北新地競馬交友録

やむにやまれぬ

メロリンキューが国会で大暴れ。
8日の参院法務委員会で入管難民法改正案の採決時、委員長席に詰め寄り、何度もダイブを敢行。
自民党議員ら複数人にけがを負わせたとして、参院に懲罰動議が提出された。
「故意ではない。何かしら手が当たったということがあるならば、それはおわび申し上げる」とし、委員会後、けがを負ったとする1人の議員に対して直接、謝罪したそうな。

そもそもメロリンキューが何に怒っているかと云えば、『不法滞在者の帰国を徹底させる。難民認定手続き中の外国人であっても申請回数が3回以上になった場合強制送還できるようにする。(2回申請を却下されて3度目の申請中の人)
強制送還を拒む人に対しては、刑事罰を加えることも可能。』
これが命を軽視した改悪だと云うのだ。
だが、ちょっと待て、ねるとん紅鯨団。

難民手続き中を理由に、我がニホリカに延々滞在し続け、しかも法に触れるような行為を行なっている輩が少なくないのは事実で大問題であるし、そもそも世界基準からしても、今回の改正が特段厳しい訳ではない。

メロリンキューは、「政治の暴走を止めるという段階。体を張ってでも止めなきゃ、いけない。やむにやまれぬ気持ちで、1人で行動した」「体を張った攻防は数々、行われてきた。取り立てて、これを珍しいことのように扱うのは分からない」と反発しているようだが、どうにも訳ありのように思えて仕方がない。

やむにやまれぬ気持ちを持つ事が問題じゃないのか?メロリンキューょ!

「ルメール!遅ぇんだ。3着じゃどうにもなんねえだろうが。馬鹿野郎!」
北新地の盆暗、神様、仏様、ルメール様と崇め奉っていたのが一変。
思いっきりテレビで毒づいているのは、『安田記念』不動の軸で、2着を外すような事があれば、国会にデモ隊が押し寄せるとまで信頼していた、シュネルマイスターがアタマ差の3着。
馬連の軸にしていたのだからひとたまりもなかったのが先週の日曜日の話しである。

「マスター、おはようございます。雨ですね。」は堂々のプライム企業に勤務。
ボーナスの話しもチラホラで出した、競馬友達のK君。
「そりゃ〜雨ぐれぇ降るだろう。梅雨なんだから。馬券が外れ続けて、『雨はふるふる、人馬は濡れる、越すに越せない田原坂』てな気分だがに。馬券さえ当たれば、この世の中の事は大概解決する。雨でも槍でも持って来やがれ!てなもんだが、流石に首の辺りが薄寒くなって来た」ボヤキ節が炸裂するのは、毎週日曜日のお約束である。

「今日は、難しいですね。東京も函館もメインがどんぐりの背比べですから」
「だよな〜。これで間違いない!と自信満々サロン満で張っても当たらねえのに、まるで自信がねえのに、命より大切なお宝を出動させるんだから、俺もいいたまだぜ」
「『函館スプリントステークス』、『エプソムカップ』どちらで?」

「そうよな〜、直線が短い函館コース、そこそこの位置に付けれるブトンドールはともかく、人気のトウシンマカオは危険な香りがプンプンする。ならば『エプソムカップ』のジュスティンカフェ、インダストリア辺りの方がいいかも。安い配当じゃどうにもならねえ。ちいとばかし早いが小倉太鼓の乱れ打ち。発表!三連単フォーメーション一列目ルメールのインダストリア、圭太のエアファンディタ、和雄のジュスティンカフェ、二列目、三列目にこの3頭プラス、内から1.2.4.5.8.9.17で締めて216点張り一目2百。取りガミ回避!インダストリアとジャスティンカフェのワイドに6千8百で勝負を掛ける」宣言。

メロリンキューのやむにやまれぬ気持ちは理解不可能でも、北新地の盆暗がやむにやまれぬ気持ちで一発を狙うのは何となく理解出来る。
まぐれでいい、当たりが欲しい。