北新地競馬交友録

マスター即死を喰らうの巻 その2

政治の世界では支持率が高ければ、高いほどいいとされるが、競馬の世界は逆。
狙い馬の支持率は低ければ低いほど、いい配当にありつける。
マスター、小倉は浜中すぐるちゃんの独断場と転がしを敢行。
土曜日のビートゴーズオンで儲けたお金を、日曜日3Rショウナンハルカスの単勝に突っ込むつもりだったのだが………..。

「なぬ?1.6」
「あ、マスター1.5になりましたよ。どうするんですか?男度胸の一本勝負ですか?いつも云ってますよね、1分や2分でこんな利息がつくのは競馬だけ………….」
「ゴチャゴチャうるせえんだよ。外野は口のチャック閉めとけ」
モニターと予想紙を交互に睨みながら、ウンウン唸ってる。

「作戦変更だ。さすがにこの単勝は買えねえ。ショウナンハルカスから、減量が効きそうなエナジャイズ、京都馬主協会お偉いさんのタガノロブロイ、フォースフィールド、腕っぷし1番川田将雅のユニバーサルパールの馬連4頭平に張っける」
「マスターの好きな豊大明神は切っていいんですか?」
「今回は遠慮してもらおう」

ニャンと!逃げたら韓国まで走ってもそのまま〜のショウナンハルカスは逃げなかった。
最後の直線で、遠慮してもらうはずの豊大明神のサントノーレを、すぐるちゃんが必死のパッチで交わす。
そのショウナンハルカスにエナジャイズ、フォースフィールド。
「よっしゃ!どっちでもいい!」
バット!バットである。
どっちも来ちゃったΣ(゚д゚lll)

1着フォースフィールド。
(岡理事おめでとうございました)
2着エナジャイズ
3着ショウナンハルカス
マスターの馬券は哀れ鼻もかめないゴミと化した。
あまりのショックに茫然自失のマスター。
「浜中も大した事ありませんな。オッズにビビって慎重に乗り過ぎちゃいますか」
お猿◯原さんが余計な事を……..。

「そこへ直れ!速攻で首切り落としてやっから。少しペースが早いと見ての番手待機から4角で被せての抜け出しだ。すぐるちゃんは悪かねえ。
ど素人はだまっとけ!」
「スンマセン、スンマセン」
「◯原さん、マスターに講釈たれるなんて100年早いですよ。ね〜マスター」
あまりの怒りに恐れおののいたK君が、見え見えのご機嫌を取る、神戸元町ウインズ午前11時過ぎ。
更なる悲劇は6Rで起こる。

お話しの続きはまた明日。
皆様、お付き合い宜しくお願い致します。