北新地競馬交友録

散り際

『散ればこそ いとど桜は めでたけれ 浮き世になにか 久しかるべき』
(読み人知らず)
桜が満開である。
ビニールシートを広げてのどんちゃん騒ぎこそ出来ないものの、人々が外に繰り出している。
それにしても、ニホリカ人ほど桜が好きな人種はいまい。

諸説あるがよく云われるのが、死生観や無情感と符合しているという説。
短い時間でも美しく咲いて、やがて汚れた姿を晒す事なく、風と共に散っていく。
その様が素晴らしいと。

バット!その価値観が大きく変わって来ているのを炙りだしたのが、新型コロナウイルス騒動である。
とにかく生きる事が全て。
この世の中で人の生ほど大切な物はないと云う訳である。

これを利用して、危機を煽りまくって視聴率稼ぎに奔走したのが、ワイドショーを先頭にしたマスコミ。
煽りまくるには役者が必要と、専門家と称する詐欺師軍団が登場。

そもそも、この専門家達、製薬会社から講演料や、研究費でマニーを貰っている関係。
どいつか、どれだけ、どの製薬会社から貰っているかが、ハッキリ判る資料がある。

更に分科会と称するゴロツキ集団が発生。
つい先日辞任したが、その悪党がトップを務めていた医療団体、新型コロナウイルス患者の診療を拒否しているくせに、補助金を取りも取ったりの311億。

マニーが余ってしかたないと、130億を有価証券で運用していたと云うのだから、こんな酷い話しはない。
いつまで経っても、感染症の1.5類相当から、5類相当に落ちないのも、等級を下げたら補助金が無くなると、徹底抗戦の構えなのだから何をか云わんやである。

挙句の果てには無料PCR検査などと、馬鹿げた事を認める始末。
検査と隔離で、隣の国がどうなっているかを知りながらである。
断言する!第7波?甘い、甘い、こったら事を続けていたら、第100波まである。

人生100年時代などと、くだらぬ言葉に惑わされる事なかれ。
人はいつか死ぬ、世間様に迷惑を掛けて、ひたすら生にしがみついてどうすると云うのだ。
ニホリカ人よ!桜の心を思い出し、散り際こそ美しく
あろうではないか。

「マスターさん、おはようございます。お天気がイマイチですね。これが花曇りってやつですか。」は熊本天草出身の○原さん。
「へ〜洒落た言葉を知ってんじゃん。春の季語でもある。は な ぐ も り。な、5文字だろう。一句作ってみなョ。」
「そんな学はありません。マスターさんこそ、一句読んでください。」
「花曇り又彼の鳥の来て鳴けり。」
「いいですね!」
「まあ、完全にパクリんちょだかな。」
「…………………….。」

「花なんてどうでもいいんだョ。馬券が外れて過ぎて、マンボウを通りこして、緊急事態発令中だ。しかし、どうして俺が指名する軸馬は行方不明になんだろう?プリンスのグラナディアガースなんて12着だぜ。伸び盛り4歳で堂々の3番人気が2桁着順になるなんて、誰も予想出来ねえだろうが。で持って3連単の配当が278万越えってんだから。あんな競馬やってたらJRAに未来はねえぞ。」
○原さん、「JRAの心配をするより、自分の心配をした方が…….」と心の中で舌を出したそうな(笑)

「今日の『大阪杯』エフフォーリアは固いでしょう。」
「そったら事、お宅に云われなくても判ってる。2000mは4戦4勝。まして『皐月賞』のパフォーマンスからして、坂のある阪神コースは願ったり、叶ったり。もし、エフフォーリアが馬券から外れるような事があったら、デモ隊が国会を囲むんじゃねえの?うん、間違いなく囲むな。問題は馬券をどう買うかだ。1.6倍の馬を馬単や3連単で買うなんて事は出来ねえから………あ〜悩むな〜。」

「マスターさん、とにかく当てるのが先決でしょう。ジャックドールとの馬連が2.9倍です。驚異の逃げをエフフォーリアがゴール前追い詰める。10中8.9そんな展開で決まります。」
「う〜ん。俺もそう思うが、舐められキャラの佑介だから競られねえとも限らん。ワイドにしよう。」
「え!ワイドですか?いくらなんでも現在1.7倍ですが1.5ぐらいまでは下がるんじゃ。」

「いいんだョ。当ててナンボとお宅も云ってたじゃん。そん代わり9万と5千で勝負を賭ける。してから馬単ジャックドールからエフフォーリアに5千で欲をかく。」と結論付けた。
今年一番固いレースと、大枚を張り付けるマスター。
風に舞う桜のように散らなければよいのだが……..さて。