北新地競馬交友録

事情

16日の午前1時25分、熊本県熊本地方を震源とする地震があり、熊本市や菊池市などで震度6強の揺れを観測。
M6.5だった14日の地震より規模が大きく、福岡県で震度5強、愛媛県では5弱を観測するなど、九州から中・四国地方の広い範囲で強く揺れた。
何でも菅義偉官房長官の緊急記者会見によると、各地で火災が発生し、閉じ込めが53件、生き埋めも23件あるらしい。
津波警報も有明海沿岸に出されるなど大変な事態なのである( ̄(工) ̄)

「おい!◯原さんどうしてる?」
「どうしてるって?土曜日のウインズに行く時間確認で、さっき普通に連絡しましたよ」と競馬友達のK君。
「◯原さん、熊本天草出身だろ。地震で揺れたのもあるが、夜中に津波警報が出てたぜ。天草に親戚とかいるんじゃねえの?」
「そう云えばそうですね。でも全然普通だったな〜。それに◯原さん田舎の話しあまりしないんですよ。以前聞いた時は、兄弟がいてるみたいな話しでしたが口を濁してる感じで、話したくなさそうでした」
「ふ〜ん」
「聞いてみましょうか?」
「やめとけ!よく考えてみりゃ〜嫁さんに先立たれて、1人娘は関東に嫁いでんだろ。もう69だぜ、普通なら田舎に帰って余生を送らあ〜ね。帰りたくねえのか、帰れないのか、何かあんじゃねえかな」
「気になりますね」
「人それぞれ事情ってもんがあんだ。君みたいに40も過ぎて独身で、1部上場会社で結構なお給金貰って、AKBと電車追い回してる人間にゃ〜判らねえよ」
「そんなもんですかね〜。マスターにも事情があるんですか?」
「あたしまえだろ!俺なんて事情だらけよ」
「………………」
マスター、何でそこで胸を張るのかは意味ワカメだが、世の中の多くの人に事情があるのは間違いないようである。

「マスターさん!いよいよ『皐月賞』ですね。一発いいところ見せてください」
「◯原さん!ヨッシャ!ヨッシャの角栄さんよ。『産経大阪杯』『桜花賞』とえれえ目にあったが、いつまでも土ん中で居眠りしてる訳にゃ〜いかねえや。なんせ春も春、モグラも頭出してコンチワ〜てなもんよ」
「やっぱりワイドですか?」
「そうよ〜当たるまでやめねえぞ!」
「リオンディーズ、マカヒキ、サトノダイヤモンドの3強ですね」
「だな〜、『弥生賞』を見た直後は叩いて本番は良くなるリオンディーズとマカヒキにぶち込んでやろうと思ってたが、マカヒキの屋根を見て気が変わった。金子さんも圭太を何で乗せねえのかね〜。でプロフェットがあのお方でいいじゃねえか」
「プロフェットの馬主はキャロットでガリバー系列ですから、先に押さえてたか、エージェントが気を効かせたか、そんなところかも知れませんね」
「まあ〜色んな事情があんだろうけど、屋根見て俺の腹は決まった」

「なんせ雨予報だからな〜。力任せならデムーロ、ルメールとゴッ寸でもマカヒキが最後方から突っ込んで来れる保証はねえよ。あのお方の良馬場とやや重、重の成績を粒さにチェックしたが、重だと結構取りこぼしてる。ならば『桜花賞』の中途半端な騎乗を反省していであろうルメールの早め抜け出しに、デムーロが突っ込んで来るレースになる確立が高い。11ー16番のワイドに5万!フォーリナー2人に何とかして貰おうじゃねえか」
馬の力なら『弥生賞』組が一枚上との評価も、天気と屋根で一捻りしたマスター。
そろそろマジカル当たりが欲しい!

ルメールJ、デムーロJ宜しくお願い致しまス!