北新地競馬交友録

美魔女はご遠慮を

ここ数年持て囃されているのが美魔女。
先日2016年『第7回 国民的美魔女コンテスト』の最終選考会が行われた。
「え!あれで42かよ。完全に詐欺じゃねえか。付き合ってくれねえかな〜」とマスター。
赤貧洗うが如し生活で、馬券が外れ続ければ立ち行かなくなるが、唯一癒しは日々店で若い女の子に囲まれて、嫌々ながらでも相手をして貰っている事(笑)
更に、北新地と云う場所柄、やれ日給4万円だ!5万円だ!なんてホステスさん達を、これでもかこれでもかと見ていて、こと女性の容姿に関してはかなりうるさい。
そのマスターが目を奪われるぐらい、コンテストの参加者が美しいのは間違いない。

バット!あのコンテストにまとわりつく違和感は何だろうかと、緩い頭を必死で捻って考えてみる。
結論から云うと、参加者が「若さ至上主義」にひれ伏しているところに、違和感や嫌悪感を感じるのではないかと、ハタ!と思い当たる。
「若くてきれいじゃない女はダメ」と、あるがままの自分の年齢や、年齢と共に変化する容貌を否定してるところが、どうにも痛々しいのである。
参加者の意識の中での比較対象が、同年代の女性ではなく、20代やうっかりすると10代であろうところが、これまた気持ちが悪い。
「若い子に負けてられないわ!」てなところであろう。

とは云うものの、関西の評判を強烈に落としめているにも関わらず、地元大阪では圧倒的支持を受ける上沼恵美子さんのようなオバさんには…….さすがにお近づきになりたくはないのも事実。
『エステ』『ヨガ』『整形』『ダイエット』と美を追求する美魔女達。
時間とお金が余りに余っている、云わゆるセレブな方なら、何となく理解も出来るが、「子育てに必死です」「ごく普通の主婦です」……嘘も休み休みついてくれと云いたくなる。
もっとも、1番罪作りなのは、ちょいときれいだと、おばさんでもチヤホヤする男性に原因があるのも間違いないのではあるが(≧∇≦)

「マスターさん、今週は牝馬のG2とG1ですね。先週の勢いで儲けましょう」と熊本天草出身◯原さん。
「多分、当たらねえよ。人間もお馬さんも女は厄だ。この世の中に女がいなけりゃどんだけ平和な事か。あったらもんがいるから争いが絶えねえんだ。それはギリシャ神話の時代から変わらねえ。◯原さん、世の中に嘘つきは星の数ほどいるが、男と女どっちが嘘つきだと思う?」
「さあ〜?」
「恐らく数は同じよ〜。しかし男の嘘はすぐバレるが、女の嘘はバレねえ。ずる賢いのよ。もっともどっかの国の防衛大臣みてえに、バレバレの嘘をついて裁判で負けるような愚か者もいるがな」と脱線ゲームのマスターだ。

「はい、はい。ご高説伺いました。それは置いといてまずは土曜日の『府中牝馬S』ですね」と競馬友達のK君。
「そうよな〜。馬券圏内は内からマイルがベストだが力はあるルメールのマジックタイム、去年のこのレース3着プリンスのカフェブリリアント、東京大好き脚質転換で安定して成績が上がっている豊大明神のスマートレイヤー、豊は豊でも吉田豊のシュンドルボン、決め打ちの名人横典のシャルール、展開が嵌った時のデムーロのクインズリングまでだろう。4歳がシャルールとクインズリング、5歳がマジックタイムとシュンドルボン、6歳がカフェブリリアントとスマートレイヤーだ。過去のレースから6歳はちいとばかし分が悪いが、絞るなら、内が有利な府中の1800ルメールが上手く捌ければマジックタイム、展開有利な豊大明神スマートレイヤー、1800ならドンと来いシュンドルボンかな」

「横山Jのシャルールが力を付けてるんじゃ?」
「確かに強くなったが8枠なのがどうかな〜?『クィーンS』みてにいい位置をさっと取れる保証はねえよ。しかもあの横典だろ……..怖くてとてもじゃねえが軸には出来ねえよ。結論!軸はマジックタイム。芝の中距離ならルメールは信頼出来る。ヨーロッパの密集したレースで鍛え上げた腕は、インに閉じ込められてもビックリもシャックリもしねえだろ。マジックタイムから馬連で平に他の5頭に5千。マジックタイム一頭軸3連複相手同じく5頭10点に各2千5百。併せて5万でご機嫌伺いと行くか」と結論付けた。

マスター曰く、人間で云うなら4歳は女子大生、5歳はOL、6歳は美魔女。
大好きな武豊Jとスマートレイヤーだが、美魔女はお呼びでないと一枚落とすんだとか。
「え!あれで6歳か?無茶苦茶強えじゃねか(~_~;)」なんて事態にならない事を祈る。
ルメールJ!何卒宜しくお願い申し上げまス。