北新地競馬交友録

自動的

新型コロナウイルスの影響で、我がJAPANもUSAも株の乱高下が止まらない。
3月12日のダウ平均は2352・60ドル安と、1987年10月の大暴落『ブラックマンデー』以来の下落率を記録したかと思えば、翌13日は新型コロナウイルス対策への期待感から急反発。
ダウ平均が前日比1985・00ドル高で取引を終了し、1日の値上がり幅は今月2日(1293ドル)を上回る過去最大となった。
ほとんどの取り引きを人間様の代わりにAIが、「ミーに任しとけ!」なのが、その一因と云われている。
例えばゴールドマンサックスでは、2000年には600人以上いたディーラーが、今はニャンと!2人である。
実質、AIの管理業務みたいなものであろう。
売り買いが全て自動的に行われる時代になっているのだ。
AIと喧嘩しても勝てるはずがない、皆さん、手仕舞いヨロシコ!

「マスター、おはようございます。昨日はどうしちゃったんですか?まるで連絡がないもんだから心配しました。」は、競馬友達のK君。
「何が心配だ。どうせ新型コロナウイルスにイチコロパン!でやられて、長い草鞋でも履いてると思ったんだろうが、こちとら不死身のイーさん、崖っぷちのマー君と云われてんだ。新型コロナウイルスなんてチィとも怖くねえ。ケンした理由は雨が降り出して下が悪くなったから、どうにもエイヤー!て気持ちになれなくてョ。狙いの馬がダートの差し馬だったから、前残りが怖ぇ、怖ぇで手が縮こまっちまった。」と臆病風に吹かれた言い訳を朝からするマスター。

「そうですか。○原さんが先週の手巻き寿司美味しいかったと喜んでました。今日もマスターの家に行きたいそうですよ。」
「たわけ!うちは老人ホームじゃねえんだ。そう毎週、毎週、爺さんに来られて堪るか。それにョ、今日は阪神競馬場に出張んなきゃならねえ。知り合いの京都馬主協会会員さんの馬が、3.6.7.8.10とモリモリ森昌子。してからオーナーブリーダの札幌馬主会会員さんが関西に出張って来て4Rに出陣。土曜日の夜は店で美味しい酒を飲ませて貰った。せめて2頭ぐれぇは勝って、どんちゃん騒ぎして貰おうって算段だ。」
「そうなんですか。どのレースの馬が堅いんですか?あ、3Rですかね?10万ぐらい打ち込みますか?」
「それはやめとこう。俺が買うと来るものも来ねえから。あんたが買うから飛んだだろうと叱られるのは真っ平ゴメンだ。それよか1Rのアルディフルールの頭が堅いの堅くないのって、ユダヤのダイヤ職人も仰け反ったてなもんョ。新馬2着からの折り返し、屋根はダートの神様、ジェントル幸だってんだから。」

「買い目はどのように?」
「そうさな〜、枠連にしよう。3ー4、4ー8が本線で2万つづつ。押さえで、4ー6、4ー7に各5千。これだけ買えば自動的に当たる。」と結論付けたマスター。
まるで株式売買のAIを決め込んでいるようだが……..さて。