北新地競馬交友録

そりゃ〜ないだろ

経営破綻した女性専用シェアハウス『かぼちゃの馬車』の運営会社スマートデイズが18日、民事再生法の適用申請が東京地裁に棄却され、今後は破産手続きに入ると発表。
いよいよ松本伊代でバンザイする事態が発生だ。
やれ一億だ二億だ!多額のお金を借りて『かぼちゃの馬車』を建てた投資家は万事休すで、親親戚から借りまくれる人は別として、自己破産しか道がなくなった。

そもそも、ごく普通の勤め人が、どうして一億以上ものお金が借りれたのか?
そこにS銀行の荒技があったのは、今では多くの人が知るところ。
融資の可否を審査するための書類は貯蓄や所得が水増しされ、融資条件に合うように見せかける改ざんが繰り返されていた。
通帳のコピーがネットで開示されているが、これは流石にやり過ぎであろう。

金融庁は銀行法に基づく報告徴求命令を出して詳しい説明を求めてきたが、誰が改ざんを主導したかは不明のまま。
立ち入り検査で、不正を見抜けなかったガバナンスの甘さや幹部を含む組織的関与が明らかになれば、業務改善命令や業務停止命令などの厳しい行政処分を検討するらしい。
銀行が悪い事をしたから、借りたお金は返さなくていいのなら、助かるのだが……騙された!と悔んでも後の祭りなのである。

4月14日、土曜日、05.45分、ネットにDスポーツの記事がアップされた。
『ハナは譲らない!』
天候や枠の並びから判断したのだろう。「強引にでも行きたいと思っている」。
エポカドーロを管理する藤原英師が口にしたのは逃げの策だ。
12日の枠順発表で引き当てたのは4枠7番。
早くから逃げ宣言をするアイトーンが内の3枠6番だが、それもお構いなし。
枠を確認しながら「いいんじゃないかな。ハナを切りたい。馬場も悪いし、しまいの脚では届かない」とうなずいた。

これを読んだマスター。
「ま!マジカル?純粋なテンのスピードならジェネラーレウーノ、アイトーン、ケイティクレバー、サンリヴァルの方が上。ハナなんて切ったら最後はひとたまりもねえ。歩く羽目になるのは火を見るより明らかだぜ。勿論先行でも、行かせての前々ならチャンス有りとみて、わざわざ4月13日の『京都馬主協会』のブログでもラストの一行で気のあるような事を書いて貰ったのに、これでは買えないと、一気にテンションがだだ下がりで、紐に回したのだが……..。

「第4コーナーから直線!逃げる!逃げるアイトーン!追って捉えるジェネラーレウーノ!残り200!後続殺到!エポカドーロ!サンリヴァルも突っ込んで来る!外からキタノコモンドール!ステルヴィオはまだ4番手!5番手!先頭抜けた!エポカドーロ!エポカドーロ!ゴールイン!2着サンリヴァル!3番手はジェネラーレウーノとステルヴィオの争いだ!」
1着 エポカドーロ 戸崎J
2着 サンリヴァル 藤岡祐J
3着 ジェネラーレウーノ 田辺J
単勝 1450円、複勝430円

神戸元町WINSで、呆然とモニターを見るマスターだったが、反省会の居酒屋でJRAのサイトで勝利した戸崎Jインタビューを見て、怒髪天を突く勢いでオコ。
「…….充分に手応えがありましたし、先生との作戦通りと云うか、前を見ながらレースを運べばいいだろうと……..」
「おい!こったら事が許されていいのか!ハナ切るんじゃねえのか!○原さん!Dスポーツのボンクラ記者の首に縄を付けて、今すぐここに連れて来い。へんた情報書きやがってョ!俺ぁ絶対勘弁しねえぞ。大体あの調教師はなんだ!人相が悪ぃから信用はしてなかったが………」

「マスター、勝負事ですから。エポカドーロ陣営に罪はありません」と競馬友達のK君。
「だってョ〜!普通に考えりゃ〜アイトーンの方が内だし、テンのスピードでも一枚上だから、レース前のインタビューでは調教師も、『前々に付けて直線抜け出す競馬で。最後の脚もしっかりしてますからね』って云うんじゃねえの。圭太も圭太だ!云うに事かいて先生との作戦通りとはなんだ!作戦通りとは」
そりゃ〜ないだろ!と周りが引くほどこき下ろしても、外れ馬券を引き取ってくれる訳もなく………….。

何とかの馬車とS銀行にはめられた投資家には、ほんの少しだが同情の余地はあっても…….マスター!勝負事は騙し合い。
儲けは少なくても、『大阪杯』『桜花賞』と続いた連勝がストップ。
何十年競馬やってるの?しっかりせい!

皆さま、お付き合い有難うございました。
明日も続きます。