北新地競馬交友録

慈しむ

東京・新宿区の不動産会社に勤務していた元従業員9人が、6月30日、会社と経営者らに対し、計約3600万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
自費でセミナーに通わされたり、社長からの暴言・暴力などがあったらしい。
営業成績が悪いと、始業前に腹筋をやれと命令され、1週間アポイントが取れなかったら毎日100回。
2週間なら200回で、中には1000回を超える社員もいて朝6時に出社。
ひたすら腹筋をさせられたと云うのにはびっくりぽん(*_*)
成績が悪いと何らかのプレッシャーを受けるのが営業職の宿命としても、こりゃ〜さすがに酷過ぎるのである。

「マスターさん、先週は馬主席できれいどころに囲まれて楽しかったようですね」
「だ〜れがじゃ〜」
(間寛平ちゃんの真似だそうです 笑)
「K君がそう云ってましたよ」
「な訳ねえだろが、馬券でヤラレて恥かいてよ〜。電車は混み混みだし、無理くりスーツ着なきゃなんねえし、いい事なんて1つもねえ。俺ぁ〜慣れ親しんだウインズで大きな顔してる方が合ってるよ。第一周り見たらよ〜、俺よりボンビーな人間なんて1人もいねえんだぞ。その点ウインズはいいや〜ね。貧しそうなのがワンサカいてんだからさ。まあ、そんなこんなでパッとしなかったが、1つだけいい事があった。豊大明神の気合いの入った騎乗を目の前で見れた事よ。キタサンブラックも偉えが、さすが世界の豊大明神だ。マジカル感動したぜ」とマスター。

「そうは云っても先週は勝ち星ゼロですよ。14鞍乗って2着が3回、3着が3回。アタマがないのは少し物足らないです」
「この野郎!俺の豊大明神にケチ付けるのか?まさか、まさかな」
「本人もブログで、夏競馬は国内に専念。勝星を積み重ねて順位を上げます、そんな内容でした」
「あれだけの実績があるのに、まあ〜謙虚なお方だぜ。ヘッポコのくせに、ちっと勝ったぐれぇでそっくり返り、負けりゃ〜馬のせいにするどっかのジョッキーとはえれぇ違いだ。K君、勝ちゃ〜いいんだろ、勝ちゃ〜よ。土曜日の中京でスタンバッてんじゃん!」

「何レースのどの馬ですか?」
「土曜日中京2Rチカリータよ。ポン!とゲートを出て、後はおいでおいでの大楽勝なのは、チョンマゲを結って、フンドシ一丁で走り回ってた頃から決まってる。相手は前走芝からダート変わりで3着に入った学のリーゼだとは思うが今ひとつ頼りない。ダートで成績の上がらない馬をぶった切って、芝からダート変わりの馬を買うのが馬券のセオリーだろう。チカリータ頭の3連単。内からルメールのミッキーチェリー、貴志のワンダースニュマン、学のリーゼ、プリンスのエレーデ、極のマールデルプラタの相手5頭20点張り一目1千円。万が一2着になった場合の保険でチカリータの4枠から3枠、5枠、6枠に3千円づつ、まさかの7枠に1千円。
締めて3万でご機嫌伺いと行くか」

「秋山Jのグラウスはどうなんですか?前々走1800ダートで2着来てますよ」
あれも怖い、これも怖いじゃ馬券になっか!と一喝するかと思いきや、「枠で1千円だけ押さえとくか」だと(~_~;)
先週の負けでマスター懐ろが薄いとの◯原さんの読みが案外当たっているのかも。
どうにも所帯染みた買い方なのである。
「もし3着になったら?武Jお仕置きですね」
「たわけ!お疲れなのよ。肩でも揉ませて貰うぜ」
どっかの不動産屋は成績が上がらないと、酷い事を社員に強要するが、どこまでも武豊Jを慈しむマスターなのである( ^ω^ )

武豊J!何卒宜しくお願い申し上げまス!