大恵 陽子 夢への第一歩


阪神競馬場の桜2013.3.30

 

 

昨日の阪神競馬場の桜です。

 

 

 

 

サンライトウォーク横の桜は見事に満開!

咲き誇っています。

 

阪神競馬場の桜は、個人的な感覚では

まず通用門の曲がり角にある枝垂れ桜?が咲いて

続いてサンライトウォーク横の桜並木→向正面→内馬場

の順で満開になっていきます。

 

去年は金曜になってもこんな感じ↓

 

 

 

 

かろうじて通用門のところの枝垂れ桜が7分咲きといったところでした。

 

 

 

 

 

今年は馬場側も綺麗に咲いてきましたね。

桜花賞まで持ってくれるかな?!♪

 

 

 

 

 

 

今日の産経大阪杯

勝ったオルフェーヴルはやはり強かったですね。

高松宮記念のロードカナロアの時も思いましたが

「当たり前に勝つ」というのはいつも以上のプレッシャーで難しいことでは?!と。

私は事務所のマネージャーから

「このくらい、あなたならできて当たり前だよね?!」

と、たま~にですが言われることがあります。

すると途端に緊張してしまい

いつもより力が発揮できない、ということがあります。

 

でも、そこをやはり「当たり前に勝ってしまう」のは

能力の高さでもあり、陣営の努力の賜物でもあるのだと思います。

おめでとうございます!

 

ヴィルシーナが掲示板をはずしたのには、ちょっとびっくりしました。

どんな状況でもめげずに、根性で頑張る彼女にいつも励まされていました。

「私もヴィルみたいに、めげないぞ!」って。

休養明けだったからかな?!

一緒に走ったメンバーが世界レベルだったからかな?!

 

またヴィルのめげない姿を見たいです。

そしたら、私もがんばれる気がします。

 

 

 


ルールプロスパーと鳩

 

 

ルールプロスパーが今日、レースでした。

 

約1年前に「Oh Yeah!!」で取材をさせていただき
馬房前にある千羽鶴やファンから贈られたアルバム
そして担当の林調教助手の愛情に、
私もルールプロスパーのファンになってしまいました。

 

取材後、初めての障害重賞・東京ジャンプSに出走したのですが
雨で滑りやすい馬場。
一周目の障害着地時につんのめってしまいました。
レース後には落鉄も判明。
酷な状況下で4着とすごくがんばっていたんです。

 

ゆっくりと休養をして、平地を叩いてからの今日。
三木ホースランドジャンプS。

 

パドックに着くともう周回が始まっていたのですが
上からチラッと見ただけでもすぐに
「あ。ルールプロスパーだ!」
と見つけられるくらい、馬体は輝いて立派でした。

 

 

 

 

でも、ちょっと元気いっぱい。
ルールプロスパーの生パドックは初めて見たのですが
いつもこのくらい元気なの?

 

そして、今日はパドックで鳩も周回していました。
ちょうどルールプロスパーの前でよちよち歩きをしていた鳩たち。
いつになったら逃げるんだろう、と思っていると…
逃げ遅れたっ!!

 

スタンドからどよめきが。

 

 

 

 

 

幸い鳩は無事で、尻尾の羽根が抜けただけで飛び立っていきました。

ルールプロスパーもそれによって暴れることもありませんでした。
でも。
心なしか、ルールプロスパーの元気がなくなったような…
よく言えば「落ち着いた」ということなんでしょうか。

 

 

 

 

 

返し馬に出てきたルールプロスパーは、やっぱり元気でした!

 
レースではスタートしてからはゆっくり中団を進んでいたんですが
気づけば先頭に躍り出て、レースを引っ張っていきます。

 

先頭に立ってからは見ている私が胃が痛くなってきそうな感覚でした。
「あまりスピード出し過ぎて飛越に失敗したらどうしよう…」
「お願い!後ろから何も来ないで!でも、飛越は安全に…」

 

ところが3-4コーナーで2番手の馬にかわされ
最終的に4着でのゴールとなりました。

 

レース後、林調教助手にお話を伺うと
「後脚が落鉄していました。
鳩の恨みですかね、踏んでしまった方の脚でした。
それでも62kgで裸足で走ってこの結果なんですから

よく頑張ったと思います!」

 

無事でさえあれば、また次に向かえますよね。
また楽しみにしています。
今度は、鳩がいませんように。

 

 

 


新番組! 

 

 

4月からラジオ番組を担当することになりました!

 

毎週金曜日 朝10時半~12時の

『はっぴいくれよん金曜日』

大阪府八尾市にあるFMちゃおというコミュニティラジオでのオンエアです。

 

コミュニティラジオですが、インターネットでUstreamやサイマルラジオを使って

全国でお聴きいただけます。

 

もう一度言います。

全国でお聴きいただけます。

 

ぜひ聴いてください!

番組視聴はコチラ

 

番組内では八尾の情報のほかに、競馬コーナーもあります。

戦前、八尾市にあった競馬場のことや

競馬メッセージコーナーなどなど。

 

初回放送は来週4/5(金)

競馬のメッセージテーマは「今年の桜花賞」

 

みなさんの

*今年の桜花賞の予想

*桜花賞の注目騎手

*今年の桜花賞はココで見ます♪

などなど、「今年の桜花賞」にまつわるメッセージお待ちしています。

 

メッセージの宛先は

m@792.jp

件名に「はっぴいくれよん金曜日」とお願いします。

 

初めてのラジオレギュラー番組。

みなさんからのメッセージが頼りです(>_<)

よろしくお願いします!

 

 

 


馬名募集馬のなぅ。

 

 

スイートドーナッツが帰ってきています。

今週のレース予定で、日曜・阪神6R 芝1200mです。

年末12月2日の千両賞以来、3ヶ月半ぶりのレース。

 

「休み明けなので1回使ってから

次、その次、と良くなっていくと思います。」

と鈴木調教師はおっしゃっていました。

 

少しずつ、一歩ずつ。

ゆっくりでいいのでドーナッツのペースで進んでいってほしいなと思います。

Perfumeファンのみなさんも、きっと応援してくれています!

 

 

そしてラヴァズアゲインは現在休養中。

大山ヒルズで英気を養っています。

 

大久保龍調教師は当初、

「中京開催で使いたかった」そうですが

先生も大山ヒルズに見に行かれた時の様子から

もう少し後にスライドです。

 

繊細女子のラヴァズアゲイン。

元気な姿で帰ってくるのを楽しみにしています。

 

 

さて、明日はUstream「パートナーズTV」で

競馬コーナー「大恵陽子のOh Yeah!!競馬」の予定だったのですが

ロケが入ったため、お休みさせていただきますm(__)m

 

 

写真は関係ないですが、浦河で食べた特大つぶ貝!

向こうでは、これが標準サイズだそうです。

 

 

 

 


嬉しいこと悲しいこと

 

 

 

北海道でノースフライトに会った時

孫のビートブラックのことが頭に浮かんできました。

 

今年も天皇賞・春をたのしみにしていたのですが

屈腱炎になってしまったんですよね。

 

大丈夫かなぁ?と気になって、

でもビートブラックはもう放牧に出ているので

担当の林助手に会いに行って来ました。

 

 

 

 

ビートブラックは正式には、右前繋部浅屈腱炎。

 

「浅屈腱というのは、膝の裏あたりから足先までつながっている長い腱で

そのうちの繋部、”つなぎ”と言われているところが屈腱炎になりました。

前走・京都記念のレース後に少し跛行していたんですが

1~2日ですぐに治りました。

慎重に様子を見ていましたが

キャンターも問題なく、大丈夫でした。

でも、速いところ(阪神大賞典の追い切り)をやる前に

念のためエコー検査をしたんです。

そこで、屈腱炎だと分かりました。

今年の天皇賞・春に出させてあげたかったので残念です…」

 

年内は休養とのことですが、また来年!

「この子は、丈夫な子なので」

ということなので、来年をたのしみにしています。

 

 

ビートブラックの屈腱炎は悲しいニュースでしたが、

この季節は嬉しいニュースも♪

 

数日前に、エイジアンウインズの子どもが生まれたそうです!

「ワークフォースの牡馬が生まれました!」

とオーナーの太田様ご夫妻もとても喜んでいらっしゃいました。

 

「ワークフォース自身、手脚が長くていいね!」

という話を昨年のセレクトセール会場で耳にしました。

どんな仔に育ってくれるのでしょうか。

 

 

また2月には、三宅勝俊様が初めて所有した繁殖牝馬が初仔を生みました。

 

「私にとっての初孫が生まれました!

フレンチデピュティの牡です。

お母さんはラクスクラインという馬で

血統が良いとか、競走成績が良いわけではないんですが

競馬にあまり興味のない息子が

「もし馬の名前つけるんだったら、これを付けてほしい」

と、言ってきた名前なんです。

こんなこと、後にも先にもこの時だけで

その名前を残しておきたかったんです。

牡馬だと丈夫で使い減りしないし

競走生活を長く送れるので、自分で持つにも売るにしてもいいんです。」

 

先週北海道に行った時に

以前生産牧場で働いていたという方から

「仔馬が生まれたら、まずは後ろ脚をガバッと開いて

性別を確認するんです。

牡だったら、やったぁー!です。」

という話を聞きました。

生産界では、性別が大きな意味を持つんですね。

 

 

 


名付け親さんいらっしゃ~い!エイジアンウインズ Part.2

 

 

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「名付け親さんいらっしゃ~い!」

このコーナーでは、京都馬主協会会員さんの所有馬の名前の由来について

名付け親さんにおのろけ話を語っていただこうというコーナーです。

毎月第3週目更新です。

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第6回目は2008年ウオッカを降し、ヴィクトリアマイルを制したエイジアンウインズです。

2日目の今日は…

先月このコーナーで取り上げたポアゾンブラックの追加取材中に、

エイジアンウインズの名付け親でありオーナー夫人の太田珠々子様が

元タカラジェンヌでいらっしゃることが分かりました。

 

 

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先月の「名付け親さんいらっしゃ~い!」では

園田のスターホースで、JRAに移籍したポアゾンブラックを取材しました。

宝塚歌劇団のロマンチックレビュー『ル・ポアゾン』から名付けられたのですが

その作・演出をされたのは、現在は宝塚文化創造館の名誉館長も務められる

演出家の岡田敬二先生でした。

 

大恵:『ル・ポアゾン』から名付けられたポアゾンブラック、

オーシャンSで4着と大健闘でしたね!

 

岡田先生:ポアゾンブラックは、僕が名付けたわけじゃなくて

村上憲政さんが名付けたんですよ。

(村上オーナーと岡田先生、おふたりとも謙遜されています。詳しくはこちら

 

それだったらね、エイジアンウインズも僕の作品の名前からなんですよ。

作品名は『ASIAN WNIDS-アジアの風-』と言って、

”アジアン・ウインズ”と読むんだけど、それは日本語での読み方なんです。

太田珠々子さんが

「名前がいいから馬につけたい」と言われた時

それならば、世界的に通用するように英語読みのエイジアンにして

”エイジアンウインズ”はどうですか、と提案しました。

そうしたら、GIを獲っちゃいました!

東京競馬場でのレースだったので、私はテレビで観ていましたが

「やった!!」と思いましたね。

馬券ももちろん買っていましたよ。

名前をつけた馬の馬券はだいたいいつも買うんです。

 

そうそう、エイジアンウインズが1000万下特別を勝った時に

騎乗していたM.デムーロ騎手とは

来日当初に宝塚市のイタリアンで太田ご夫妻と食事をしたこともあるんです。

 

 

 

 

大恵:太田珠々子様とはどこで知り合われたんですか?

 

岡田先生:太田珠々子さんは、元タカラジェンヌなんですよ。

那智わたるさん、内重のぼるさん、藤里美保さん、この3人がトップスターだった頃の

娘役で、ダンスのスターだったんです。

僕が宝塚に入る前からご活躍されているすごい方なんですよ!

今もいつも宝塚歌劇団の公演を見に来られていて

多くの現役生や卒業生からも慕われています。

 

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元タカラジェンヌの太田珠々子様が

「アジアの風を吹かそうよ!」

と想いを込めたエイジアンウインズには

2011年、2012年と産駒が誕生しています。

 

2012年に生まれた牝馬(父キングカメハメハ)は

「エイジアンドリームという名前にしようと思ってるんです。」とのこと

今度は「アジアの夢」を乗せて走ります。

 
 

(おわり)
 
※一部誤りがありましたので訂正いたしました。

 

 


名付け親さんいらっしゃ~い!エイジアンウインズ Part.1

 

 

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「名付け親さんいらっしゃ~い!」

このコーナーでは、京都馬主協会会員さんの所有馬の名前の由来について

名付け親さんにおのろけ話を語っていただこうというコーナーです。

毎月第3週目更新です。

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第6回目は2008年ウオッカを降し

ヴィクトリアマイルを制したエイジアンウインズです。

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2008年のヴィクトリアマイルを制したエイジアンウインズ(引退)。

彼女の名前は

宝塚歌劇団の公演名と北京オリンピックにちなんで名付けられました。

 

エイジアンウインズのオーナーは

ローマンレジェンドやウイニングチケットのオーナーでもある太田美實様です。

そして名付け親となったのはご夫人の太田珠々子様。

 

大恵:エイジアンウインズの名前の由来を教えて下さい。

 

太田珠々子様:2008年に北京オリンピックがあったので

「アジアの風を吹かそうよ!」という想いを込めて

エイジアンウインズと名付けました。

 

宝塚歌劇団花組の公演で『ASIAN WINDS-アジアの風-』というのがありまして

作・演出をされた岡田敬二先生とは仲良くさせていただいているんです。

すごく素敵な名前だったので

「先生、これ使ってもいいですか?」と伺ったら

「どうぞどうぞ。」ということだったので

馬名に使わせていただきました。

岡田先生の作品名は本当に素晴らしいものが多いんですよ。

 

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2005年に宝塚歌劇団花組で公演された『ASIAN WINDS!-アジアの風-』。

エイジアンウインズはそこから名前をもらい2006年にデビューします。

休養をはさみ、3歳秋初戦こそ9着でしたが

その後は連対をはずさない安定した走りをみせました。

しかしヴィクトリアマイルでは

前走・阪神牝馬Sで重賞初挑戦・初制覇を成し遂げたばかりで

どうしても上がり馬のイメージが拭えず、5番人気に甘んじます。

しかしそんな下馬評を覆し、優勝!

64年ぶりに日本ダービを制し、後に殿堂入りしたウオッカをも退けたのです。

3ヶ月後に控えた北京オリンピック開幕に先立って

東京競馬場に「アジアの風」が吹いた瞬間でした。

 

その後、アメリカ遠征プランもありましたが

同時期にアメリカへ遠征予定だったトールポピーが取りやめたため

帯同馬がいなくなり、エイジアンウインズも断念します。

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大恵:アメリカ遠征断念は残念でしたが、見事なGI制覇でしたね!

 

太田珠々子様:そうですね。

今はね、エイジアンウインズはお母さんをしているんですよ。

子どもにはエイジアンドリームと名付けようかと思っているんです。

今度は「アジアの夢」です。

 

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昨年の秋、「Oh Yeah!!」でローマンレジェンドの取材を

太田美實様にさせていただいた時

太田珠々子様ともお電話で何度かお話したり、お会いもしたのですが

しゃべり方、立ち居振る舞い、気配り、雰囲気…と

すべてがとっても素敵な方で

「こんな素敵な女性になりたいなぁ!」

と心がキラキラと輝きました。

 

その時は、失礼ながらまったく知りませんでしたが

太田珠々子様は元タカラジェンヌだったのです。

 

それを教えてくださったのは『ASIAN WINDS-アジアの風-』の

作・演出をされた岡田敬二先生でした。

 

そう、先月のこのコーナーで取材したポアゾンブラック

名付け親のおひとりです。

 

エイジアンウインズの名前について

岡田先生にもお話を伺いました。

(明日につづく)

 

 

 


オオエライジンのお母さん

 

 

自称オオエライジン応援隊長が

オオエライジンのお母さんに会ってきました!

 

 

 

 

フシミアイドルです!

オオエライジンのお母さん!

 

放牧地に着くと、フシミアイドルの方からテクテクと近寄ってきてくれます。

そして、すぐに。ホントあっという間に仲良くなりました。

 

 

 

 

顔をすりすり~ってしてきてくれてホントかわいいっ!

オオエライジンの場合は噛み付こうとしたりもしますが

アイドルはひたすら頬ずりを。

名前の通り、伏木田牧場のアイドルです。

 

オオエライジンと名牝クリフジ(7代母)の写真を見比べた時

本当によく似ているな~と思いましたが

アイドルに会って、ますます

「ライジンはお母さんじゃなくて7代母のクリフジ似だ!」

と感じました。

 

「オオエライジンがまさかここまで走るとは思っていませんでした!」

と嬉しい誤算を口にされたのは、生産牧場の伏木田修さん。

 

 

アイドルは現在ディープスカイの仔を身篭っているとのことです。

ディープスカイも栗毛で立派な流星があります。

もしかしたら、お兄ちゃんに外見がそっくりの仔が産まれてくるかもしれませんね。

 

 


馬のお産

 

 

今週月曜~水曜、2泊3日で北海道に行っていました。

元騎手で競馬リポーターの赤見千尋さんとご一緒に♪

 

 

お世話になった三石・よしだ旅館さんで

 

 

メインの目的は

「馬のお産が見たいっ!!」

 

馬がレースに出走するまでたくさんの方が携わり

たくさんの方が愛情を注いでいく中で

一番はじまりの出産を見てみたい。

生産牧場の方々がどんな思いで出産を迎えるのか知りたい!

そう思いました。

 

赤見千尋さんとは

オオエライジンの帝王賞で初めてお会いして以来、

オオエライジンのJBCスプリント

オオエライジンの兵庫ゴールドトロフィー

でお会いしていました。

 

赤見さんのサバサバ感がカッコよくって好きで

元騎手だけあって、馬の性格や気持ちをすぐに察するところが

すごいなーと思っていました。

で、「馬の出産を見てみたいんです!」と話していたら

赤見さんも同じ想いをもってらしたようで

「一緒にお産を見に行きましょう!!」

と意気投合!(一方的に?)

今回の北海道旅が実現したのでした。

 

 

 

 

昨日、写真をアップしたノースフライトを撮る赤見さん。

ものすっごくテンション上がってらっしゃいました。

 

 

お産は、結果から言うと見られませんでした。

 

「2~3日いたくらいじゃ見れないよ。一週間くらいどんと腹据えて来ないと!」

と言われました。

おっしゃるとおりです。

 

色な牧場に声をかけていただき

北海道滞在中に一応予定日を迎える子もいました。

ところが、今回初めて知ったのですが

馬の出産予定日って種付けから11ヶ月後なんですって。

色んな意味でアバウトです。

 

なので、通常は遅れることが当たりまえ。

「1週間や10日は普通に遅れる」らしいんです。

 

「あたたかくなったら、ふっと緩んで産まれることもあります。

乳房にヤニがついたら、もう産まれるんですが

まだヤニついてないですね」

という生産者の見立て通り、北海道滞在中に産まれることはなかったです。

 

でも予定日がアバウトで

しゃべれない馬の出産となると、どうやってお産の時を知るんだろう?

という疑問が。

しかも、馬のお産は基本的に夜です。

 

そこで活躍するのが、タブレット端末。

馬房に監視モニターを設置して

タブレット端末やTVで、ご家族やスタッフさんが交代で

母馬の様子をチェックされていました。

TVの前のソファーや長椅子で寝ながら1時間おきにチェックし

出産の時を待っているんです。

 

「監視モニターを設置する前は

軽トラにコタツを積んで、厩舎の前で寝泊まりしたこともありました」

昼間ももちろん働いて

夜はこのようにお産に備えてらっしゃるんです。

 

「朝行ったら、とねっこが立ってることもありました。

無事に生まれていればいいけれど、

もし何か事故があれば悔やんでも悔やみきれないです。

「あぁ、もう少し早く来ていれば…」と思います。」

と、お世話になった生産者の方はおっしゃっていました。

 

過去にはこんなこともあったそうです。

「妊娠してるポニーのお腹が小さくなってたので

おかしな、と思って獣医さんを呼んで診てもらったら

お腹の中で仔馬が死んでいました。

でも、取り出してみたらまだ少し暖かかったので

家庭用の酸素ボンベで人工呼吸をしました。

でも、体はどんどん冷たくなっていくし…

ダメかなぁ…と思っていたら、ブハッと息を吹き返したです!

体が冷たくなってたから、今度は「体をあたためてやらないと」

と思い、ストーブを持ってきて焚きました。

それと、冷凍保存していた農用馬の初乳がまだ少し残っていたので

慌ててそれを飲ませました。」

 

 

今年生産牧場に嫁ぐ予定で、

すでに牧場を手伝われている方はこんなことをおっしゃっていました。

「この子たちはね、私たちがいないと何もできないんですよ。

私たちが守ってあげないと。

でも、馬に触るのが初めてのこんな私でもなついてくれるからホントかわいいですよね。」

 

お腹の中にいる時から

たくさんの人が産まれてくるのを今か今かと待ちわびていました。

産まれてきてからもたくさんの人から愛情を受けていました。

 

言葉にしてしまえば、当たり前のことですが

24時間馬に寄り添った生活。

そこでたくさんの愛情を受けて、どんな馬も育っていくのだと

肌で感じることができました。

 

 

 

ところで。

今回の北海道ではオオエライジンのルーツにも迫れました。

それは、また明日。

 

 

 


競馬女子

 

 

Ustream「パートナーズTV」の競馬コーナー「大恵陽子のOh Yeah!!競馬」

(登場は24分すぎから)

見てくださった方、ありがとうございました!

昨夜北海道から帰ってきたてホヤホヤの大恵でした。

 

番組の最後で

「ノースフライトに会ってきました~!!

20代後半なんですが、まだまだ元気で!」

と言ったのですが、すみません。

実際は23才です。

申し訳ございませんでした。

 

近づいても、逃げられる…

気高い雰囲気を醸し出していました。

 

 

 

左がノースフライト

右はケイシー(28才)テンザンセイザのお母さんです。

 

 

浦河町の大北牧場さんにて

 

 

 

北海道3日間では本当に貴重なお話をたくさん聞くことができて

目がうるっとする場面が何度もありました。

それは、追々書いていくとして

今日はUstreamでもお話しました「競馬女子」について。

 

JAみついしのHP内コンテンツ「競馬女子」

JAの女性職員さんが馬産地ならではの情報をわかりやすく発信しています。

で、この女性職員さんがまたかわいいんですー♪

 

馬産地・三石といえば、

私は三石川上牧場生産のカワカミプリンセスを思い出します。

その他にもオグリキャップ、ロードカナロア、ワンダーアキュート

そして京都馬主協会会員さんの所有馬でチューリップ賞馬のクロフネサプライズ!

というように、名馬の宝庫・三石。

 

競馬女子では、過去の名馬も未来の名馬もチェックすることができます。

Ustreamで

「仔馬の写真の後ろに、軽トラが写ってて、これがまたいいんですよー!!」

と言いましたが、この何気ない日常感がすっごく素敵なんですよね。

馬産地って、どんなところか想像しづらかったりするんですが

「競馬女子」ではそんな様子も伝わってきます。

 

この競馬女子を作り上げているのは

登場するJA女性職員さんの他に、普段は別の業務を担当されているJAの職員さん。

私がお会いした米田さんはご実家が競走馬の生産牧場、

根城さんはウエスタン乗馬を楽しまれている方だったり。

馬が、三石が大好きな方々によって作られています。

 

いや~、私も”競馬女子”として一緒にがんばりたいですね。

 

 

JAみついし「競馬女子」

http://www.jamitsuishi.com/horsegirltop/