北新地競馬交友録

泣くな

ドキュメントタリーと云えばNHKの独断場。
なにせ民放と比べたら、比較にならないぐらい制作費があるのだからこりは強い。
バット!そんな民放の中にあって気を吐いている数すくない番組が、MBSテレビのドキュメンタリーシリーズ「映像’16」
27日に放送されたのは、「なぜ私は変わったのか~元総理・小泉純一郎と3・11」
こりは非常に見応えがあった。
小泉元総理が各地で訴える『原発ゼロ』の講演に密着、06年首相退任後初の単独インタビューにも成功した。

その日に経済産業省から、東京電力福島第1原発事故の賠償や廃炉などにかかる費用が総額20兆円超に上り、従来の政府想定のほぼ2倍に膨らむと云う驚愕の発表がなされた。
我がJAPANの年間の税収が40兆円で、国家予算が年間100兆円。
こりを勘案すればいかに原発が割りの合わないものであるのかがハッキリする。
しかもデンジャラスだから、どんな理由があれ『原発ゼロ』に向かうべきなのは、小泉元総理に云われなくても、そこいらのキッズで判る話しである。

番組の中では、東日本大震災の「トモダチ作戦」で、福島第一原発沖で被曝。
東京電力を相手取り集団訴訟を起こしている米海軍の元兵士ら10人と面会後の、小泉元総理の記者会見のシーンが映し出された。
「救援活動に全力を尽くしてくれた米国の兵士たちが重い病に苦しんでいる。日本に何かしてほしいことはあるかと聞いても言いませんね…」目から溢れ落ちる大粒の涙には、鬼の目から涙じゃないが、心を打つものがあった。

親父がUSAで泣いたなら、我がJAPANで泣いたのが倅の小泉進次郎農林部会長だ。
JA全農の改革断行を図るも、既得権益を得ている全農は元より自民党の農林族によって阻止される事態が発生。
結局、薬局、郵便局で「1年以内」とされていた改革の期限は設けないで、全農の自主改革に任すと云う事で決着だ。
『昔、代官、今、全農』何とも酷い話しである。
記者に囲まれた小泉進次郎農林部会長が、真っ赤な顔をしながら発した言葉が「負けて勝つかな」
ニャンとも!政治と云うのは一筋縄で行かないと痛感したシーンである。

日曜日の午後、神戸元町ウインズ近くの何時ものサテンで、「マスターさん、『オータムリーフS』なんですがどう思います?」と聞いたのは、熊本天草出身◯原さん。
「そうさな〜、エイシンバッケンが頭一つ抜けて、内から差し脚確実ナガラオリオン、ダートに矛先を向けたアクティブミノル、実力NO1ゴーイングパワー、先行力のカジキまでだろう。バット馬場が田んぼだからよ〜力通りにゃ〜決まらねえかも。◯原さん買うのか?やめとけ!やめとけ」と止めたのだが…….。

「4コーナーを回った!先頭はサトノプリンシバル!シゲルガガ!外からアクティブミノル!その内ゴーイングパワー!4頭並んだ!並んだ!」
「差せ!差せ!差せ!」◯原さんが蚊の鳴くような声で声援を送る。
「エイシンバッケンが外目から追い込んで来る!お〜外!お〜外ナガラオリオン!200を切った!前はゴーイングパワー!外エイシンバッケン!ナガラオリオンも突っ込んで来る!エイシンバッケン!ナガラオリオン!エイシンバッケン!ゴールイン」

1着 エイシンバッケン 岩田J
2着 ナガラオリオン 四位J
3着 ビリオネア 北村友J
「おめでとうさん!ナガラオリオンは人気がねえから付くんじゃないの?よついじゃなくて雄太なら差し切ってたかもな。おたっしゃ倶楽部だけどいい仕事するぜ」
「……………..」
「なんだよ?取ったんだろ?」
「三連複に…………..」
「バッキャロー!何やってんだよ。こったら馬場、力通りに収まらねぇって云ったじゃねえか」
マスター両手を広げてWHYのポーズ(≧∇≦)

馬連が1540円。
エイシンバッケンからなら4点で的中しているし、ボックスにしたとしても10点で大当たり!はい!おめでとうさんになるのに……。
小泉進次郎君じゃないけど、まだまだ修行が足りないな〜◯原さん。
バット泣くな!
泣いてマネーが戻るなら、山のカラスはお大尽!カアーカアー。
競馬力は少しづつだが確実にアップしてるからさ(^O^)/

皆様、お付き合いありがとうございました。
日曜日は尾張名古屋の大決戦。
予想にも一段と力が入りますね!