北新地競馬交友録

托鉢

1週間に一度のお楽しみはNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』。
主人公の幼少時代おとわを演ずる新井美羽ちゃんの、めんこいのめんこくないのって、大河ドラマファンのハートを鷲掴みである(^O^)/
今週は第4回で、今川家からおとわちゃんが出家するのを条件に本領安堵をされた井伊家。
だだをこねるおとわちゃんが、いやいや園ながらも龍潭寺に預けられる事になる。
当然小坊主の修行は厳しい。
あまりの粗末な食事に根をあげて、一晩で城に逃げ帰るも、マミー役の財前直見さんに叱られて龍潭寺に戻る始末だ。

耐え難いひもじさに膝っこぞうを抱えて泣いていると、南渓和尚を演ずる小林薫さんから、「そんなに腹が空いているのなら、托鉢に行けばいいではないか」とのありがたいお言葉。
バット!托鉢の作法も何も教えて貰ってないもんだから、案の定、「何かくれ」を連発するだけ。
誰からも相手にされず、畑のカブを盗んで食べるしかないと云うのだから、見ているこちらが切なくなるなりだ。
そもそもがお姫様に托鉢をしろと云うのが、全く持って無理な話しであろう。
おとわちゃん!ミーのところに来い!何でも食べさせてあげるから(^ー^)ノ

「マスターさん、明日は神戸元町ウインズに来られますか?」と競馬友達のK君。
「何でそんな事わざわざ聞くんだよ〜。あ、くぬ野郎!馬券が当たらねえから、俺が根を上げてると思ってやがんな。モチのロンで行くよ。なんせ来週の連休はまたまた沖縄詣でだからよ。おめーさんみてえに、会社とウインズと家の往復しかしてねえ人間とは違うんだよ〜。とは云うものの手元不如意で、このまんまじゃ〜沖縄でワカメ拾って飢えを凌ぐしかねえ。何が何でも当てなきゃいけま〜が」
「……………..」
本音は「気楽に旅行なんてしてる場合じゃない!」らしいが、とっくの父さんで航空券は買ってしまっているんだから、仕方がないと云ったところであろう(≧∇≦)

「しかし根性なしばっかだな」
「え?お金はありませんが根性はありますよ」と熊本天草出身◯原さん。
「誰がテメーの事を云ってんだよ( ̄^ ̄)ゞ『きさらぎ賞』の事だ。いくらサトノアーサーが強いからって敵前逃亡が続出。僅か8頭立てだってんだから、たまに店に顔を出してくれるJRA職員の◯◯さんも、売り上げが期待出来ねえと泣いてたぜ。買うなら2頭でも頭数の多い『東京新聞杯』だろう」
「ご贔屓武豊Jのエアスピネルですよね」
「◯原さん甘い!これからが旬のイチゴ、『博多あまおう』並に甘い!」

「マスター!無理に捻ったら火傷しますよ」
「あ〜やだね〜ど素人は。前売りのオッズ見ろよ。単勝が2.1、複勝が1.1ー1.1だぜ。まあ、複勝はいいとしても2.1とは過剰人気だっちゅ〜の。確かに前走『京都金杯』を8分の仕上げで勝ちきったのはお見事だが、道中の折り合いに不安を残した。距離短縮でパーペキに折り合えるはずが…….。天を向いていななかれ、折り合いが付くまで豊もおっかなびっくりで腰が引けてたぜ。それに比べてブラックスピネルは1.5の貰いがあったとは云え、あそこまでエアスピネルを追い詰めたんだからて〜したもんよ。しかも安全運転のプリンスから、大きい賞金のレースになると、矢鱈滅多ら気合を入れるデムーロに乗り替わりなら逆転まであんじゃねえか。東京コースがちぃとばかし不安だが単勝に1万、複勝に3万でいてこます!」と結論付けた。

デムーロJ!出遅れだけは勘弁(~_~;)
NHK大河ドラマのおとわちゃんみたいに、マスターがレース後、神戸元町ウインズの外で茶碗を持って立つ事になる。
人に頭下げた事のないマスターに托鉢は無理だ〜^_^;