はい!現場の大恵です

ストイックな父の背中を追って

今週6日、JRA競馬学校の入学式が行われました。

今年デビューの新人騎手たちは父に騎手や元騎手をもつ
いわゆる「2世」が多かったわけですが
今年の新入生にも2世が。

その中の一人が吉村誠之助くん。
お父さんは園田・姫路競馬のリーディング・吉村智洋騎手です。

早くに結婚したため、まだ36歳。
2018年に全国リーディングに輝きましたが
それまでの道のりは決して平坦なものではありませんでした。

デビューした頃は小牧太騎手、岩田康誠騎手をはじめ平松徳彦騎手などトップジョッキーの層が厚い時代。
のちにスタージョッキーへと登り詰める木村健騎手でさえ
トップ5に入るかどうかという状況でした。

師匠はとても厳しく、ひたむきに真面目に仕事に取り組んだ吉村騎手。
師匠の引退後に所属厩舎として受け入れた飯田調教師も
「ずっと真面目に調教をしているのを見ていました。
出遅れ(寝坊)もまったくしないですよね」
と吉村騎手のストイックな仕事ぶりに敬意を表していました。

勝利騎手インタビューなどでは強気な発言もありますが
あえて自分にプレッシャーをかけているのではないかなと感じることもしばしば。
「根性」という言葉が園田で一番似合うジョッキーだと感じます。

そんな父の背中を追って、JRA競馬学校に入学した息子さんに向けて

「死ぬ気で頑張れ」

とエールを送ったそう。

吉村騎手の生き様を表したかのような言葉。
父譲りの根性で、まずは無事にデビューを目指してほしいですね。

 

 

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