はい!現場の大恵です

障害レース

先週21日(日)、新潟の障害未勝利戦に芝のオープン馬ムーンクレストが出走して2着でした。

障害練習2日目にコース内側の馬場でクロスバーを飛んでいる姿を見たのは前走・シリウスSの少し前。

障害練習の効果か、初ダートが良かったのか、
「シリウスSではそれまでよりもレースっぷりが良かったですね」と担当助手の話でした。

その後、10月11日に障害試験に合格しての障害初戦。
新潟の障害レースは芝コースに障害を置いてのいわゆる「置き障害」のレースで、専用の障害コースがある京都や阪神・中山などに比べて障害の高さが低くなっています。
例えば、京都のいけ垣は約1.4mあるのに対し、新潟は1.2~1.3mのハードル障害。
レースを見ていても新潟では障害の手前でほとんどスピードが落ちません。

よって、平地力が求められるコースにもなるため、オープンや上のクラスで活躍していた馬に向いているコースとも言えます。
個人的にもムーンクレストの走りに注目していたのですが、騎乗した平沢健治騎手も

「平地力があるのは分かっていたので、障害を飛ぶのだけ気を付けていました」と。

特に「単走では大丈夫なんですが、練習で併せ馬にしたら横の馬を怖がって飛んで行ったので、レースでは内から来られてもいいというくらいの気持ちで、少し空けて飛ばせました」ということ。

たしかに、改めてレース映像を確認してみると周囲と横の間隔を取りながら障害を飛んで行っています。

障害レースって平地に比べると馬群がバラけやすいので、特に気にせず見てしまうのですが
こうして、あえて周りと距離を取っている理由を聞くと「障害レースって深いな~」とますますハマっていってしまいます。

 
そうそう、障害レースといえば落馬負傷していた難波剛健騎手が今週の調教から復帰しています。

「左まぶたの上が切れて、自分でもビックリするくらい血が噴き出していました(苦笑)」

とのことですが、パッと見た感じでは気づきにくいほど元の男前に戻っています。
肋骨も骨折していたようですが、また復帰戦を心待ちにしています。