凱旋門賞、ビートブラック
凱旋門賞…
日本馬が負けるたびに
凱旋門賞の格がまたひとつ上がるように感じます。
エルコンドルパサーの時に痛感した気持ちが、
昨日もやっぱり一緒でした。
「あと一歩なのに…念力でゴール板をちょっぴり手前に動かせたら。」
エルコンドルパサーの時に声が枯れるほど応援して
でも日本にいる私の声は届かなくてゴール板はそれ以上手前に動いてくれなかった。
ナリタトップロードの菊花賞の時は、手前に少し動いてくれたように思えたのに。
なので、凱旋門賞で本気で声を枯らして応援することが少し怖くなってしまいました。
昨日もそう。
先頭に立っても
「何かあるんじゃないか。だれか飛んでくるんじゃないか。」
嫌な予感だけは、当たるものですね。
オオエライジンは限界まで走って苦しがっている時、横を向きます。
オルフェーヴルも苦しくて苦しくて、右にヨレていったのでしょう。
そしてゴール手前10mくらいのところでは内ラチにぶつかっていましたね。
でも。
ロンシャンの重い馬場で、日本馬があんな伸び脚を使えるのだと感動しました。
ディープインパクトでも、あそこまでの勢いはなかったように感じます。
フォルスストレートの前半では何度か脚をとられバランスを崩したように見えました。
直線では本当に限界まで走り抜きました。
慣れない土地でとっても疲れたと思います。
まずはゆっくり疲れをとって、また勇姿を見せて欲しいです。
天皇賞・春を勝った後には
凱旋門賞プランも浮上したビートブラックは
残念ながら右前挫跖のため京都大賞典を出走取消しました。
担当の林助手によると
「調教中に固いものを踏んだかなにかで
炎症して少し熱を持っています。
大事をとって今回は…
これだけの馬ですし。」
とのことです。
1週前に痛めた左前の蹄とは逆の脚となります。
こういうことは、続いてしまうんですね(>_<)
早めのケアで大事に至らなくてよかったです。
この秋はJCを一番の目標に
暮れの有馬記念まで予定されています。
もしかしたら間に1走はさむかも?ですが
今後の様子を見ながらですね。