北新地競馬交友録

古来征戦幾人か還る

ASEANの外相会議で、Chinaが軍事拠点化を進める南シナ海問題について、「懸念が示された」などとする共同声明が発表された。
会議を主導したのは、かって無敵のUSAを一敗地にまみれさせたVietnam。
石油・天然ガス開発を妨害する中国の活動に、「黙ってられるか」の姿勢は実にアッパレ!である。
これに対して、Chinaの王毅外相は「ASEAN外相らと会談し、南シナ海問題を巡り各国との対話は順調だ」とアピール。
更に、「地域外の国が騒ぎ立てるべきではない」とUSAを牽制した。

自国の利益の為に、相手が弱いと思ったらトコトンやって来るのがChina。
我がJAPANも、対USAで仲がいいフリをされて喜んでいる場合であるまい。
USAがバックに付いている限り、半島などはちぃとも怖くない。
2.3発落とされるかも知れないが、その時点で相手の国に壊滅的打撃が与えられるのは確実で、口先は幾ら元気が良くても事を構える根性がある訳がないからだ。
結局、最大の脅威となりうる国家がUSAとタメを張れるChinaなのは間違いないのである。


『彼を知り己を知れば百戦殆うからず』
お勉強の時間である。


『古来征戦幾人か還る』

葡萄美酒夜光杯
欲飲琵琶馬上催
酔臥沙場君莫笑
古来征戦幾人還

ぶどうで作った美味な酒を夜光の玉杯に満たし、いざ飲もうとすると、馬の背で琵琶を演奏するものがあって酒盛りに興を添える。
杯を重ねるうちに、この戦場の砂漠に酔いつぶれてしまっても、世の人々よあざけり笑ってくださるな。
昔から辺地に遠征して、生還した人がどれほどいたであろうか。

左遷である。
自棄っぱちで酒でも飲まないとやってられっか!文句あっか!
古今東西、人間の行動なんてものは同じ事の繰り返しであるのが、よく判るのだ。

「札幌の『クィーンS』。JRAからのお中元でサインが出てるじゃねえか。馬柱を良く見ろ、チャームが付く馬が2頭いてんじゃん。将雅のミッキーチャームと祐介のウラヌスチャーム。どっちがチャーミングかって話しだ。前目で残ればミッキーチャーム、前が忙しくなりゃ〜捲り一発ウラヌスチャームの差し脚が炸裂する。牝馬のレースは美人コンテストみてぇなもんだから、勝つのは2頭の内のどっちかって事ョ」

「マジで云ってます?」競馬友達のK君のクエッションに、「ああ、真面目も真面目!大真面目だ。発表!3連単1着にこの2頭。2着、3着にこの2頭プラス内から1.3.4.5.6.11の6頭84点張り。一目千円でいてこます」
どうせまともに考えても、ちぃとも当たらないのだから、けんとく買いも有りとの考えだったのだろうが、どこまでも悲劇的なのが競馬。
足腰が立たない程やられる事となる。

「第4コーナーから直線!ミッキーチャーム堂々の先頭!内からメイショウショウブ!200を切った!3番手は外からカリビアンゴールド!後は追い込み勢がズラリと横に広がっている!間からスカーレットカラー!先頭ミッキーチャーム!ミッキーチャーム!ミッキーチャーム先頭でゴールイン!2番手!3番手は接戦!」
1着 ミッキーチャーム 川田J
2着 スカーレットカラー 岩田J
3着 カリビアンゴールド 柴山J

「ねえ!ねえョ!14がねえ!何でねえんだ?え!何でだョ?」
「そりゃ〜買ってないからでしょ」なんて云おうもんなら、カカト落としの2.3発が飛んでくるのは確実。
熊本天草出身○原さん、「何ででしょう?おかしいですね〜?」なんておとぼけモードで身を交わしている。
1着のミッキーチャームは当然持っているが、3着のカリビアンゴールドが抜け。
4着から7着まで全部買っているのだから漫画みたいな話しだが、マスターにとっては笑い事ではない。

「アッタマ来たな!雄一の野郎余計な事しやがって。こんな所いてれっか!飲みに行くぞ」
「お寿司ですか?土用の日ですもんね。鰻の握りでも」
「○原さん、上等じゃねえか!俺に喧嘩売ってんのか?三千世界のどこに3週連続オソボにされて、寿司を摘んで大盤振る舞いする輩がおるんない?え!どこにいんだョ!」
「すいません。『松○さん』ですね」
「あたしまえだ。本来なら道で缶ビール持って、ヤンキー座りするしかねえ身分。今直ぐ走って冷房の真ん前取りに行け!今直ぐだ!客がいてたらどかせろョ」

70歳を越えた○原さんに走りを強要し、神戸元町で一等安いと評判の居酒屋にしか行けないマスター。
古代Chinaの防人と同様に、酔っ払って憂さを晴らすしかない境遇だ。
夏休みが近づいて来ているのに、どうするのであろうか?
愛想尽かしはマネーから、沖縄の愛ちゃんに棄てられる可能性は単勝2.0ぐらいか(*´-`)
困った、困った、こまどり姉妹なのである。