はい!現場の大恵です

イクイノックス、パドックでの納得

先週の宝塚記念。
イクイノックスの強さを改めて感じるレースでしたね。

「このコースでプレッシャーがありました」とレース後にルメール騎手が話したように
内回りコースで馬場状態も含め決してイクイノックス向きだったとは言えない中
世界ランク1位の馬で臨む一戦は大きなプレッシャーもあったことでしょう。

陣営は初の関西輸送と美浦の坂路が閉鎖されていることを踏まえ
今回、栗東滞在を選びました。

報道では栗東滞在5日目となった朝、
「関西のノリツッコミにどきまぎしている感じ」とジョークを交えた木村哲也調教師のコメントが紹介されていました。

あれほどまでの強さを誇る馬ですが、このコメントからは新しい環境には慎重なタイプだということが伝わってきます。
それは宝塚記念のパドックでも見て取れました。

装鞍所から地下道を通ってパドックに入場してくると、他馬より一つ頭を高くして、周りの様子を観察している雰囲気。
目線も観客席の方に向いたりキョロキョロしつつ、尻尾は少し浮いた状態でした。

「イクイノックス、この環境にまだ馴染めていないですね」

顔なじみの記者さんとそんな話をしながら様子を観察していると、5~10分ほどした頃でしょうか。
あれほど「ここはどういう場所なんだ?」と探っていたのが
ふっと首が下がり、「阪神競馬場のパドック」という場所に納得したかのように落ち着いて歩くようになりました。

ナーバスで慎重だけど、テンションが上がり過ぎることはないし、一定の時間があれば本人も納得する。
そして、レースで自身の力をしっかり発揮できる。

レース内容だけでなく、そんな点にもこの馬の強さを感じました。