北新地競馬交友録

一気に吹き飛ばす

申年は荒れると云われている。
1980年初めての衆参ダブル選挙中に大平首相が過労死。
1932年『5・15事件』で犬養首相が暗殺。
1944年東條英機内閣が戦局の悪化で退陣。
1860年井伊大老が『桜田門外の変』で憤死。
2016年も年明けから、政界、芸能界、スポーツ界が大荒れである。
SMAP解散騒動
ベッキーの不適切なお付き合い
甘利明元大臣の辞任
遠藤五輪担当相の口利き疑惑
元プロ野球選手清原の薬物汚染

その清原の話しにいい加減ウンザリしていたところに降って湧いたのが、女性タレントとの不倫が取り沙汰された宮崎議員騒動。
永田町で知らない人はいないチャラ男。
自民党本部の受け付け嬢にまで、ひつこく合コンの誘いをしていたのは有名な話しだそうな。
昔はモテたいから、サーファーになる!なんて輩がウヨウヨしていたが、差し詰めモテたいから議員になったと云ったところであろう。
嫁の議員が同情されているが、ちゃんちゃらおかしいのである。
曰く付きのくだらん男を選んだのは自分に他ならない。
どちらにしても、年明けからのスキャンダルを全て一気に吹き飛ばして、ホッと胸を撫で下ろしている輩もいるはずだ。

「マスターさん、日曜日のメイン『京都記念』は固いですか?」
「おう!固いの固くないのって、ダイヤモンドの研磨職人が仰け反るぐれえ固え〜。レーヴミストラルの将雅が鼻歌歌いながらでも勝つよ。良馬場なら更に固くて、NASAが開発したウルトラ合金クラスだが、雨でも問題ねえだろう」
「馬券の方は?どうします」と競馬友達のK君。
「そうさな〜、こったらレース、落ちてるマニーを熊手でかき集めるようなもんだが……..。単勝は激安だろ。かと云って相手が難しい。同じ差しならフォーリーのトーセンレーヴ、復帰した祐一のタッチングスピーチ、前残りならこれまた復帰した祐介のスズカデヴィアス辺りか。相手は何が来るのかよく判らねえからな〜。単勝1万でご機嫌伺いでもすりゃいいんじゃねえの。オリンピックの参加精神てなもんよ」といたって淡白な発言。

どっかの色ボケ議員のスキャンダルじゃないが、直線で一気に前を行く馬をまとめて吹き飛ばしてくれるはずなんだと。
川田J、気楽に乗ればいいよ!