北新地競馬交友録

祭りが始まる

『祭りのあと』 by たくろう よしだ

祭りのあとの 淋しさが
いやでも やってくるのなら
祭りのあとの 淋しさは
たとえば 女でまぎらわし

もう帰ろう もう帰ってしまおう
寝静まった 街を抜けて

人を怨むも 恥ずかしく
人をほめるも 恥ずかしく
なんのために 憎むのか
なんの怨みで 憎むのか

もう眠ろう もう眠ってしまおう
臥待月の 出るまでは

日々を慰安が 吹き荒れて
帰ってゆける 場所がない
日々を慰安が 吹きぬけて
死んでしまうに 早すぎる

もう笑おう もう笑ってしまおう
昨日の夢は 冗談だったんだと

祭りのあとの 淋しさは
死んだ女に くれてやろう
祭りのあとの 淋しさは
死んだ男に くれてやろう

もう怨むまい もう怨むのはよそう
今宵の酒に 酔いしれて

「と、殿!お味方総崩れでございます!」
「ばっしーはどこじゃ?セクシーはどこじゃ?」
「既に戦場から落ちのびておられます。無念。」
床几に腰を落としてまんじりともせぬ、相模太郎左衛門。
天下取りの夢は潰えた。

総裁選挙は9月29日に投開票が実施され、キッシーを新たに第27代総裁に選出。
10月4日召集の臨時国会で首班指名を経て、第100代首相として新内閣を発足させる。
総裁選挙告示直後は、太郎ちゃんが優勢だったが、巷で人気があるとされる、2人を陣営に引き入れたぐらいから秋の夕日の鶴瓶落とし。

そもそも、討論会では圧倒され、論点を必死でずらしたり、とぼけているのがミエミエ中尾ミエ。
トドメは、「台湾有事の際手を出せば、核ミサイルを遠慮なくぶち込む。」と、我がJAPANを恫喝をするカントリーと頗るいい仲と云うのだからどうしようもない。
国会議員のバッチを付けている事すら、首を傾げざるを得ないのだ。

窮鼠猫を噛むで、緑のおばさん辺りとゴチャゴチャされたら衆議院総選挙を控えて難儀と、捨て打ちの役職を渡されての飼い殺しが確定した。
相模太郎左衛門どの!祭りは終わりでござる。

「マスターさん、おはようございます。朝晩、めっきり涼しくなりましたね。もう10月なんで当たり前なんでしょうが。」は、熊本天草出身○原さん。
「俺の場合、涼しいと云うよりは、懐がシロクマ君状態だ。『神戸新聞杯』いくら馬場が良くないからって、ダービー馬が3着も確保出来ない無様な競馬。まっ事持ってあっちゃ〜いけねえ事ョ。こったらいい加減な競馬ばっかやってたらJRAの未来は暗いぜ。」
JRAの未来を気にする前に、自分の未来に思いを馳せなきゃいけないぐらい、馬券が当たらないマスター。

「福永Jより後の位置取りのステラヴェローチェに負けてるんですから、いい訳できませんよね。」
「ああ、一夏を越して力関係が逆転したのかもな。プラス18キロも勝ってみりゃ〜500キロオーバの堂々たる馬体に見える。それにしてもまたしても須貝と隼人だぜ。こりゃ〜牝馬もソダシで何もねえかもョ。」
「最強ペアですね。」
「え?最凶?」
「違います。最強です。」

「まあいいや。今日は秋のG1第一弾『スプリンターズS』だ。そろそろ本気出すか!」
「はあ〜本気ですか。でどの馬から?」
「レシステンシアちゃんから買いてぇが、前が忙しくなる気配がプンプン丸だ。しぶといのは間違いないが、展開が厳しくなるだろう。ならば先行馬を見ながら競馬の出来るダノンスマッシュと云いたいところだが、海外帰りって〜のが気にかかる。ここ2戦距離短縮で折り合いもグッド、控えて差す競馬が板に付いてきたピクシーナイトにすっか。」

「馬券はどのように?」
「発表!馬連プリンスのピクシーナイトから将雅のダノンスマッシュが本線で2万。ルメールが持たせた時のレシステンシアとを1万。スタートを決めた場合大ありスグルちゃんのジャンダルムとが5千。康成!たまにはしっかり乗れ!でクリノガウディーが3千。一目散マルコメのモズスーパーフレアとを2千。3連単ピクシーナイト一頭軸マルチ、相手は馬連5頭の60点張り一目2百でお帳面にして貰おう。」と結論付けた。

政治のお祭りは総裁選挙が終り、11月の衆議院総選挙まで待つ事になるが、競馬はこれからが本番。
ピクシーナイトが踏ん張れば、緊急事態宣言解除。
久しぶりに三ノ宮で一席設けると宣言のマスターだが…………さて。