北新地競馬交友録

競る事あたわず

第25回参議院議員通常選挙で、大激戦となったのは東京選挙区。
全国の議席が続々と埋まっていく中、なかなか当確が出ない。
日付が変わって深夜、全選挙区当選74人の最後に、音喜多某の当確が打たれた。
大激戦となったのは要因の一つは、『れいわ新撰組』を立ち上げたメロリンキューが、自党の比例に回ったからである。

元々、自民丸川、公明山口、共産吉良の現職は鉄板で、馬券で云うなら複勝1.0の元替えし。
定員6であるから、残り3つの椅子を巡って、自民武見、立民新人の塩村と山岸、維新新人の音喜多某が鍔迫り合いを繰り広げて来た。
塩村が抜け出して、残る椅子は2つ。
選挙前の予想では、武見と山岸が当選して、音喜多某が落選するはずだったが……….。

この音喜多某なる人物、百合子ちゃんに都議会議員選挙で、コバンザメのようにくっ付いて地元北区でトップ当選を果たした。
それが、『都民ファーストの会』は内部統制が厳しく、思うようメディア露出が果たせなくなったのが不服で離党し、『かがやけTokyo』を立ち上げた。
誰のお陰でトップ当選出来たかにはほっかむりをした忘恩の徒。
単なる目立ちたがり屋である。

その証拠に第19回統一地方選挙で行われる北区長選挙に、自信満々で立候補するも、現職の花川與惣太の前に屈しての落選。
力ある者にパラサイトするしかどうにもならないレベル。
その人物からして、飲み会で知った大手企業のOLとほにゃにゃら。
その女性が被害届を出し検挙されたが、最終的には起訴猶予となった経緯がある。
百合子ちゃんで吸った甘い汁は忘れられないと、維新に急接近したのが今回の参議院選挙だ。

まさか当選するとは思っていなかったのか、狂喜乱舞する映像は不愉快の極みであった。
何でもかんでも入れる維新もどうかと思うが、こんな人物を通すなんて、太田某を通した大阪府民とタメなぐらい、東京都民は愚かだとの誹りは免れまい。
一度裏切った人間は何度でも平気で裏切る。
百合子ちゃんに続いて、また維新を裏切る方に1万ペリカ!

「山椒は小粒でピリリと辛い。小さい身体何するものぞ!『函館2歳ステークス』はレッドヴェイパーで勝負になる。屋根は贔屓の友君だし、一発いてこます。発表!枠連レッドヴェイパーの2枠から流す。大本線が最近まるでヤル気がねえがルメ公のタイセイビジョンと、ツンデレ裕二のパフェムリが同居した3枠に6万!押さえで1ー2、2ー5、2ー6、2ー8に各1万と5千。してから、3ー3、3ー5に各9千だ」

レッドヴェイパーが強いと云いながらタテ目も押さえる恥知らずの7点張りを敢行したのだが………。

「スタートしました!レッドヴェイパー最後方からの飛び出しです!」
メイクデビューで抜群のスタートセンスを見せたレッドヴェイパーが堂々の出遅れ。
マスター、完全にモニターの下で固まっちゃってるʅ(◞‿◟)ʃ
「末も切れますから、2着なら何とか来きますよ」
競馬友達K君の慰めの言葉にも無言。
野芝の函館の短い直線では、どうする事もナッシングだ。
最後追い込むも5着が精一杯であった。

いつもなら、さんざっぱらdisるのにただただ無言。
音喜多某は、最後の最後まで競り合って椅子取りゲームに勝ったが………。
1秒で終わったマスターの『函館2歳ステークス』
勝てば官軍、負ければ賊軍。
惨めこれ極まれりなのである。