北新地競馬交友録

疾風迅雷

今月の9日、我らが安倍ちゃんの招きに応じて、Chinaの李克強首相、Koreaの文在寅大統領、3カ国首脳が東京に集結する。

「若有二疾風迅雷甚雨一、則必変、雖レ夜必興、衣レ服冠而坐」
Chinaの礼記が出典だが、すさまじく速い風と激しい雷という意味から、転じて、事態が急変したり、行動が敏速である様を云う。
まさに『疾風迅雷』の半島情勢に対応するために東京だよ!全員集合!ババンババンバンバンでも、肝心要のUSAトランプおじさんはいない。
今後の展開はUSA次第。
ChinaやKoreaと相談しても……元々JAPANの事なんぞは、鼻も引っ掛けてないどころか、隙あらばと狙っている両国。そんな暇があるならトランプおじさんの肩でも揉む方がナンボかマシなのだがd( ̄  ̄)

「今年の春の『天皇賞』キタサンブラックがいねえだけで、こんだけ小粒になっちまうんだな。何とかしてくれそうなのは6枠の2頭だろう。前走はボロ負けでもこの距離ならボウマンのシュバルグラン、一発屋康成のレインボーライン。相手は3枠喜んで!祐介のガンコが本線で3万、将雅のサトノクロニクルと、プリンスのソールインパクトの5枠に2万。常に怖いルメ公のアルバートの7枠に2万。ゾロ目大好き6ー6に2万。してから万が一の押さえで正義のチェスナットコートとの1ー6に1万の元返しでいてこます」と結論付けたマスター。

「第4コーナーから直線!先頭はシュバルグラン!内にはガンコ!2頭の追い比べ!外からクリンチャー!内からミッキーロケット!更にチェスナットコート!アルバートも突っ込んで来る!先頭はシュバルグラン!シュバルグラン!内からレインボーラインだ!レインボーライン抜けた!レインボーライン先頭でゴールイン!レインボーラインです」
1着 レインボーライン 岩田J
2着 シュバルグラン ボウマンJ
3着 クリンチャー 三浦J
枠連6ー6が1020円付いた。

「マスターさん、おめでとうございます」と熊本天草出身○原さん。
「うむ、これが競馬だぜ!2万しか持ってねえけどョ。死力を尽くした康成とボウマンにアッパレをやろうじゃねえか。え!出てたのか?なんて馬が万度馬券になるようじゃ〜、幼気な馬券愛好家は全員退場するしかあんめえが。しかし、康成の野郎気張りやがったな〜」
「あ!岩田Jが下馬してますよ」と競馬友達のK君。
「故障か?大した事がなけりゃ〜いいんだが」
馬券がハズレた時は、ボロカスにこき下ろす癖に、儲けさせて貰ったら、マジカル心配しているんだから、恥を知らない人間は強い。

「マスター!パトロールビデオがアップされましたが、岩田J凄いですね。横っ飛びを2回かましてます」
「どらどら、お〜!なんじゃこりゃ!エゲツない乗り方すんな。イン突き名人康成復活ってところか。バット!あの乗り方じゃ〜馬にも負担がかかっただろう。えれぇ馬だぜレインボーラインはョ。でオメー達当然俺の6枠鉄板説に乗って馬券は当たったんだろうな?」
「テヘペロ」
「○原さんよ〜、そんな言葉はJ Kが使うから可愛いんだ。70過ぎた爺さんが使うんじゃねえョ」

「すいません。今日は勝ち祝いですね」
「悪ぃ〜6時から新地の食事会にうさぎ達共々お呼ばれしてんだ。予約が取れない店『石鍋○』を休みの日曜日に無理やり開けさせるんだってョ。世の中にゃ〜お大尽がいてるって事さぁ〜ね。まあ、縁起もんだ諭吉を一枚カンパすっから、2人で鳥貴にでも行きゃ〜いいじゃん」とマスター。
「来週はマスターさん沖縄でしょ。つまんないです」
「まあ、まあ、オメー達とは100回以上シーメ食ってんだからたまにはよかんべ」
「……………..」

その頃、淀競馬場では3連単の万馬券をウン万円いわしたお大尽のポン友が……。
チップがバンバン飛び交った二次会、それはまた別の話である。
それにしても、『疾風迅雷』を地で行くレースをしたレインボーラインと岩田J!お疲れ様!(╹◡╹)