北新地競馬交友録

ゼロリスク

「2週間後にはニューヨークになる」、「42万人死ぬ」から始まった新型コロナウイルス騒動。最近は新規感染数を連呼するのが流行りである。テレビを中心とするマスコミはそんな調子で煽り続けているが、インターネットでは別の見方の記事をたまに、見かけるようになった。国立感染症研究所や米疾病対策センターといった最前線の施設でキャリアを積んだウイルス研究者。

国立病院機構仙台医療センターウイルスセンター長の西村秀一医師の目には、現在の日本のコロナ対策が「おかしなことだらけ」に見えるという。

「感染者の咳でウイルスが1万個飛んだと仮定しても、ほとんどは空気の流れに乗って散らばり、机などに落下するのは1センチ四方あたりわずか数個。こうしたウイルスの特性から考えると、感染者の出ていない学校で毎日机を消毒したり、呼吸をしないためウイルスを排出しない遺体を扱う葬儀業者が防護服を着たりすることなどに意味はない。」
「現在の『1億総過剰対策』を招いた要因は主要メディアが呼ぶ専門家たち。本来、専門家は、『具体的なリスク評価』を世に伝える責務がある。咳で床に落ちたウイルス数、それが手につき、どれだけ体内に入るか。東京にエレベーターが何基あり、一日何人使用するか。そのボタンにウイルスが付着しそこから感染する確率はどの程度か。そうしたリスク評価を概算でも見積もり、世に知らしめる必要がある。しかしテレビに登場する専門家は、『感染する可能性がある』と言うばかり。万一のために、ほとんど可能性のないことにも普通に起きているように話している。大昔の天気予報と同じ。晴れと言って雨より、雨と言って晴れた方がいい。」

「結果、国民にゼロリスク志向が広がり、無意味な対策に追われている。ゼロリスクを求めたら日常生活は送れない。代わりに人と人のつながりが消え、職が失われ、差別まで生まれている。こんなことはもう終わらせるべきである。」

激しく同意である。

罹患したらまるで犯罪者扱い。地方では、新型コロナウイルスになったら、住んでいられないなんて事態まで発生しているそうな。新型コロナウイルスより人から受ける差別と非難の方が余程恐ろしい。

「マスターさん、おはようございます。昨日は連絡がありませんでしたが、どうなさってたんですか?」は熊本天草出身の○原さん。「ああ、まあ〜お国の方針に従って少し長い草鞋を履いているてなところだ。そんな事はどうでもいいが、新潟と札幌の2場開催なんてピンと来ねえな。こったら事あったか?元々、新潟なんて滅多に買わねえからイマイチ気が乗らねえ。新潟メインの『アイビスサマーD』は、JRAのお中元か?てな塩梅で克駿のライオンボスが7枠に入ったが相手が難しい上に、レースを見ていてもチイとも楽しくないしョ。」


「無理して買う事はないんじゃないですか。」
「それも寂しいから、新潟3R、枠連、7枠楓真のヤングブラッドとジェントル幸のライジングペガサスが軸、相手は若武者弘平トレッファーの8枠と、竜二のマタギの4枠、前に行けない一樹のハットルヴァンは見切ろう。4ー7、7ー8を平に2万、4ー8、7ー7を元返し5千でご機嫌伺いだ。」と結論付けた。
リスクしかない競馬に30年以上淫して、やられても、やられても屁古垂れないマスター。
新型コロナウイルスでゼロリスクを求める風潮には、思いっきりテレビもんたみので、渋い顔のようだが………..さて。