり差してくるスターズオンアースの強さが光りました。

一方で、ここが最高の舞台とさえ思えたウォーターナビレラは
本当にあと少しのところでGⅠタイトルが手からこぼれ落ちてしまいました。

この悔しさとGⅠへの渇望はこの先、別の舞台できっと晴らしてくれることと願っています。


3分の長さ

冬の間、寒くてサボり気味だったボクシングジム通いを
気温の上昇とともに再開しました。

ボクシングをしておきながらこんなことを言うのもなんなのですが
1ラウンドって3分なんですね。
そして、1分間のインターバルがあって、また3分。

ジムでも同じタイム間隔でベルが鳴るので
それに合わせて縄跳びやシャドー、サンドバッグ打ちなどをしています。

サンドバッグを打っている間はいいのですが
集中力が持たないのが縄跳び。

鏡の向こうでぷにぷに揺れる体を見ていると悲しくなるし
かといって「いま何秒くらい跳んでいるんだろう?」「お、結構長い間跳べてるんじゃない?」
なんて考え始めた途端、急にしんどく感じてきて息切れ。

そこで、今日は天皇賞春のレース実況を脳内再生してみました。
一昨年、京都競馬場で行われ、フィエールマンが勝った時で3分16秒5。
お!ちょうどいいじゃん、と思って向正面のスタートからイメージしてみたのですが
先頭から最後方までの馬名が読み上げられ、1周目スタンド前にさしかかったあたりで足を引っかけて終了。

まだ残り2分くらいあったので、今度は宝塚記念を再生しようとしたのですが
これが意外と長い・・・。

残り30秒のベルが鳴ってからは
「よし!ラストスパートの3ハロン」
と思ったのですが、これも長い(苦笑)

ジョッキーはスクワットみたいな中腰の姿勢で馬を追っているのかと思うと
ホント、アスリートの体力ってすごいな、と改めて思いました。