はい!現場の大恵です

今朝のトレセンから、キセキ

有馬記念の枠順抽選会が数時間後に迫っています。

初めて公開抽選が行われるようになった4年前は
今とは少し違う抽選方法で、各陣営が好きな番号を選べ、
2枠4番を選んだジェンティルドンナが優勝し
2着は3枠6番を選んだトゥザワールド。

もちろん実力あってのことですが
あらためて内枠有利、できれば偶数枠が…ということを実感させられたレースでした。

コーナーを6回まわるトリッキーコース。
今年、内枠を引き当てるのはどの陣営なのでしょうか。

さて、栗東トレセンから個人的に注目しているのはキセキ。

前走・ジャパンカップでは自らレースを作り
直線半ばまで先頭を守り抜きました。
結果的にアーモンドアイに交わされて2着でしたが
従来のレコードを更新する2分20秒9での走破。

レコードタイムが更新される時
ハイペースで逃げる馬を直線で差し切ったらレコードだった
・・・ということは、ままありますが
キセキの場合は自分でペースを作ってのもの。
レース直後から同馬を称える声が多かったですね。

で、気になるのはレース直後。
骨折など具体的な怪我はなくとも、肉体疲労とか精神的なダメージがないかが心配でした。

先週、厩舎に行くと担当する清山宏明調教助手は
「今回が秋4戦目になりますし
ダメージがあってもおかしくないなと思っていましたが
獣医さんから『状態がいいよ』と言っていただきました。
乗った感触を慎重に感じ取ってきましたが、体の疲れももうありません」
と有馬記念に向けて明るい表情。

今朝も改めて厩舎に行ってみましたが
「毎日接していても前走の反動とかは感じません。
常識を覆すかもしれない状態まできているから
一番そばにいる僕がキセキのことを信じてあげないとって思います」

口調としては、字面よりももーっと慎重で控えめな感じだったのですが
だからこそキセキの状態の良さを感じました。

 

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また、馬体も以前より大きく逞しくなっているように感じ
清山助手も「またパンプアップしましたよ」と言います。

最近は調教方法も変えているとのことですが
それも体幹が強くなったことと元々持つポテンシャルの高さゆえにできること。

父ルーラーシップは高い期待を寄せられながらも有馬記念で出遅れてしまい
ゲート再審査を課せられたことで引退することとなりました。

父の無念を、というのは単なる人間のエゴかもしれませんが、有馬記念でどんな走りを見せてくれるのか楽しみです。

ところで昨日の朝、とても縁起の良さそうな馬と遭遇しました。

 

アイアンクロー

 

ゼッケン番号「1番」!!!

斉藤崇史厩舎のアイアンクローです。

応援している馬も「1番」になりますように。