北新地競馬交友録

ワン•ツー•パンチ その1

新型コロナウイルスの勢いが衰える気配がない。
横浜沖の豪華客船では、先に怪しい人と思われる人107人の検査をしたところ、ニャンと!20人もの陽性が。
既に、Chinaでは、三十一の省・自治区・直轄市のうち二十九で発症しほぼ全土に拡大。
セーフなのはチベット自治区と青海省のみである。
多くの人民が、家に閉じこもりひっそひと息を潜めてるのだから、当然消費はガタ落ちだ。
更に、サプライチェーン崩壊の危機が迫り、このまま推移すると、世界恐慌の引き金になるやも知れない。

もし、人生幸郎、生恵幸子師匠が生きていたら、「中国の皆さん!なんで!ミッキーマウスやあらいぐまラスカル食うんじゃ!責任者出て来い!」
「うるさい!泥亀!習近平さんに怒られるで!」
「おかあちゃんゴメン」てなところであろう。
そのぼやき漫才の最高峰、人生幸郎、生恵幸子師匠のお得意のネタと云えば、もちろんチーターこと水前寺清子の『三百六十5歩のマーチ』である。

しあわせは 歩いてこない
だから歩いて ゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩さがる
人生は ワン・ツー・パンチ
汗かき べそかき 歩こうよ
あなたのつけた 足あとにゃ
きれいな花が 咲くでしょう

「こらチーター!云うに事かいて三歩進んでニ歩下がるとはなんじゃい!全然前に進まへんやないか!人を馬鹿にすな!」
と人生幸郎師匠はボヤいたが昔の歌はいい。
そう人生がワン•ツー•パンチなら馬券もワン•ツー•パンチが決まれば太いなるなりだ。

「マスターさん、どうしました?顔が赤いですよ。あ!酒臭さ」は、熊本天草出身○原さん。
「そりゃ〜臭うだろう。11時半からさっきまで梅田串カツの名店『知留○』で、勝ち祝いをゴチになってたんだ。」
「京都行かれてたんですか?」
「ええ、行かれてましたョ。1Rから。日頃お世話になっている京都馬主協会会員さんの愛馬が、マルコメでぶっちぎりの勝利。スタート直後、鼻が地面とキスするぐれぇつまずいたが徐々に進出、最後は楽な手応えでゴール板を駆け抜けた。なんせ7千万の馬だもんな。いつまでも未勝利でフラフラしてる訳にはいくま〜て。去年馬主になるのをそそのかして、トータルうん億を使わした俺としても、初勝利を挙げくれてホッとしてるってこっさ。」と、3時過ぎに神戸元町ウインズに到着してひとくさりのマスター。

「馬券は買ってたんですか?」
「モチのロンじゃねの。応援団があ〜でもない、こうでもないとうるさいから、『諸君!こんな簡単なレースはない。学のタキシーアキヒート、竜二のケイアイドリーの3頭立て。このロータリー馬券を買ったら絶対当たるが、忠誠心を示したいなら、マルコメから馬単でこの2頭へ!夏の背広で裏なしだ。』と打ちかましたって寸法だ。」
「マスターさん買われてたんですか?」
「誰に云うとるなら、5千づつ買ったョ。マルコメから竜二で1千と70も付いてやがんの。1万ぐれぇ買や〜良かったかな。2頭が並んでマルコメが抜け出した時に思わずデケタ!とシャウトしちまった(笑)馬の勝ち負けより馬券なのがバレバレ!バレンタインてな塩梅ョ。口取りでは皆んなが『馬主さんの横は是非マスターが!』と云うから、いいとこで写真に収まった。もっとも前の日に1時間しか寝てなくて、男前が台無しだったがな。朝一から儲けてサンキューバラマッチョ!マルコメだったぜ。」と自慢話しにとどまるところがなかったが、この日のメイン『根岸ステークス』でもう一仕事をしでかす。

水前寺清子風に云うならば、京都の1Rがワン•ツー•パンチのワンならば、『根岸ステークス』がツーで万歳三唱となるのだが、その話しはまた、明日である。