大恵 陽子 夢への第一歩


ハナズゴールと野本調教助手 Part.2

 

 

□■□■□

競馬リポーター 大恵陽子が「Oh Yeah!!」と感動したレースや馬にまつわるエピソードを

馬主へのインタビューやトレセンでの取材を通してお届けします。

毎月第1週目更新!

□■□■□■□■□■□

 

第13回目はハナズゴールと担当の野本調教助手です。

 「ハナズゴールと野本調教助手 Part.1」より続きます。

2日目は、阪神牝馬Sに向けて調整中のハナズゴールについて、
そして野本調教助手にもある変化がありました。

=-=-=-=-==-=-=-=-=

 

 

オークスの後は休養を挟み
夏の札幌記念から始動となりました。

 

「函館で調整をしていて、札幌記念の時は前日輸送をしました。
初めての前日輸送。札幌に着いたのが16時頃でした。
ところが、エサは食べないし水も飲まないし…
さらに小回りコースでどこまでやれるかな?!という感じでした。」

 

と、不安要素がたくさんあったようですがフタを開けてみれば
牡の古馬相手に4着。
素質の違いを見せつけ
ローズSに向けて北海道から栗東へと入厩します。

 

ところが、ここでも再びアクシデントが。
ローズS前に腸炎にかかってしまいます。
再び直前での回避。

 

「この時は本当にぐったりしていて
1週間食べられたのは牧草だけでした。
年末にリゲルSを勝ちましたが、3ヶ月ほどでよく立ち直ったなぁと
回復力のすごさに驚きました。」

 

この後、年明けの京都牝馬Sで2つめの重賞制覇を達成したのですが

 

「はじめは、ここまで滞在が続くと見込んでいなかったので
途中で嫁さんに何度か長袖や冬物を追加で送ってもらいました。
来る時はほとんどなかった荷物が、京都牝馬Sが終わって帰る頃には
灯油缶が3つ入るくらいのデッカイ箱にも収まりきらず
人間が使う物以外は切り草の袋に入れて馬運車に積み込みました。
久しぶりに家族の元へ帰ると、
北海道へ行く前にはそんなにしゃべっていなかった
2才の長女がすごくしゃべるようになっていたんです!
でも、僕を見たら挙動不審になり
嫁さんの足にグッとしがみついていました。
父親だと分かっていたとは思うんですが、久しぶりすぎて…。
帰って2日くらいで大丈夫になったので、覚えてくれていたとは思います。」

 

そして、2月には野本調教助手に新しい家族が増えました。

 

「美浦に帰っているわずか1ヶ月半の間に長男が誕生しました。」

 

 

 

 

公私ともに充実し、ふたたびやってきた栗東。

 

「今回から出張馬房の厩舎が変わりました。
以前はリ-1で静かな所だったんですが
今回からハ-1。
ここは門の近くで車の通りが多いんです。
少し心配していましたが、
初め高かったテンションも今はもう大丈夫です。」

 

 

 

 

さらにこう続けます。
「使いつつあるとピリピリしてくることもあるんですが
今回は京都牝馬Sの後に美浦に帰って
一回ゆっくりさせたので大丈夫です。
一週前に追い切りはビシッとやったので
今週は軽くサラッとやる程度になると思います。」

 

一週前追い切りの27(水)は、栗東坂路時計TOP10にも入りました。
また前走の京都牝馬Sでは大きな成長点も。

 

「普段運動している時でも他馬とすれ違ったりするのを嫌うんです。
止まったり逃げたり蹴りに行ったり。
それが、前走では初めて馬群を割る競馬をしました。
あ、でもブラッシング嫌いは変わりませんけどね。
首のあたりをブラッシングしていると噛みにきたり、
腰のあたりをしていると蹴りが飛んできますので
だましだましやっています。
でも、噛まれたからといって、憎い!とかはないですよ。
これだけいい馬をやらせてもらって、オーナー夫妻には感謝しています。
阪神牝馬Sからこの後はヴィクトリアマイルの予定です。
大きいところを獲らせてあげて
デッカイ花嫁道具を持たせてあげたいですね。」

 

 

今年こそ、悲願のGI制覇に向けて。
ハナズゴールの春がはじまります。