北新地競馬交友録

自信

「TPPは米製造業の致命傷になる危険な通商協定だ。修正する術はない」
第45代USA大統領に決まった『暴言王』は、一環してTPP脱退を主張してきた。
さらに、上院下院共に、共和党が多数を占めたのだから、TPPが批准され発効される可能性は全くもってなくなり、民主党のヒラリーおばさんならひょっとしてとの、一縷の望みも絶たれたのである。
バット!バット!我がJAPANの国会は相変わらず、TPP批准にシャカリキになっているんだからどうしようもない。
和歌山の暴れん坊の発言が笑わせてくれる。
「再交渉には応じない」
応じるも応じないも、はなからお呼びでないんだから漫画みたいな話しだ。

この件に関して蓮舫ちゃんは、「衆院本会議でTPP承認案、関連法案が強行的に採決された。非常に憤りを覚えている。昨日のトランプ新大統領選出の結果を受けて誰もが思うことは、TPP自体は米国が批准しなければ発効しない仕組みになっている。なぜわが国だけがこの批准を急ぐのか。それに対する明快な説明がないまま、行き急いでいる姿勢は、なかなか理解ができない。国会は税金で運営されている。税金で運営されているのであれば、国益にかなう、国民が求める、最優先事項を審議すべきだ。それは今、TPPではなく、長時間労働の是正ではないかと思っている」

何となくまともな話しに聞こえるが、民主主義のJAPANで、強行採決などと云う馬鹿げたワードはいただけない。
多数決の原理を否定するなら、一歩も前に進まないのは、そこいらの幼稚園児でも知っているし、今、1番問題にすべきは長時間労働の是正ではないだろう
TPPがオシャカになったのだから、こうする!そのビジョンや代替案の発信を何故しないのか。
あくまで自由貿易を望むなら、『アジア太平洋自由貿易圏』(FTAAP)に注力するでもいいし、USAの保護貿易主義のショックを和らげるために、内需を拡大さす具体的施策でもいい。
肝心要、経済の問題を打っちゃっておいて、国民受けするような長時間労働の問題を持ち出すなんて、「蓮舫ちゃんシッカリしてくれ!」だ。
今回の流れを見ていると、与野党共に、国際情勢の変化に対応する事が出来ない上に、自らの政策を声高らかに訴える自信もないのが、図らずも露呈してしまったのではないだろうか。

「マスターさん、今週はG1の『エリザベス女王杯』がありますが、その前に土曜日の『武蔵野S』『デイリー杯2歳S』も楽しみですね」と熊本天草出身◯原さん。
「ヘイ!ユー楽しみは結構だけどよ〜、『武蔵野S』はダート1600なら大威張り、1週前の坂路でも動いたモーニンだが59キロ、伸び盛りキングズガードが祐介の戦線離脱であの横典、狙っていたカフジテイクはまさかの2枠3番。ダートいまいちルメールからムーアに乗り替わりのノボバカラは気になるが、大井『東京杯』で負けすぎ。ゴールドドリームはちいとは強そうでも、たまに仰け反るぐれえ出遅れをかますデムーロだしよ。馬柱を見ていたらオツムが痛くなって来たぜ」といい泣きが入っている。

「だったら『デイリー杯2歳S』でいいんじゃ?」
「愚か者!マッチ近藤の愚か者よ!ルメールのデーパワンサはいいとしても相手が……..人気でも一回しか走った事のないリナーテやタイセイスターリーを自信も持って買えるか?オイチニ!オイチニ!幼稚園児の運動会で、何が来るかなんて予想不可能だっちゅ〜の」
「マスター、文句ばっかりですね。じゃ〜土曜日は馬券買わないんですね。お疲れ様でした」と競馬友達のK君。
「待て、待て。勝手に退場させんじゃねえ。ユダヤのダイヤ職人が仰け反るぐれえの堅いお馬さんがいんだよ。クラブで、俺のダチのタバート君が結構口数を持ってるんだ。K君なんない?云うてみんかい」

「東京7R1000万下のハナズレジェンドですよね」
「ピン!ピン!ピンポンパン体操。前走札幌1000万下『日高特別』。謙一が信じられねえぐれえ大外を回しての2着。勝ち馬がラヴィエベールで、最内の経済コースを全くロスなくルメールが回っての1着。大外を回したハナズレジェンドとは走った距離で天と地、月とスッポン、グシラとメダカ、釣鐘と提灯ぐれえの差があった。でそのラヴィエベールが、昇級初戦1600万下『ノベンバーS』で、今度は大外をぶん回してハナ差の2着。それを物差しにすりゃ〜、こったらヘッポコなメンツなら、鞍上の圭太が口笛吹きながらでもぶっちぎる!相手はムーアのアップクォーク、善臣大先生のギブアンドテイクの2頭。まあ〜ムーアと善臣大先生では3馬身のハンデがあっからアップクォークでいいだろ。ハナズレジェンドとアップクォークのワイドに20万、馬連に8万、アップクォークが出遅れた場合も想定して、ハナズレジェンドとギブアンドテイクの馬連を押さえで2万。締めて30万勝負掛けちゃる!」との宣言だ。

我がJAPANの政治家は読み間違えた上に、状況の変化にもまるで対応出来ないが、難しい重賞を回避して、堅いと思うレースに矛先を向けたマスター。
「競馬を楽しむなんて云うのは懐に余裕がある人間がすりゃ〜いいのよ。俺達ボンビーにはそんな余裕はねえ。これだ!確信が持てるレースを選択して渾身の勝負をしなきゃダチカンゾ!」
先週の『みやこS』で大儲けしたのが背中を押したのか、◯原さん、K君に説教まで垂れたと云うのだから、恐ろしまでの自信があるようで………。

戸崎J!ムーアJ何卒宜しくお願い致しまス。