北新地競馬交友録

若者

誰が云ったか「春は選抜から」。
新型コロナウイルスのせいで、イベントや大会が軒並み中止になるなか、暫定ではあるが『第29回選抜高校野球』を、無観客で開催する方向で進める事を高野連が発表した。
暗い世相を吹き飛ばす、若い球児の溌剌としたプレーが見られそうなのは朗報である。
テレビに映し出される、無能、無策、老人の政治屋どもはもう見飽きたなるなりだ。

「マスター、おはようございます。土曜日の『チューリップ賞』3連複本線的中おめでとうございます。」は、競馬友達のK君。
「まあな、4万と7千張って、7万と4千の払い戻しじゃ胸を張れないが、ナンボかでも儲かったから、良しとしよう。それにしてもレシステンシアが2着を外すか?まさか、まさかの結末に口あんぐりョ。慎重に乗り過ぎたのが原因だろうが、年が明けてからの友の乗れてねえ事、乗れてねえ事。その内被害者の会が結成されるぜ。」とひとくさり。

「今日はやっぱり『弥生賞』ですか?」
「あったらレース走る前からJRAがご丁寧にサイン出してんじゃん。『報知杯弥生賞ディープインパクト記念』てんだろ。ディープインパクト産駒は、1枠1番豊のサトノフラッグのみ。鼻歌交じりで折り合いを付けて、好位から差し切るさ。バット!レジェンドも長年見過ぎて、チイとばかし飽きた。今は活きのいい若手のレースの方がおもしれぇ。団野、斎藤新、岩田望、してから贔屓の西村の淳君。昨日は2勝か。へぐって人気より下の着順になる事も、モリモリ森昌子だが、俺の知り合いで京都馬主協会会員さんの気性に問題がある馬でも度胸一番でしっかり乗っている。」

「今日も10鞍ですか。モテモテですね。」
「そうか。安全運転、右見て、左見てよ〜そろ〜は年寄りに任せりゃいい。
淳君の単勝を乱れ打ちすっか。脈がありそうなのが、1Rエイシンアンヴァル、3Rワンツーフォーデビー、5Rアステロイドベルト、6Rヘルメット、まあ、そんなところだろう。一目1万でいいんじゃねえの。」と結論付けた。
高校球児が野球でナイスプレーを連発するなら、競馬では西村Jが気合いの入った騎乗をしてくれる事をキボンヌのマスターだが………さて。