北新地競馬交友録

大番狂わせはないはず

我がJAPANのピーポーが痺れた。
『ラグビーW杯』で28日、日本が世界ランキング2位で優勝候補のアイルランドを19-12で破る大番狂わせを演じたのだ。
「50点は楽勝で取られる。」「ワントライ決めれたら赤飯炊いて提灯行列。」「最低5人は病院送りになる。」「前半で無茶苦茶点を取られて、後半スタジアムが無人になる。」
戦前の予想では、全く歯が立たないとの見立てが大半だったのだが………。

いざ蓋を開けてみると、日本人かどうかは不明の、田村優選手がPG 4本を含めた14得点を挙げ、後半途中交代出場のちび太福岡堅樹選手が今大会初試合で1トライをマーク。
更には、世界2位のアイルランドを後半無得点に抑える鉄壁の守備を見せた。
次戦はサモアの怪人軍団を、10月5日愛知県の豊田スタジアムに迎え撃つ。
バット!まさかアイルランドに完勝するとは…….何が起こるのかは判らないのがスポーツとはいえ………..アイルランド油断したな!サンキュー!ベラマッチョ!

「マスターおはようございます。土曜日は結局買いませんでしたね。」は競馬友達のK君。
「ああ、阪神9Rの『戎橋特別』。前走で儲けさせてくれたプリンスのトオヤリトセイトから枠連で、スグルちゃんのゼセルと、貴志のケイアイサクソニーが同居した3枠が本線で2万。将雅のメリーメーキングの5枠に1万。ルメ公のヤマニンペラダーラの7枠ゾロ目に1万。しめて4万でご機嫌伺いするつもりだったが、何となく嫌な予感がして見送ったら、肝心の軸トオヤリトセイトが4着だってんだから助かりだ。プリンスを疑って結果オーライ!4万を拾ったようなもんだぜ。」

買い目がスパッと!あややで的中ならまだしも、買わなくて儲かったなんて話しで胸を張るのは、勝負師の風下にも置けないが3週連続で丸焦げ味噌。
買っても、買っても、嘲笑うかのように買ってない馬がくる体たらくに縮こまっちゃってる。
もっとも、年収がマクドでバイトしている高校生とタメぐらいしかないのに、毎週10万円をドブに捨てていたのだから、よほど有り難かったようでテンションがアゲアゲ!サタデーナイトなのである(-.-;)y-~~~。

「今日はもちろんG1の『スプリンターズS』ですよね。オッズは上位3頭が拮抗ですが、穴馬も多いから難しいでしょうが。」
「そうよな〜。タワーオブロンドンがキツイローテーションじゃなきゃ〜絶大の信頼を置けるんだが…………。相手も堅実無比将雅のダノンスマッシュで何もねえはずが…………3着以内の括りなら要らねえ馬が殆どいねえ。マルコメのモズスーパーフレアは、普通なら馬鹿逃げで最後は歩くと思うものの、なんせ中山が大の得意と来てるんだから悩ましい。」

「セイウンコウセイ、アレスバローズ、ミスターメロディ辺りも差がないんじゃありませんか?」
「その通〜り!のタケモトピアノだ。バット!長年の経験から混戦模様の時こそ、案外堅く収まるのが競馬。まして屋根がリーディング1位の将雅と2位のルメ公なら格好は付けるだろう。2ー8のワイドに5万張り付ける。」
「えらく控えめですね。土曜日4万拾ったんでしょ?10万は行かなくちゃ〜北新地の勝負師の名が泣きますよ。」
「誰〜が勝負師ない?ただの馬券下手のオヤジだっちゅ〜の。中央自動車道じゃねえ〜んだ。変な煽り入れると承知しねえぞ!」
「…………………」

『ラグビーW杯』みたいな大番狂わせはない。
結局堅く収まるはずと云いながらも、購入金額を抑えるマスター。
世間はまだ夏の余韻で暑いが、懐は早くも北風ピーピューなのはミエミエ中尾ミエだが………..さて。