北新地競馬交友録

心残り

『心のこり』by たかしほそかわ

私バカよね おバカさんよね
うしろ指 うしろ指 さされても
あなた一人に命をかけて
耐えてきたのよ 今日まで
秋風が吹く 港の町を
船が出てゆくように
私も旅に出るわ 明日の朝早く

私バカよね おバカさんよね
大切な 大切な 純情を
わるい人だと 知っていながら
上げてしまった あなたに
秋風の中 枯葉がひとつ
枝をはなれるように
私も旅に出るわ あてもないままに

私バカよね おバカさんよね
あきらめが あきらめが 悪いのね
一度はなれた 心は二度と
もどらないのよ もとには
秋風が吹く つめたい空に
鳥が飛び立つように
私も旅に出るわ 一人泣きながら

『ほっちゃれ。』
聞き慣れない言葉だが、北海道の方言で、産卵を終えて川に戻った鮭の事を云う。
長旅で身体はヨレヨレ、痩せてしまって、熊でもノーサンキューと放り出すところから来ている。
我がJAPANでこの『ほっちゃれ』状態に陥ったのが、第99代内閣総理大臣菅義偉君である。

ポンポン痛いの安倍ちゃんや、セメント屋の大将に尻をかかれて、後ろ盾の2Fに引導を渡し、人心一新を図るべく党4役の首の下げかえや、中央突破の解散総選挙を画策するも不発。
あっと気が付けば、まわりにいるのはセクシー1人で孤立無援と相成った。

進退極まり、「総裁選挙には出ない。新型コロナ対策に専任する。」と白旗を。
専任?専念じゃねえの?なんて死者に鞭打つような事は云うまい。
名誉ある撤退のつもりだろうが、ほそかわのたかし君風に云うならば、秋風の中 枯葉がひとつ 枝をはなれるように 私も旅に出るわ あてもないままに〜てなところであろう。

福島原発の廃棄水問題、不妊治療、携帯の値下げ、IT推進。
何もサボっていた訳ではない。
白旗を挙げなくてはならなくなったのは、新型コロナウイルス禍への対応が全て。
安倍ちゃんが辞任会見の時に、感染症区分を見直すべきと、珍しくまともな事を云ったのをスルー。
「毎日が楽しくて仕方がない」と、アメバTVで本音を漏らした、感染症村の村長に謀られてしまった。
世間が塗炭の苦しみに喘いでいる時に、楽しくて仕方がないとは……..こんな亡国の輩からは、騒動が落ち着いたら、きついケジメを取るべきである。

ガース!心残りだろうけど、仕方なかんべ。
お疲れ様。

「マスターさん、おはようございます。今朝は爽やかですね。これぐらいだと過ごしやすいです。」は、熊本天草出身○原さん。
「そうよな〜○原さんも70過ぎてんだから夏の暑さは辛かろうて。かく云う俺も60を過ぎてめっきり衰えた。ほんの4.5年前なら馬券でやられても、ナニクソ!だったが、最近は氷枕抱いて寝ちまうんだからョ。それにしてもガミ興行が続くな〜。『五頭連峰特別』、何とか3連単は引っ掛けたが、肝心要圭太のアラビアンナイトに捜索願いが出る羽目で往生しちまった。今年の夏は全てが酷かった。全休だ。店の方も去年は曲がりなりでも営業出来てたもんな。」と、切実な泣きが入っている。

「9月に入りましたし、気分転換で参りましょう。」
「ああ、札幌も、今日でお別れ。加古川出身菅原洋一だ。何とかラストぐれぇは締めたい。発表!札幌10R『すずらん賞』。祐介のポメランチェは先行力があって、末もしっかりしている。3着を外す事はねえだろう。相手は内から、正樹のニシノタマユラ、拓弥ジョーブリッツランテ、ルメールのヴィアドロローザ、ハートのリトスまで。3連複を買うが、祐介とルメールとの組み合わせは安いので、その2頭軸相手3.4.8を平に1万と5千。それ以外の3点にこれまた平に5千でいてこます。」

「マスターさん、予算の5万円超えてますが。」
「いいんだョ!どうせ当たるんだから。」
「………………..願います。」
森の石松でササラモサラにされたガース、総理大臣に心残りがあるだろうと云うのほ想像に難くない。
次元が低すぎるが、札幌、函館でロクな馬券を取れなかったのが心残りとマスター。
藤岡J!何とかしてやってくれ!