北新地競馬交友録

ちょい買い

牛丼店・コンビニ・ファミレスなどの『ちょい飲み』が絶好調だそうな。
あの吉野家は、ちょい飲みができる『吉呑み』の営業店舗を昨年5月に大幅に拡大し、そのことが業績に貢献していると云うのだ。
その『吉呑み』全国500店舗以上で展開していて、オリジナルのメニューが人気。
税込み100~350円を中心とした価格帯で、「牛煮込み」や「牛すい」、「子盛りサイズの牛丼」といったお酒に合うメニューを豊富に取り揃えているんだとか。
あの煌々とした照明の下で、酒を飲むなんて冗談としか思えないが、それだけの店舗で実際に展開されているのだから、時代の趨勢なのかも知れない。
「美味しい酒を飲むために頑張るべ〜」ではなく、「とにかく気軽で安いが一番」なのであろう。
ニャンともボンビー臭い話しである。

セメント屋の大将がニューヨークで、2019年10月に予定される消費税率の10%への引き上げについて、「上げやすい景気状況になりつつあることは確かだ」
「今までとは状況が全然違う。少しずつ消費が伸びており、今年の後半には、そうした姿が出てくると思う」と会見で述べたが…………自分がお大尽なのと財務官僚に洗脳されている以外の何物でもない。
先日、「脱デフレは大いなるイリュージョンだった」と云ったのは民進党フランケンのお兄さんでイオンのトップ岡田元也さん。
『ちょい飲み』が幅を利かす世の中がロクなもんじゃないのは間違いないと思うのだが。

「マスターさん、今週はG1の間です」と熊本天草出身◯原さん。
「そんな事ぁ〜お宅に云われなくても判ってるよ。再来週行われる史上空前に堅い『天皇賞』をいわす為にも、資金を増やさなきゃならねえが、ここんとこズッとヤラレこれ。薄ダネで身動きが取れねえ。ひょっとして俺ぁ〜馬券が下手なんじゃねえかと最近思ってるところだ」とマスター。
(今更、それ云うか〜 笑)
「読みも悪くないですし、買い方も随分工夫なさってるんですけどね〜」と競馬友達のK君。
「そうよ!先週の『皐月賞』だって、4枠のファンディーナかペルシアンナイトどちらかが連に絡むと見ての枠買い。バット弘平の野郎が余計な事しやがるから、トドメはダンビュライトの豊よ〜。レース前は本人がブログで、下が悪くなったら楽しみですだぜ。今週のブログ読んだら3着に来て豊本人が驚いてんだから世話〜ねえや。俺が当たる訳なかんべ」
愚痴を零させたら北新地イチのマスターだが、そんな事は何の自慢にもならない(≧∇≦)

「まあ〜、嘆いていても諭吉ドンが増える訳じゃねえ。運試しに軽く買ってみっか。発表!京都6Rサプライズ康太のクリノライメイだ。前走はスタートで安目を売って位置取りが後ろ過ぎた。道中もちいとばかし康太とやりやう場面もあって、最後は伸びたが残念無念の4着よ。まともならアタマは微妙でも2か3はあったと思う。強敵はダートでセンス開花マッスル恭介のマイネルブロッケンだがホビット系だから、ぶつけられたら怯む危険がある。人気はよついのマジカルスペルか?馬の気性はいいが屋根の気性がよ〜。力が抜けてる訳じゃねえからおっかなビックリだが、3.4番人気なら面白えクリノライメイの複勝に2万でご機嫌伺いと行くか」と結論付けた。
「マスター、よついじゃなくてしいジョッキーです。叱られますよ」
「あ、そう!君が謝ってといてくれ。ここんとこオツムに靄がかかって、漢字がまともに読めねえんだから仕方ないじゃん」
「…………….」

吉野家を初めとする『ちょい飲み』ならぬ『ちょい買い』のマスター。
ボンビー丸出しだが、無い袖は振れぬと云う事で、藤岡康太Jよろしく哀愁だ!