北新地競馬交友録

腹の中

随分と前の事だが、頭に包帯を巻いた某スケーターが、ジャンプでこけまくっている映像が流れていた。
公式練習中に他の選手と接触し、額、あごから流血する緊急事態。
4年に一度のオリンピックならまだしも、グランプリシリーズ第3戦で、何が何でも滑らないといけないとは云えない試合での事。
ジャンプしてこけながらも、目がキラキラとしているように見えた。
自分のアクシデントに立ち向かう姿が、観客にどのように見えるかが判っていたのではないか?

偏見だとお叱りを受けるかも知れないが、個人の感想です!でそんな風に見えた。

「様々なメディア媒体で、一般人であるお相手、そのご親族や関係者の方々」や「私の親族、関係者に対しても、誹謗中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています」「お相手と私自身を守り続けることはきわめて難しく、耐えがたい」「これからの未来を考えたとき、お相手に制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました」
時は流れ、頭に包帯を巻いてこけていた某スケーターがこの8月に結婚するも、年も越さない11月に電撃離婚。

原因は自分達にあるのではなく、メディアの取材や、心無い人達の誹謗中傷、ストーカー行為にあると云うのだ。
だが、ちょっと待ったねるとん紅鯨団。
ストーカーや誹謗中傷には、被害を警察に届ければ御用!御用で取り締まる法律がある。
メディアが煩ければ、年間10億は楽勝で稼いでいるのだから、海外に拠点を移す事も難しくない。

ニホリカ中から非難を受けて、メディアから追っかけ回された某元皇族などはNYで伸び伸びと暮らしている。
また、このスケーターの何倍もメジャーなニホリカの野球選手は、今年ニホリカで行われたWBCで、「両親や家族への取材はNGです。その点はかなり厳しく周知されています。実際は、家族も東京ドームに足を運んで観戦していますが、間違っても映り込んだりすることがないようお達しが出ています。万一、家族に接触したことがわかったら、そのメディアは本人への取材機会を失ってしまうと思います」と、メディア関係者がハッキリと明言している。
有名税だから諦めなさいと云う気はない。
対処する方法はあったはずだ。

自分が周りからどのように見られるかに拘り過ぎているように見える某スケーター。
人はパーフェクトである訳がないし、生きていれば思わぬ逆風に遭う事もあり、それを乗り越える事は胸を張れると考えられないのではないか。
そんな風に推察すると、離婚の責任は自分達には一切なく、全て周りにあるとのコメントは、ストンと腹の中に収まる。
スケートは上手くても人間としては、これから修行を積まないと、いずれ周りからソッポを向かれる羽目になる。
精進してくれたまえだ!

「割って来れるのか!?」と北新地の盆暗が、京都競馬場の馬主席で悲鳴を上げかけたが、モレイラJのムチに応えて、鼻唄まじりで府中の直線を突き抜けたのが、東京最終レースのジェイパームス。
しかも11.9ー11.3ー11.2の加速ラップ。
時計は大した事はないが、骨っぽいメンバーを子供扱いしたのだからテンションはMAXだ。
『エリザベス女王杯』で川田Jを背にするも3着に敗れてシオシオのパーのオーナーを横目に、「勝った!勝った」と大はしゃぎ。
馬券は点数を多く買いすぎて行って来いとなったものの、そんな事はケンチャナヨ。
「あ〜あ。今年前半まともに乗ってたら『菊花賞』でもいいとこあったんじゃねえの。ね〜オーナー」なんて大モノを垂る午後4時過ぎ。
それが先週の日曜日の話しである。

「マスターさん、おはようございます。『エリザベス女王杯』はどうでした?」は、熊本天草出身○原さん。
「あ〜『秋華賞』の時より興奮したぜ。何せ古馬との初対戦だろ。しかも一瞬勝てる!と思ったレースだったしな。しかし小憎らしいのはルメールの野郎よ。『秋華賞』の共同記者会見では、鼻を木で括ったような受け答えで、ハーパーの事をちいとも褒めなかった。思わず嫌なら乗るな!とテレビに向かってクンロク入れたっちゅ〜の。それがどうだ『エリザベス女王杯』では、『ブレイディーヴェーグが勝ちます。自信があります』だもんな。依怙贔屓するじゃね〜ってぇの。頭に来るがルメールのコメントは、それだけ信用出来るって事は間違いねえ」

「と云う事は『マイルCS』はシュネルマイスターですね?」
「そうよ。『今週もチャンスがあると思う』ときっぱり。『いつまでG1を勝ち続けたい?』と聞かれて『有馬記念まで』と与太まで飛ばしているんだから自信あんだろう。こりゃ〜G14連勝が濃厚じゃねえの。発表!枠連シュネルマイスターの5枠から将雅のセリフォスと和のレッドモンレーヴの同居した5ー6が本線で3万。ソウルラッシュとの1ー5、エルトンバローズとの4ー5を平に1万。押さえでナミュールとの5ー8を5千。ちょいとばかし出っぱるがまあいいだろう」と結論付けた。

某スケーターのコメントとは違う意味で、ルメールJのコメントがストンと腹に収まった北新地の盆暗だが………..さて。