夢への第一歩

日本ダービー!!

 

 

先週の週中。

 

「今週は、日本ダービーという大きなレースがあるんです♪」

と、競馬を知らない友人に話すと

「それってどれくらい大きなレース?」

と聞かれました。

 

私の答えは

「牧場で産まれてきた仔馬が男の子だと判ると

その瞬間から『この子をダービー馬に!』と

関係者みんなが夢見るレース。

一生に一度しか出走することができない何者にも代え難いもの。」

でした。

 

2011年に産まれた馬に関わるすべての人が夢見た日本ダービーを制したのは

ワンアンドオンリーでした。

 

勝ったワンアンドオンリーには「強いっ!」の一言。

道中、掛かりながらも勝っちゃうんですから

世代頂点にふさわしい馬ですよね。

 

今年は7年ぶりに牝馬の参戦もありました。

オオエライジンの7代母であり、

1943年に無敗で日本ダービーを制した牝馬クリフジに

思いを馳せながら見ていましたが、

今年参戦したレッドリヴェールは12着でした。

 

また捨て身の逃げを打ったエキマエはカッコよかったです。

ウインフルブルームの出走取消により

確固たる逃げ馬不在の中、

逃げを期待され、スタートから押して押してハナへ。

レース中、競走中止をしたことが

とっても悲しくて心配で、胸がぎゅぅっと締め付けられましたが

右寛跛行とのこと、骨折など大事に至らなくてよかったです。

ダートグレード競走・兵庫チャンピオンシップ勝利の時のように

またダートで強い姿を見せてくださいね。

 

 

さて、話をダービー馬ワンアンドオンリーに戻します。

昼休みの日本ダービー騎乗ジョッキー紹介の時、

花束プレゼンターの子供たちに

リラックスムードで優しく微笑む横山典弘騎手を見て

「今日は大仕事をやってのけるかもしれない!」

と感じました。

 

ダービーを勝つにふさわしい騎手、

そして調教師、馬主、生産者が勝つべくして勝った日本ダービーだったと感じました。

 

生産者のノースヒルズは

昨年のキズナに続き2年連続の制覇。

そして馬主の前田幸治オーナーは

キズナを所有する弟・晋二オーナーとの兄弟制覇を成し遂げました。

 

キズナに続き、凱旋門賞出走?!

夢は膨らみます。

 

夏日だった日本ダービーデーから一夜明け

爽やかな気持ちで、また新たな一年を迎えます。