北新地競馬交友録

どんぐりの背比べ

朝のワイドショーで、岡田某に代表されるコロナ芸人の姿を見る事が少なくなった。
この半年間、金太郎飴のように、どのワイドショーも新型コロナウイルスのオンパレード。
明けても暮れても、恐怖を煽る芸を披露し続けて来た輩を駆逐したのは、我らが安倍ちゃんである。
病気での辞任と云う事で、やたら同情を集めているが、八百屋の八さん、熊さんなら同情もするが、仮にも一国の総理。

会見も開かず、無言の行を決め込む前に、とっとと辞任すべきであった。
大体が、世界経済が好調で、多くの国の市井の人々の所得が増えたのに、我がJAPANは逆に減少する始末。
世界中を見渡しても、そんな国を探す方が難しい。
長くやっただけで、大儲けした企業や一部の富裕層以外には何の恩恵もなかった。

その安倍ちゃんの次の総理はガース事菅でほぼ決まり。
「あいつだけは許せん。」、第一次安倍内閣当時、後ろから丸太ん棒を背負わせたバッシー事石破。
「人柄はいいんだけどな〜」、選挙の顔としては役不足キッシー事岸田。
忌憚のない話しをさせて貰うなら、どんぐりの背比べで誰がなっても同じだろう。

国民をいかに少しでも幸せにするか。
青臭さいと云われても、そんな思いを持った人間がなるべきなのが政治家。
自分の権力や利権に執着するのは政治屋だ。
ガース!いちご農家の小倅!ガース!集団就職の苦労人!ガース!安倍ちゃんやセメント屋の大将に気を遣うなよ!ガース!意地を見せてくれ。

「マスター、おはようございます。先週の小倉10R」
「みなまで言うな!賢治の野郎余計な事しやがって。サンティーニ?そんな馬出てる事さえ知らなかったちゅーの。良太のタフチョイスが怒涛の逃げを決めた4角までは、いい夢を見せて貰ったが。これで3週連続のやられこれ。どっかで金の生る木をめっけて来てくれ。このままじゃ〜熱中症で倒れる前に、金欠でおっちんじまうぜ。」と朝から伝統芸のボヤキを発出しているマスター。

「今日の狙いのレースは?大荒れ必至、『新潟記念』がいいんじゃないですか。ディープインパクト産駒が6頭出てますので、3連単ボックスで一発逆転狙いとか。」
「ふ〜ん。間隔が空きすぎたからか、圭太のアイスバブルが人気無さ過ぎるとは思ってた。『目黒記念』の渋い勝ち方はなかなかのもんだったしな。バット!見るだけにしとくわ。何が来てもおかしくない、軸になる馬がいねえレースを買うだけの余裕はねえ。」

「じゃあ、今週はお休みですね。まだ立て替えた2万円も返して貰ってませんし。」
「なんだ?俺っちのボンビーを見かねて恵んでくれたんじゃねえの?チェ!こじっかりしてやがんな。慌てるな、慌てるな。慌てる何とは貰いが少ねえと昔から云うだろう。発表!小倉最終!楓真のスマートアリエルが49キロで裸同然。あれよ、あれよと云う間に逃げ切る。」

「単勝ですか?」
「まあ、その手もあるが4倍じゃ〜な〜。ここんとこ一頭抜けて地団駄を踏んでる3連複。人気薄が絡むのを期待だ。内から1.2.5.6.7.8.9.14の相手8頭、一目2千の28点張り。」
「マスター、5万6千円になります。予算を超えてますし、第一まだ2万円も返して貰ってません。」
「相手が実力拮抗で絞れねんだからしょうがねえじゃん。2万借りるのも7万借りるのも同じだろう。何の為に会社から給料やボーナス貰っとるんない。俺なんて3月からずっと無給だって〜のに。甘えるな!」
「……………….」

相変わらずの無茶苦茶だが、総裁選と同じでどんぐりの背比べ、相手が絞れぬと、恐怖の28点張りだが……….さて。