北新地競馬交友録

人気はないけれど

いよいよ松本伊代で参議院選挙の投票日がやって来る。
9党党首の18日間の遊説での移動距離を合わせると、ニャンと!10万キロを超えた。
これは地球2周半に相当するのだ。
中でも最長は1万7700キロを記録した民進党の岡田克也代表。
2位は公明党の山口那津男代表で1万6600キロ。
2014年の衆院選と13年の参院選ではトップだった安倍ちゃんは1万6100キロで3位。
今回は余裕のよっちゃん、いや余裕の安倍ちゃんと云ったところであろうか。

その最長不倒距離をマークした岡田克也代表だが三重県四日市市出身で、皆さんご存知『AEONグループ』総帥の御曹司。
大阪の池田高校から東大法学部と云うのだから、まごうかたなき秀才である。
そう聞けば、ひ弱なお坊ちゃんを連想してしまうが、これがなかなかどうしてキレたら半端なく怖い。
1993年の宮澤内閣改造内閣不信任案に賛成して、自民党を羽田派の議員達と集団離党した際には、あの暴れん坊将軍浜田幸一さんをギッチリ締めて、「岡田に暴力を振るわれた(u_u)」と云わしめたのだから大したものである。
ついたアダ名が『ロボコップ』オツムもいいが、腕力でもドンと!来いの口だ。

因みに妻の多津子さんは村上水軍の末裔で、自由民主党の村上誠一郎衆議院議員の妹である。
村上水軍と云えば、元を正せば瀬戸内海を支配した海賊。
こりゃ〜夫婦揃って気合い充分と云ったところであろう(笑)
その岡田克也代表だが、何故かイマイチ人気がない。
巷聞こえてくるのは稀代の堅物なんだとか。
業界からの政治献金だけでなく、支持者からの贈り物は一切受け取らず、直筆の礼状を添えて送り返しているらしい。
支持者から届いた伊勢エビを受け取らず腐らせてしまったり、生花の贈り物も拒否して枯らしてしまったというような話しは枚挙に暇がないそうだ。
今更人気取りで愛想を振りまく訳にもいかない岡田克也代表。
案外、いい人なのかも知れないのである。

「アタイは何でこんなに人気がないの?失礼しちゃうわ!」オネエ言葉でボヤいているのが、『プロキオンS』に出走する6歳のせん馬ダガノトネール号。
京都馬主協会の重鎮、八木良司さんの愛馬である。
『武蔵野S』2着、『根岸S』4着、『フェブラリーS』6着、『かきつばた記念』4着なんだから、このメンバーに入れば大威張りのはずなのに…………。
「◯原さん、ダガノトネールのオッズはどうなってる?」
「え〜とですね、現在、単勝13.1倍、複勝が2.9ー4.9倍ですね」
「何でそんなに付くんだよ?ドン!と出てハナを取りゃ渋といぜ。枠は1つ内だが、同型のポメグラネイトは前走飛ばしすぎてとんでもねえ事になったから、無理しねえんじゃねえかな〜?」

「マスター、ここはノボバカラが断然でしょ。『かきつばた記念』でダガノトネールとの勝負付けも済んでます」
「普通ならな」
「え?どう云う意味ですか?」
「屋根が現在絶不調のデムーロだからよ〜、ダガノトネールの屋根はマルコメだろ。可愛い顔してやる時きゃやるぜ」
(松若Jがマルコメ味噌のキャラクターの小坊主に似ている事から、マスターはマルコメと呼んでいるそうです 笑)
「単勝ですか?」
「馬鹿野郎!そったら危ねえ馬券買えるか。もちのロンで複勝よ。2万も買や〜充分だろう」

民進党の岡田克也代表じゃないが、あんなに頑張っているのに、人気がないダガノトネール号。
神戸元町ウインズで「マルコメ!マルコメ!マルコメ!」マスターの声が木霊すれば、チョイとしたお小遣いになる。

松若J!頑張んなさいヨ!