はい!現場の大恵です

先週の栗東トレセン

先週から栗東トレセンでは調教ゼッケンが新しくなりました。

9月までは
*2歳馬:緑
*3歳馬:黒
*4歳以上:白

だったのが

*2歳馬:黒
*3歳以上:白

という色分けに再編成。

私たちマスコミやカメラマンは新しいゼッケン番号をこれから覚えていくことになります。

 

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追加登録されていく2歳馬や、地方から出戻りで新たに番号をもらう馬は別として、基本的には五十音順に振られています。
なので、たとえば清水久詞厩舎で2桁番号の馬が走っていれば
「たぶんアキトクレッセントだろうな」
と見当がつくこともあれば
ある時期、キタサンブラックが「551」という関西人にはお馴染みの数字列だったのでスグに覚えてしまったことも。
(GI馬は紫色のスペシャルゼッケンなので、番号以前に一目瞭然なんですけどね)

そんな1つの新しいスタートをきった先週の栗東トレセンですが、水曜日の後半の時間帯に坂路で馬が倒れ、その影響でCWコースでの追い切りが増える、という事態がありました。

この件とは別に以前、とある調教師と馬の故障についてお話をしたのですが
「紙一重で難しいからねぇ…ホント、難しい」と。

毎日、担当厩務員や助手が脚元を触ったりケアをして
追い切り前に獣医に「明日、速い追い切りをしても大丈夫ですか?」と確認をすることもありますし
もちろん追い切りの後は獣医に診てもらい
調教師もいろんな状況を総合的に判断して追い切りやレースを決めていく

慎重に丁寧に進めていても、事故は起きてしまいます。
言葉を話せる人間のアスリートでさえ、怪我に悩まされるのですから、馬が相手ではなおさら難しいということは頭では分かっていても、こういう事象を聞くと、切なくてやるせない気持ちになってしまいます。

そんな時に見るのが競走馬総合研究所のホームページや、競走馬やトレーニングに関する研究発表。
「こうして日本馬はどんどん強くなっていったんだ」
と新たな知識を得て、少し前向きになれる気がします。