北新地競馬交友録

鬼の居ぬ間のニシケンモノノフ

『鬼の居ぬ間に洗濯』とは良く使われる言葉だ。
簡単に云うならば、うるさい人が居ない間に、のびのびと楽しむ事。
本日の『エニフS』のニシケンモノノフがまさにそれ。
「抜けた〜!コーリンベリー。2番手はニシケンモノノフ。エアウルフが迫る〜」

サウスヴィグラス産駒の最高傑作。
テン良し、中良し、終い良しのコーリンベリーには分が悪い。
阪神競馬場でニシケンモノノフが相見まえた『ファイルS』、『コーラルS』では勝てなかった。
鞍上は進境著しい若武者松山Jだ。
『鞍上人なく鞍下馬なし』
コーリンベリーに跨った松山Jは神だ。

「良かったぜ!コーリンベリーは天敵よ。いずれは雄太に逆転して貰わなくちゃいけねえが、もう少し力を付けてからだ。敵の1番手はと?レッドアルビスか。何だよ、何だよ、将雅に乗り替わりかい。圭太でいいじゃねえか。やんなっちゃうぜ」
木曜日『エニフS』の出馬表を見ながら、コーリンベリーがいないのにホッとしたのも束の間、川田Jの名前を見つけて苦い顔のマスター。

「何としてでも小倉リーディングをスグルちゃんに取らせてあげてえ!」
そんな願いを打ち砕いたのが川田J。
とにかく追える、小憎たらし程に。
「追わせたら、康誠とタメよ。馬もビックラこいて伸びんじゃねえか。鬼追いとは将雅の事だ」とマスターも認めざるを得ない。

「グリーンチャンネル?馬鹿云ってんじゃねえ。余裕かましてれっか!仕事前に梅田ウインズに突撃だ!」
コーリンベリーの出走がなく『鬼の居ぬ間の洗濯』のはずが、まだ鬼がいたΣ(゚д゚lll)
ここは正念場だ。
中谷J頑張れ!