北新地競馬交友録

どうする

1週間に一度のお楽しみNHK大河ドラマ。
2023年の主人公が徳川家康と聞いて、多くの関西人が「チッ。」と舌打ちしたのは間違いない。
大阪の礎を築いた豊臣家を滅ぼした憎い奴。
あやつさえいなければ、我がニホリカの首都は大阪だったと、真顔で云う人が引きも切らず。
京橋辺りの立ち飲み屋では、徳川家康は大悪人とされている。

バット!今回の『どうする家康』は面白い。
何よりも松潤の困ったフェイスが何ともチャーミングなのである。
更に嫁の築山殿として、兵庫県伊丹市が産んだ名女優有村架純ちゃんがいい味を出している。
脇を固めるのは、松重豊、岡田准一、松嶋菜々子、大森南朋、阿部寛と多士済々の豪華キャストだ。

ざっと考えるだけで、武田信玄に三方原でボロ負け。
明智光秀の謀反で、伊賀越えの決死の逃亡劇。
真田幸村の赤備隊に追い詰められて、三度腹を召そうとした大阪夏の陣etc。
松潤のどうにも困ったフェイスと、楽しく一年間付き合いたいものである。

「純次!たれろ!たれろってんだ馬鹿野郎!明秀頼む!」
良い子の皆には聞かせられない下品なシャウトは北新地の盆暗。
突き抜けた武史のベラジオオペラと、渋とく伸びたホウオウビスケッツはいいが、3連単の三列目で13番人気のグラニットは一銭も買ってないのだから、豚を殺める騒ぎになるのも致し方ない。

必殺仕事人津村Jの8番人気メタルスピードが3着確保で万歳三唱。
3連単が18150円。
一目700円持っていたのだから、それなりのプラス配当を手にする事が出来た。
先々週の『金鯱賞』松若Jのフェーングロッテンに逃げ粘られて55000円がゴミと化しただけに、直ぐ様取り返して「どんなもんだい!毎回、毎回、燻っちゃおれるか。」と胸を張ったのが先週の日曜日の話しである。

「マスターさん、おめでとうございます。さすがです。」は熊本天草出身で競馬友達の○原さん。
「まあな、そろそろ本気出さねえと、またも負けたか8連隊で戦意喪失しちまうもんな。な〜に本気だしたらこんなもんさぁね。」
「今週は春のG1戦線のスタート『高松宮記念』ズバッと決めてください。」
「はぁ〜お宅は気楽でいいよな。こったらレース当たるか?当たる訳なかろうもん。難解すぎる。10回走ったら10回勝つ馬が変わるョ。スーパーコンピュータ『富岳』を持ってしても当たらねえだろう。」

「私は大人になったメイケイエールが屋根込みでいいと思います。」
「当然あるが、一番人気で4.3倍。信頼度が高いとは云えまぁが。発表3連単フォーメーション!」
「またですか?そうそう当たりませんよ。」
「何か云ったか、これから気合いを入れて発表って時にアヤ付けやがって嫌な野郎だぜ。当たりだしたらトントン拍子!親の罰よりよく当たる。勢いのある駒は伸ばせ!って諺を知らんのか。」

「はあ。」
「一列目、二列目、三列目に内から謙一のメイケイエール、和生のアグリ、克駿のトウシンマカオ、スグルちゃんのナムラクレア。三列目にプラス6.7.8.16.18の84点一目5百。どうしても気になる小倅のグレナディアガーズに複勝で8千でどうだ。」と結論付けた。
どうする家康ならぬ、どうする盆暗で難解な『高松宮記念』に多点張りで勝負を掛けるようだが……….さて。