はい!現場の大恵です

とねっこ

今週前半は浦河へ行ってきました。

日高道が厚賀まで延伸したのは2018年春。
昨年は3回、北海道へ行ったのですが
厚賀の手前の鵡川で温泉に入りたくて途中で降りたり
帯広経由で天馬街道から浦河入りしたりで
厚賀インターを使用するのは今回が初めてでした。

これまでは日高道を降りて豊郷に向かうと
坂を下りながら右手に太平洋がパァーッと広がっていく景色が大好きで
車の窓を大きく開けて爽やかな空気を楽しんでいました。

日高道で厚賀まで行ってしまうと
それを楽しめなくなるので
とても残念に思っていたのですが
日高道を走りながらもちょっぴり太平洋が望めて
「これもオツだなぁ」と思ったり。

私が生まれ育ったのは神戸。
海といえば瀬戸内海で
海の向こうには常に島や陸が見えている状態のため
果てしなく広がる水平線はとても新鮮です。

 
さて、浦河では毎年お邪魔させていただく生産牧場で
ご厚意に甘えて放牧地に入らせていただきました。

新参者に興味津々なとねっこが後ろをついて歩いてきて
肩から下げているカメラをツンツンと鼻でつつく姿は
可愛すぎて胸キュンでした。

一方で、私があるとねっこを撫でていると
「私の友達よ!触らないで」
とでも言いたそうに間に割り込んできて睨んでくる女の子も。

放牧地の中にも小さな社会が広がっているのだなぁと感じつつ
「ちょっと怖い…」と思っていると
その心を悟られたのか睨みはどんどんキツくなり
軽く追いかけられてしまいました。

よく「馬は乗っている人を判断する」と聞きます。
そのため、「新人の頃は馬になめられてしまって」というような話を
調教助手たちから聞くこともありますが
私の目つきからも判断されるとは。

別の牧場の方も
「やっぱり野生の動物なんだね。
人間の目を見て、怖がっているか判断するんだと思うよ。
僕も小学生の頃はよく背中を噛まれちゃったなぁ」と。

振り切って放牧地を出ると
ふぅぅと安堵のため息をついてしまいましたが
柵の向こうからとねっこたちを眺めているとやっぱり可愛くて
「私も仲間に入れて~!」
と言いたくなりました。

2年後、トレセンで再会できることを心待ちにしています。