矢作厩舎訪問 その2
「矢作厩舎訪問 その1」のつづきです。
みなさんコレ↓見たことありますか?
前脚だけ白くてかわいい〜!
というわけではなく、白いのは新聞紙なんです。
レース後や速い調教をやった後の脚元ケアのひとつで、
湿布のようなものだそうです。
新聞紙の下には下の写真のように粘土のような薬剤がたっぷりと塗られています。
この薬剤が少しずつ乾く時に脚元の熱をとってくれるんですが
その乾きを遅くするために新聞紙を巻いているそうです。
私もこの薬剤、触ってみましたが
水を含んだ紙粘土のような、少しネバッと感がありました。
この状態で一晩置くそうなのですが
乾いてしまうと取るのが大変なのでは?!と思いきや
翌朝シャワーで落ちるそうです。
でもたまに薬剤が塗られていることが気になり
夜中のうちに触ってしまって
鼻面にこの薬剤をつけてしまっている子もいるとか。
想像するだけでなんとも愛らしい姿。
案内してくださった岡さんはこうおっしゃっていました。
「トレセンに入って初めて、
レースに馬を出すことがこんなに大変なのかと知った。
使いたいレースがあっても
脚元の調子が良くなくて使えず
悔しい思いもした。」
日々の小さな積み重ね、こういったケアがあって
無事にレースに出走できるんですね。