北新地競馬交友録

お手上げ

前代未聞の親子喧嘩で、実の父親を追い出したご存知久美子社長の大塚家具。
第3四半期(2019年1~9月期)決算を発表したが最終利益は30億6200万円の大赤字。
サラリーマン時代、時間潰しで一度だけ大阪南港のショールームを見た事があるが、世の中金持ちが大勢いるんだな〜の一言。
普通のマンションや一戸建てにあんな家具を並べ倒したら浮き浮きで、まるでバランスが取れない。
いくら製品がゴージャスでも、それを入れる箱がおそ松くんでは話しにならないのである。

その大塚家具、久美子社長が就任して以来、5期連続で赤字を計上。
2015年は、世間を騒がせた親子ゲンカの“お詫びセール”や年末セールで、最終的には黒字化したがその年だけ。
毎年、黒字の予測を上げながら、16年には45億円、17年には72億円、昨年は32億円の大赤字を計上し続けている。
消息筋によると、「6月末の決算時には31億960万円あった大塚家具の現預金残高は21億9000万円と10億円以上も減っている。さらに昨年借り入れた13億円の返済期限を今年7月に迎え、今期は8億円の長期借り入れもしています。やはり毎月4~5億円のキャッシュの流出が続いていると考えられます。となれば、年内で米びつは尽きかねないという状況は変わりません。12月末には10億円を切るでしょう」

人材の流出も激しくこの半年で180人が退職。
泥舟から逃げ出すとはこの事だ。
久美子社長!お手上げなるなりである。


「今日の『マイルチャンピオンシップ』は悩ましい。大問題発生だ。いっとう強いと思っているダノンキングリーの屋根があのお方だぜ」
「マスターと超絶相性が悪い横山典弘Jですね」はK君。
「そうよ、圭太の野郎が解放骨折なんてみったくねえ事になっから、関東の天才が出張って来やがった。特に最近は狂い咲き、火が消える前の線香花火で、絶好調なんだから頭が痛ぇョ。発表!枠連を厚薄の変則ボックスで買おう。1ー7が4万、1ー3が2万、元返しで1ー8、3ー7、7ー8が各1万。してから3ー8を5千。正海が『前走は前が詰まった、今回は担いでも持って来る』とラッパをかましてるグァンチャーレとの1ー1を夢馬券5千でどうだ」と結論付けたマスターだったが……..。

「第4コーナーから直線!先頭マイスタイル!フィアーノロマーノが2番手から先頭に並び掛ける!外からダノンプレミアム!その後ろインディチャンプ!内からグァンチャーレ!ダノンキングリー!ダノンプレミアム先頭も!インディチャンプが伸びて来る!マイスタイル盛り返す!外からダノンプレミアム!その間を突き抜けるインディチャンプ!2番手ダノンプレミアム!3番手争いはダノンキングリーとペルシアンナイト!先頭はインディチャンプ!ゴールイン!」

1着 インディチャンプ 池添J
2着 ダノンプレミアム 川田J
3着 ペルシアンナイト マーフィーJ
4着 マイスタイル 田中勝J
5着 ダノンキングリー 横山典J

午前中、京都競馬場に出張って神戸元町ウインズまでUターン。
熊本天草出身○原さん、ニホリカで3番目にオツムのいい学校を出て、堂々の一部上場会社勤務のK君とレースを見ていたマスター。
「横山典の野郎!あったら内を突いたら伸びる訳なかろうもん。パーフェクトなコース取りをした謙一の爪の垢でも煎じて飲みやがれてんだ。あ〜あ、買う来ん!の法則バリバリじゃん。でもって俺が買ってなかったら、切る来る!の法則が炸裂してたんだろう。おい!○原さん!横山典に頼むから引退してくれと手紙をかけ。大体が………」
10万円買って払い戻しが8万4千円は堂々のガミ興業。
8枠に色気を出さずせめて1.3.7枠のボックスで買っていたらお利口さんだったのだが時すでに遅しだ。

「マスター、わざわざ淀から元町ウインズまで戻って来たのに残念でしたね」
「本当だぜ、マニー落としに来たようなもんじゃんか。まあ〜仕方がねえ。来月には太くボーナスが出るK君にゴチになろう。な〜○原さん!」
「○原!激しく同意であります」
「お寿司はダメですよ、お寿司は。マスター高いネタばかり鬼ほど頼むんですから。『温野○』がいいんじゃないですか。千円割引きのクーポンがあるんですよ」
「あ〜やだね。40面下げたいい大人がクーポンだってョ。情けねえ話しだぜ」
「支払いは僕なのにそれ云いますか?」
「へい、へい。ボンビーでずいませんね」
「…………………」

今週も儲ける事能わずで、マスター!久美子社長とタメのお手上げだ。