北新地競馬交友録

懲りない

水野真紀ちゃんの旦那が、またまたやらかした。
結婚詐欺被害の損害賠償を求める訴えが東京地裁になされたのである。
結婚をちらつかされ、信じていい仲になった女性実業家Aさんが“ポイ捨て”されたと訴えたのだ。
銀座のキレイ所との醜聞の記憶もまだ消えてはいないにも関わらずである。
度重なる女性スキャンダルに、糟糠の妻たる真紀ちゃんとの離婚危機が再燃しそうだ。
同じ過ちを繰り返す懲りない正純君。
名前負けだっちゅ〜の٩( ᐛ )و

「マスターさん、おはようございます」は熊本天草出身で年金生活者の○原さん。
「いい天気だな〜。もっとも俺の財布の中は土砂降りだけどョ」とマスター。
『エリザベス女王杯』でルメールJのノームコアに入れ込んで、オソボにされたのが堪えている。
「今週は『マイルチャンピオンC』。いいメンバーが揃いましたね」
「いいメンバー?お宅は能天気でいいよな。何が勝つか、サイコロを転がした方がいい面子。競馬は儲けてナンボ。レースを楽しむなんて何の意味もねえ。あ〜あ、サラブレッドが一頭で、後は全部ロバならいいのにョ〜」
土曜日の朝からいい泣きが入っている。

「今日は狙い目のレースありますか?」
「ああ、京都9R『もちの木賞』。兄弟船でいてこます」
「え〜と、藤岡ブラザーズですか。マスター兄弟船はやめた方が…….。この前もデムーロブラザーズ、弟のクリスチャン、メイショウギガースでえらい目にあったでしょ」
「覚えてるョ。ありゃ〜弟を買ったのが間違いだ。兄貴のスペシャルホースを買や〜万歳三唱だった。だからョ、今回は弟の康太サルサレイアじゃなくて、兄貴の祐介ダンサーバローズを買う。発表!単勝に2万でいてこまそう」

「初ダート、ルメールJから浜中Jへ乗り替わりハヤヤッコの一発があるんじゃ〜?」
「祇園の芸妓じゃねんだ。ふざけた名前付けやがって。金子さんも焼きが回ってんじゃねえか!砂を被って『僕、こんなのやってられないよ』てなもんだ。1800なら弟の康太サルサレイアがそこそこの位置を取れる。兄貴の祐介ダンサーバローズをがっちりガードするに違いねえ」
「そんなに上手く行きますかね?」
「ああ、何の問題もねえだろう」と胸を張るマスター。

不埒な所業を繰り返し世間を騒がせ、可愛い奥さんを泣かせる後藤田某は、まさに○ボケの懲りない野郎だが、またまた兄弟船に乗っかるマスターも懲りない事ではタメ。
兄貴!頑張ってくれ!