名付け親さんいらっしゃ~い!オトコギマサムネ Part.2
~「名付け親さんいらっしゃ~い!オトコギマサムネ Part.1」から続きます~
大恵:後輩に代診をお願いして参戦した昨年のセレクトセールで
オトコギマサムネを落札された時
「だいたい馬名は決まっている」とおっしゃっていましたよね?
塩澤様:そうですね。
牡馬なので息子の名前マサムネと付けることは決めていました。
以前に牡馬を所有していたのが2世代目となるメイトウマサムネで
購入後、正宗がまだ1~2歳の赤ん坊の頃だったのですが
一緒に浦河の吉澤ステーブルに見に行きましたね。
その時以来の牡馬です。
オトコギとつけようと考えたのは年明けくらいです。
はじめはショウグンマサムネにしようかと思っていましたが
先に馬名に使用されていて使えなかったんです。
“男気”っていま流行りのワードですし
うまく走って人気してくれると嬉しいですね。
大恵:オトコギマサムネにはどんな意味を込めているのですか?
塩澤様: 息子は“正宗”と漢字で書くのですが
私の名前・正樹から一字取ったというのと
「宇宙の中で正しく生きてほしい」という気持ちを込めてつけました。
「宗」は宇宙も表すんです。
息子には正しく生きてほしい、
そして、男気のある子に育ってほしいですね。
義理と人情を大切にして、人を裏切らない人間になってほしいです。
私自身は「人を裏切らない」「守れない約束はしない」「同じ目線で話す」
この3点を信念に掲げています。
人を裏切らないというのは、騎手や厩舎・育成牧場の人たちについてもそうですね。
馬主は9着より8着、4着より3着、とひとつでも上の着順に来てほしいんです。
だからやっぱり、最後まで少しでも上を目指してしっかり追ってくれる騎手がいいんです。
そんな騎手を大切にします。
負けることも多々ありますが、だからといってパッと乗り替わりをしたら
彼らだって気が悪いでしょ。
それまでがんばってくれているんですから、裏切らないようにしています。
もちろん、彼らに先約や有力馬の騎乗があれば断られることもありますが
それは仕方ありません。
厩舎や育成牧場なども同じですよね。
馬はケガすることもあります。
でも、それはやることをやっての結果ですので
特にその部分だけを責めるつもりはありません。
またがんばってください、と。
守れない約束はしないというのは、息子に対してもそうです。
無理なことは無理とハッキリ言います。
その代わり、一度約束したことは守るようにしています。
同じ目線で話すというのは
相手によって態度を変えない。
相手が社長であろうと牧場のスタッフであろうと、
言葉遣いは変わったとしても、気持ちは同じように接するということですね。
もうすぐ8歳になる小学2年生の正宗くんにもインタビューをしました。
大恵:オトコギマサムネが走る時は応援に行くの?
正宗くん:絶対行く!
僕、競馬場に行ったらめちゃくちゃテンション上がるねん!
オトコギ楽しみ!
塩澤様:息子の名前をつけるのは親のエゴかもしれないですけどね。
競馬場に連れていったらいつもはしゃぎまわって
レースではスタートから「行けーっ!」と叫んでいます。
周りからは「なんや?」と振り向かれるんです。苦笑
メイトウマサムネはJRA未勝利で終わってしまいましたが
オトコギマサムネには、まずは1勝目指して頑張ってほしいですね。
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オトコギマサムネは5月23日(木)に北海道から栗東・吉田厩舎に入厩しました。
吉田調教師曰く
「これから様子を見ながらゲート試験を受けて
その後の状態次第で一度放牧に出すかどうするかになると思います」とのことです。
一方、正宗くんは「ジュースは1日1本」というお母さんとの約束を守るため
家族と外食の日には、学校から帰ってきていつも飲むジュースを我慢しているそうです。
約束を守る…男気正宗として
第一歩を踏み出しているようです。
オトコギマサムネも、ゲート試験に合格すれば
競走馬としての第一歩を踏み出します。
ウィナーズサークルで男気あふれる1人と1頭に出会える日を心待ちにしています。
名付け親さんいらっしゃ~い!オトコギマサムネ Part.1
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「名付け親さんいらっしゃ~い!」
このコーナーでは、京都馬主協会会員さんの所有馬の名前の由来について
名付け親さんにおのろけ話を語っていただこうというコーナーです。
毎月第3週目更新です。(5月はGWのため1週ズレています)
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第8回目は2歳馬オトコギマサムネです。
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ダービーが終わり、さっそく来週からは2歳戦がはじまります。
来年のダービーへ向けて、トレセンには続々と2歳馬が入厩しています。
今回の「名付け親さんいらっしゃ~い」は
吉田厩舎に今週入ったばかりのオトコギマサムネをピックアップ。
名付け親さんは、馬主の塩澤正樹様です。
オトコギマサムネ(牡)
父ジャングルポケット
母レッドベリル
オトコギマサムネは、漢字で書くと「男気正宗」
塩澤様の一人息子・正宗くんの名前がつけられています。
息子さんの名前をつけるほどご家族を、そして馬を愛している塩澤様が
馬主になられたきっかけから、まずは伺います。
大恵:馬主になられたきっかけは何ですか?
塩澤様:大学の近くに金沢競馬場があって、その頃から競馬をはじめました。
初めのうちは馬券を買うだけだったのですが、次第に競馬が好きになって
「いつかは馬主に…!」
そんな思いを抱くようになりました。
大恵:初めて個人所有された馬は何ですか?
塩澤様:フォーナインミダスという牝馬です。
友道調教師がまだ開業して数年の頃
電話でやり取りをしながら私の希望価格に合わせて
色々なトレーニングセールに足を運んで落札してきた馬で
新馬戦を勝利で飾ってくれました。
今までの勝利の中で一番印象に残っています。
一生、忘れないでしょうね。
レースでは2番人気だったのですが、1頭抜けて人気している馬がいました。
アイスドールという馬で、最終的に6勝を挙げた馬です。
良い所はあるかなとは思っていましたが
当時はまだよく分かっていなくて…まさか勝つとは!
もちろん、プントバンコやナオミノユメなど
今でも勝つと嬉しいのですが
個人所有の馬で初出走初勝利ですから。
フォーナインというのは純度が一番高い99.99%の金のことなんです。
そしてミダスとは、触ったものが何でも金になってしまうという物語のミダス王からです。
一番を、金をこれから取れるようにと名付けました。
大恵:馬選びはどのようにされているのですか?
塩澤様:私は医院を開業していて、臨時休診はしない主義なんです。
院長になって12年になりますが、臨時休診は3回だけ。
インフルエンザが2回と、マカオに行っていた時に帰りの飛行機が飛ばなかった時だけです。
なので、平日開催のセリには参加できず
調教師や代理で行っている人と電話でやり取りをしながら毎年1頭購入していました。
ただ、5世代目となるプントバンコからはセレクトセール会場に私自身も行っています。
昨年は、後輩に代診をお願いして北海道へ行ったんです。
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その昨年のセレクトセールでの様子は詳しくはこちらをご覧ください。
明日は、本題のオトコギマサムネの名前の由来について伺います。
(明日へつづく)
名付け親さんいらっしゃ~い!トレザイール
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「名付け親さんいらっしゃ~い!」
このコーナーでは、京都馬主協会会員さんの所有馬の名前の由来について
名付け親さんにおのろけ話を語っていただこうというコーナーです。
毎月第3週目更新です。
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第7回目は2012年馬名募集馬のトレザイールです。
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トレザイールの名付け親さんは神奈川県在住の女性です。
馬名募集馬の名付け親さんとしては
女性は今回が初登場です。
大恵:私と同じ27歳だそうですが、競馬を好きになったきっかけはなんですか?
名付け親さん: 中学生のとき、兄がゲームの『ダービースタリオン』にはまっていたんです。
それがきっかけで私も競馬を見るようになり
スペシャルウィークやグラスワンダーを「とてもかっこいいな」
と思っていた記憶があります。
それ以来ずっと競馬をやってみたいと思っていたのですが、
なかなか機会がなくて…
ところが、3年ほど前に会社の人に誘われて東京競馬場に行きました。
今でもはっきりと覚えています。
2010年10月10日、毎日王冠の日です。
開幕週で芝がきれいで、施設の広さにとにかく感動しました。
中でも一番印象に残っているのは、
新馬戦でフェイトフルウォーが放馬したのに勝ってしまったことです。
ただ者ではないと思いましたね。
私自身は馬券がまったく当たらなくて、ちょっとへこんでいましたが
新聞を見たら、京都で「カミダノミ」という馬が出走していたんです。
もう、こうなったら・・・!と思い
ダメもとで単勝を買ったら的中したんです!
競馬に神様っているんだなーと思いました。
初めて行った競馬場がこんな風にとにかく印象に残ることだらけで
今ではどっぷりとハマっています。
大恵:トレザイールの名前の由来は何ですか?
名付け親さん:競馬を見ているとき、競馬場に行くとき、とてもワクワクしますよね。
より多くの人に競馬を楽しんで貰いたいという気持ちと
たくさんの人に期待され、わくわくしながら応援をしてもらえたら・・・
と思う気持ちから名付けました。
私が本格的に競馬にハマったのは3年前からなのですが
学生時代からちょこちょこレースはテレビで見ていて
ディープインパクトやウオッカなど、有名な馬くらいはチェックしていました。
中でもディープインパクトは負けることなどまったく想像がつかず
「今日はどんな勝ち方をするんだろう?何馬身差をつけるんだろう?」
と、レース前にとてもワクワクしていました。
そんなワクワク感を「トレザイール」という名前の中に込めました。
大恵:トレザイールのレースの前もワクワクしましたか?
名付け親さん:新馬戦は残念ながらリアルタイムでは見れず
夕方に自宅で動画を見ました。
結果は6着でしたが、
無事に出走にこぎつけたことや懸命に走る姿にぐっときました。
2戦目はパークウインズでの観戦で
オジサンたちに紛れて1人で応援してました。
4コーナーあたりまでは中団にいたので
「よし、いい位置!がんばれ!」
と思わず声が出そうになるくらい、心の中では叫んでいました。
実況で「トレザイール」の名前が呼ばれると、とても嬉しかったです。
でもワクワクというよりは、その時はなぜか私が緊張してしまってドキドキでした。
2戦目のゼッケンを馬主様のご厚意でいただきました。
騎乗した藤岡康太騎手のサインも入れて頂き、大切に部屋に飾っています。
大恵:競馬にハマって3年。すっかり競馬にどっぷりですね。
名付け親さん:引退してしまいましたがヴィクトワールピサが特に大好きでした。
ジャパンカップで初めてヴィクトワールピサを見て、
有馬記念ではブエナビスタとシビれるようなレースに感動しました。
そして、年明けのドバイWC。
神奈川県に住んでいて、震災直後で色々と気が滅入っていましたが
史上初の日本馬の制覇!
さらにはトランセンドとのワンツーフィニッシュで、勇気づけられました。
今は、いつか一口馬主になりたいと思っています。
そのために馬主情報を検索していたらこのHPにたどり着いたんです。
色々な企画をされていて、とてもステキなホームページだと思い、即お気に入り登録しました。
トレザイールは、まだまだ可能性を秘めた馬だと信じています。
まずは無事に、そして息の長い活躍をして
競馬ファンをワクワク楽しませるようなレースをたくさん見せてほしいです!
がんばれトレザイール!
名付け親さんいらっしゃ~い!エイジアンウインズ Part.2
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「名付け親さんいらっしゃ~い!」
このコーナーでは、京都馬主協会会員さんの所有馬の名前の由来について
名付け親さんにおのろけ話を語っていただこうというコーナーです。
毎月第3週目更新です。
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第6回目は2008年ウオッカを降し、ヴィクトリアマイルを制したエイジアンウインズです。
2日目の今日は…
先月このコーナーで取り上げたポアゾンブラックの追加取材中に、
エイジアンウインズの名付け親でありオーナー夫人の太田珠々子様が
元タカラジェンヌでいらっしゃることが分かりました。
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先月の「名付け親さんいらっしゃ~い!」では
園田のスターホースで、JRAに移籍したポアゾンブラックを取材しました。
宝塚歌劇団のロマンチックレビュー『ル・ポアゾン』から名付けられたのですが
その作・演出をされたのは、現在は宝塚文化創造館の名誉館長も務められる
演出家の岡田敬二先生でした。
大恵:『ル・ポアゾン』から名付けられたポアゾンブラック、
オーシャンSで4着と大健闘でしたね!
岡田先生:ポアゾンブラックは、僕が名付けたわけじゃなくて
村上憲政さんが名付けたんですよ。
(村上オーナーと岡田先生、おふたりとも謙遜されています。詳しくはこちら)
それだったらね、エイジアンウインズも僕の作品の名前からなんですよ。
作品名は『ASIAN WNIDS-アジアの風-』と言って、
”アジアン・ウインズ”と読むんだけど、それは日本語での読み方なんです。
太田珠々子さんが
「名前がいいから馬につけたい」と言われた時
それならば、世界的に通用するように英語読みのエイジアンにして
”エイジアンウインズ”はどうですか、と提案しました。
そうしたら、GIを獲っちゃいました!
東京競馬場でのレースだったので、私はテレビで観ていましたが
「やった!!」と思いましたね。
馬券ももちろん買っていましたよ。
名前をつけた馬の馬券はだいたいいつも買うんです。
そうそう、エイジアンウインズが1000万下特別を勝った時に
騎乗していたM.デムーロ騎手とは
来日当初に宝塚市のイタリアンで太田ご夫妻と食事をしたこともあるんです。
大恵:太田珠々子様とはどこで知り合われたんですか?
岡田先生:太田珠々子さんは、元タカラジェンヌなんですよ。
那智わたるさん、内重のぼるさん、藤里美保さん、この3人がトップスターだった頃の
娘役で、ダンスのスターだったんです。
僕が宝塚に入る前からご活躍されているすごい方なんですよ!
今もいつも宝塚歌劇団の公演を見に来られていて
多くの現役生や卒業生からも慕われています。
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元タカラジェンヌの太田珠々子様が
「アジアの風を吹かそうよ!」
と想いを込めたエイジアンウインズには
2011年、2012年と産駒が誕生しています。
2012年に生まれた牝馬(父キングカメハメハ)は
「エイジアンドリームという名前にしようと思ってるんです。」とのこと
今度は「アジアの夢」を乗せて走ります。
(おわり)
※一部誤りがありましたので訂正いたしました。
名付け親さんいらっしゃ~い!エイジアンウインズ Part.1
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「名付け親さんいらっしゃ~い!」
このコーナーでは、京都馬主協会会員さんの所有馬の名前の由来について
名付け親さんにおのろけ話を語っていただこうというコーナーです。
毎月第3週目更新です。
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第6回目は2008年ウオッカを降し
ヴィクトリアマイルを制したエイジアンウインズです。
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2008年のヴィクトリアマイルを制したエイジアンウインズ(引退)。
彼女の名前は
宝塚歌劇団の公演名と北京オリンピックにちなんで名付けられました。
エイジアンウインズのオーナーは
ローマンレジェンドやウイニングチケットのオーナーでもある太田美實様です。
そして名付け親となったのはご夫人の太田珠々子様。
大恵:エイジアンウインズの名前の由来を教えて下さい。
太田珠々子様:2008年に北京オリンピックがあったので
「アジアの風を吹かそうよ!」という想いを込めて
エイジアンウインズと名付けました。
宝塚歌劇団花組の公演で『ASIAN WINDS-アジアの風-』というのがありまして
作・演出をされた岡田敬二先生とは仲良くさせていただいているんです。
すごく素敵な名前だったので
「先生、これ使ってもいいですか?」と伺ったら
「どうぞどうぞ。」ということだったので
馬名に使わせていただきました。
岡田先生の作品名は本当に素晴らしいものが多いんですよ。
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2005年に宝塚歌劇団花組で公演された『ASIAN WINDS!-アジアの風-』。
エイジアンウインズはそこから名前をもらい2006年にデビューします。
休養をはさみ、3歳秋初戦こそ9着でしたが
その後は連対をはずさない安定した走りをみせました。
しかしヴィクトリアマイルでは
前走・阪神牝馬Sで重賞初挑戦・初制覇を成し遂げたばかりで
どうしても上がり馬のイメージが拭えず、5番人気に甘んじます。
しかしそんな下馬評を覆し、優勝!
64年ぶりに日本ダービを制し、後に殿堂入りしたウオッカをも退けたのです。
3ヶ月後に控えた北京オリンピック開幕に先立って
東京競馬場に「アジアの風」が吹いた瞬間でした。
その後、アメリカ遠征プランもありましたが
同時期にアメリカへ遠征予定だったトールポピーが取りやめたため
帯同馬がいなくなり、エイジアンウインズも断念します。
=-=-=-=-==-=-=-=-=
大恵:アメリカ遠征断念は残念でしたが、見事なGI制覇でしたね!
太田珠々子様:そうですね。
今はね、エイジアンウインズはお母さんをしているんですよ。
子どもにはエイジアンドリームと名付けようかと思っているんです。
今度は「アジアの夢」です。
=-=-=-=-==-=-=-=-=
昨年の秋、「Oh Yeah!!」でローマンレジェンドの取材を
太田美實様にさせていただいた時
太田珠々子様ともお電話で何度かお話したり、お会いもしたのですが
しゃべり方、立ち居振る舞い、気配り、雰囲気…と
すべてがとっても素敵な方で
「こんな素敵な女性になりたいなぁ!」
と心がキラキラと輝きました。
その時は、失礼ながらまったく知りませんでしたが
太田珠々子様は元タカラジェンヌだったのです。
それを教えてくださったのは『ASIAN WINDS-アジアの風-』の
作・演出をされた岡田敬二先生でした。
そう、先月のこのコーナーで取材したポアゾンブラックの
名付け親のおひとりです。
エイジアンウインズの名前について
岡田先生にもお話を伺いました。
(明日につづく)
名付け親さんいらっしゃ~い!ポアゾンブラックPart3
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「名付け親さんいらっしゃ~い!」
このコーナーでは、京都馬主協会会員さんの所有馬の名前の由来について
名付け親さんにおのろけ話を語っていただこうというコーナーです。
毎月第3週目更新です。
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第5回目は先日JRA転入後初勝利を飾ったポアゾンブラックと名付け親さんです。
最終日3日目の今日は。
ソエの影響もあったとはいえ、兵庫ダービーを負けて悔しさも残る中
JRAに移籍し、新しい道へと進んでいったポアゾンブラックに
メイレディとの因縁?が復活します。
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大恵:JRA移籍はどういったきっかけですか
村上様:兵庫ダービーの後、北海道に放牧に出しました。
懇意にしている岡田牧場の育成場で目名共同トレーニングセンターというところがあるんですが
そこに11月頃までいました。
その間に、JRAの調教師の先生何人かから
「あの馬どうなの?」みたいに聞かれることがありました。
本田調教師ともそんな感じでポアゾンブラックの話をしていて
私もやはりJRAの広い馬場で走らせてみたいというのもありましたし
プールやウッドコースなど調教施設も整っていましたので
「やらせてもらえますか。」
とおっしゃる本田調教師にお預けしました。
大恵:JRAに移籍してから脚の調子はどうですか?
村上様:JRAの本田厩舎に移ってからはずっとプールで調整をしていました。
兵庫ダービ後にゆっくり休ませたことも良かったみたいで
今では痛みはないようです。
本田調教師も「不思議なくらいだ」とおっしゃるほどです。
ただ、目名共同トレーニングセンターから「骨が弱い」と本田調教師も聞いていたようで
JRAに移籍してからもメイチでは調教をやらなかったんです。
ところが前走の前、坂路での追い切りで非常に良い時計が出せました。
ファンもそれを分かっていたのか、JRAに移籍してから7→14→11着の
ポアゾンブラックが4番人気に支持され、ちょっと不思議な感じがありました。
でも「どうにか掲示板に載せたい」と思っていたので
勝てて本当に良かったです。
園田でスターホース扱いされて、JRAに移籍したものの
このままの成績が続いていたら
「なんや、大したことないな」って思われるのが悔しいですしね。
園田のファンも関係者も勝利を喜んでくださって
園田競馬場に来るとみなさん「おめでとうございます!」と言ってくださいますし
専門誌「キンキ」では3日連続でポアゾンブラックの勝利のことを書いてくださいました。
ただね、これがオオエライジンと同年代だったら
どうなっていたか分からないですよね。
それに、兵庫ダービでメイレディに勝っていたら
JRAに転入する時、収得賞金で
もしかしたらオープンからだったかもしれません。
今となって言えることですが、
兵庫ダービを負けていたからこそ、JRAで準オープンから挑戦できるということで
移籍した感じですね。
優勝の口取り写真では
京都馬主協会で親しくしている山田信太朗さんや谷口さん夫妻のほかに
野田調教師の娘さんも一緒に写っています。
そうそう。
兵庫ダービでポアゾンブラックを負かしたメイレディの関係者が写っているんですよ!
厩務員さんの右が村上憲政様、その右がお父様の村上稔様
父の2つ右隣に写っている男性。
パドックで
「園田で調教師補佐やってるんですが、馬良くなってますね~」
と言ってくださったのをきっかけに、パドックで色々と話をしていたんです。
なので、勝った後
「おめでたいことですし、一緒にお祝いしてください」
と写真に入っていただいたんです。
撮影が終わって帰り際、うちの父が
「この馬は兵庫ダービで負けるまで5連勝しとったんや!」
と言ったら彼が
「うちの馬が、勝ったんです。」と。
園田競馬の誰か分からずに話していたんですが、
メイレディを管理する保利厩舎の息子さんの保利良平調教師補佐だったんです。
みんなで「お前かぁー!!」と言ってやりました。笑
大恵:次走などは決まっているんですか?
村上様:芝スタートの阪神ダート1400mを以前使った時に
芝の走りが悪くなかったので
本田調教師も
「一度今後のために適性も見てみたいので芝を使いましょう」
ということで、3月2日オーシャンステークス(芝1200m)を予定しています。
JRAのオープンになったので相手もますます強くなりますが、活躍して
生え抜きの園田の馬がJRAでがんばってる、と新聞とかに取り上げてもらえれば嬉しいですよね。
私は福山でも馬主をしていますが、福山ももうじき廃止ですし
競馬界全体的に厳しい状況です。
ポアゾンブラックが園田競馬、ひいては競馬活性化のきっかけになれれば嬉しいですね。
(おわり)
名付け親さんいらっしゃ~い!ポアゾンブラックPart2
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「名付け親さんいらっしゃ~い!」
このコーナーでは、京都馬主協会会員さんの所有馬の名前の由来について
名付け親さんにおのろけ話を語っていただこうというコーナーです。
毎月第3週目更新です。
□■□■□■□■□■□
第5回目は先日JRA転入後初勝利を飾ったポアゾンブラックと名付け親さんです。
2日目の今日は
宝塚歌劇団の演出家・岡田敬二先生の作品『ル・ポアゾン』から
名付けられたポアゾンブラックが
重賞レースを含むデビューから5連勝で兵庫ダービーに挑んだ時の話です。
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大恵:5連勝で迎えた兵庫ダービーは、どんなお気持ちでしたか?
村上様:実は、園田時代はずっと脚を痛がっていたんですよ。
右前脚がソエでね。
まともな追いきりはほとんどできず、15-15くらいしかやっていないんです。
兵庫ダービの前走・菊水賞前に一回だけ少し速い調教をやったことがあるのですが
その時は一気に-15kgくらいになってしまって。
もちろんレースは一生懸命走ってくるので5連勝できたのですが
レース後は跛行しているような状態でした。
園田は菊水賞、兵庫チャンピオンシップ、兵庫ダービで三冠レースになっています。
でも菊水賞を勝った後
野田調教師も「兵庫チャンピオンシップを使ったら兵庫ダービーは無理ですよ。」と。
それで兵庫ダービーに直行しました。
鞍上の松浦政宏騎手は、圧倒的な1番人気で相当なプレッシャーだったと思いますよ。
ちょうどこの時の兵庫ダービーには
ディープブリランテでダービージョッキーになったばかりの岩田騎手が
園田競馬場に来ていて話したみたいです。
二人は年代も近いのですが
松浦騎手が「不安や。」ともらすと
「自信持って乗ったら、この馬は絶対勝つから大丈夫や!」
と岩田騎手から励まされたそうです。
ただね、結果は…
でも松浦騎手も野田調教師も、もちろん私もみんなが勝ちたいと思ってたし悔しい思いもしました。
ファンからは「なんであんな大外まわすんだ」
という声もあり、松浦騎手もかわいそうでしたが、あれは仕方ないんです。
ポアゾンブラックが右前脚を痛いのを、ずっと乗ってきて知っている松浦騎手だからこそ
小回りコースを少しでも大きく回って、脚に負担をかけないようにしたんです。
私も馬術をやっていたのですが、右回りコースでは右脚を先に出すので
どうしても痛い方の脚に負担がかかってしまうんですね。
4コーナーを回って直線では先頭を走っていたメイレディに突き放されて
3着のトライにも詰め寄られて
実況の竹之上アナウンサーも
「ポアゾンブラック、ピンチッ!」と。
でもここで手前を替えて、痛くない方の左脚から先に出すようになり
「ポアゾンブラック復活!!」という実況の通り、
最後は勝ったメイレディに半馬身差まで詰め寄りました。
もう何度も見ましたね、このレースVTRは。
大恵:仕方ないという気持ちと、悔しい気持ちとが入り混じった結果だったんですね。
村上様:兵庫ダービーはね、生産牧場の出口牧場のためにも勝ちたかったですね。
ポアゾンブラックはゴールドシップと幼馴染なんですよ。
ポアゾンブラックはオータムセールで買ってきた馬なのですが
当初、私は別の馬が欲しかったんです。
でも競り負けてしまって。
そしたら野田調教師が
「この馬どうですか?」っておっしゃるので
いつも庭先取引をしている岡田牧場の社長にも聞いてみたら
「その馬の生産の出口牧場って、うちの祖母の里ですよ。ちょっと聞いてみます。」
とすぐに調べてくださり、「良いですよ」と教えていただきました。
それで競りに参加し、落札しました。
それがポアゾンブラックです。
ゴールドシップの生産牧場として有名になった出口牧場は
繁殖牝馬が10頭ほどの牧場なんですね。
放牧時には牡馬と牝馬とが分けられますから、
さらに少ない頭数の中にゴールドシップとポアゾンブラックが一緒にいたということになりますよね。
ゴールドシップが日本ダービーで負けた後、6月7日に行われた兵庫ダービー。
ダービーの優勝写真を、出口牧場さんに送ってあげたかったですね。
私はゴールドシップの馬主さんとは面識はありませんが
奇しくも2頭とも色の名前がつけられていますしね。
=-=-=-=-==-=-=-=-=
ソエの影響もあり兵庫ダービーは牝馬のメイレディの2着に破れてしまいました。
しかしこの後、移籍先のJRAでもメイレディとの因縁?が復活するのでした。
名付け親さんいらっしゃ~い!ポアゾンブラックPart1
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「名付け親さんいらっしゃ~い!」
このコーナーでは、京都馬主協会会員さんの所有馬の名前の由来について
名付け親さんにおのろけ話を語っていただこうというコーナーです。
毎月第3週目更新です。
□■□■□■□■□■□
第5回目は先日JRA転入後初勝利を飾ったポアゾンブラックと名付け親さんです。
今日から3日間にわたってお届けします。
=-=-=-=-==-=-=-=-=
園田競馬でデビューし、5連勝。
「オオエライジンの再来か?!」
そう言われるほど強さを見せつけたものの
兵庫ダービでは惜しくも2着だったポアゾンブラック。
兵庫ダービー後にJRAへ移籍し、先日4戦目で初勝利を飾りました。
ポアゾンブラックの名前をつけたのは
馬主の村上憲政様。
同じく馬主の父・稔様とよくご一緒に競馬場にいらしています。
今月の「名付け親さんいらっしゃ~い!」は
ポアゾンブラックと馬主の村上様、
そしてゴールドシップや兵庫ダービ馬メイレディとの不思議な関係について
お話を伺ってきました。
=-=-=-=-=
大恵:ポアゾンブラックの名前の由来を教えて下さい。
村上様:園田競馬場でつけた名前なんです。
父の所有馬も合わせると、一世代10頭以上いて
毎年1月に全頭の名前を考え、馬名審査に出しているのですが
うちは冠名をつけないので、なにか馬名に使えそうな単語はないか
毎年11月頃からずっと探しているんです。
そんな時に園田競馬場でよくお会いする岡田敬二先生から
「2月にこんな公演をやります」
と一枚のチラシをいただきました。
岡田先生は宝塚歌劇団の有名な演出家さんで
そのチラシの公演は
ロマンチック・レビューの『ル・ポアゾン』というものだったんです。
ちょうど私の前の席に座ってらしたので
「先生、ポアゾンってどういう意味ですか?」
と聞いたら
「媚薬って意味だよ~」
と教えていただきました。
響きも良いし、馬名に使いたいと思い
「先生、ポアゾンって名前、馬名につけていいですか?」
と聞いたら、馬券に一生懸命だった岡田先生は
「うん、いいよ。」
とすぐに快諾してくださいました。
そしてこの馬は青鹿毛なので、毛色のブラックをくっつけて
「ポアゾンブラック」と名づけました。
私はよく馬名に色を使うんですよ。
兵庫大賞典を勝ったレッドゾーンやマジカルビアンカ、マロン、ホワイトルシアンなど。
岡田先生はその時、馬券に一生懸命だったのに
勝ち出したら
「命名したのは、ボクだよ。」
っておっしゃっていました。
たしかに、私が考えたのは「ブラック」の部分だけですが。笑
=-=-=-=-=
このようにして名付けられたポアゾンブラックは
野田学厩舎からデビューし、園田で5連勝を果たします。
そして1番人気で迎えた兵庫ダービーには、ある裏話が。
また、日本ダービーに1番人気で挑んだゴールドシップと
不思議なつながりがありました。
名付け親さんいらっしゃ~い!ソヴラーノ
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「名付け親さんいらっしゃ~い!」
このコーナーでは、京都馬主協会会員さんの所有馬の名前の由来について
名付け親さんにおのろけ話を語っていただこうというコーナーです。
毎月第3週目更新です。
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第4回目は2012年馬名募集馬ソヴラーノと名付け親さんです。
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インバルコと3/4同血統の良血ソヴラーノは
12月22日に阪神競馬でデビューし、今週末2戦目を迎えます。
ソヴラーノの名付け親さんは清田輝雄様36歳。
大恵:まずは、競馬を好きになったきっかけから教えて下さい。
清田様:私は熊本市在住で、最初に競馬にハマったのは大学生の頃です。
2011年暮れに廃止になった熊本県の荒尾競馬場でJRAのGIのみ馬券を買えるようになったことがきっかけでした。
荒尾競馬場は私の住む熊本市からは車で1時間以上離れていましたが
学生の頃は元気なのでサクラローレル、マヤノトップガン、バブルガムフェロー、マーベラスサンデー、タイキブリザードなどの
激しい戦いに魅了され、頑張って馬券を買いに行ってました。
大恵:サクラローレルの頃というと、競馬歴は15年を超えますね。
清田様:それが、就職をきっかけに競馬界からはずっと離れていました。
ディープインパクトも知らないくらいに。
大恵:ふたたび競馬をはじめたきっかけは?
清田様:職場の後輩に、私が競馬博士と呼ぶ工藤君という子がいます。
彼と毎週末に当直するようになったのですが、ただ待機する仕事で
その仕事中に工藤君は何やらコソコソとやっているんです。
問いただすと、馬券を買っているとのこと。
「えっ?荒尾競馬場まで買いに行かないで馬券が買えるの?」と驚きました。
それから競馬の話になり、「今はIPATっていうやつがありますよ」と聞いて
以来、色々な競馬の話を聞くようになりました。
京都馬主協会のホームページや馬名募集のことも、工藤くんから聞いたんです。
大恵:ソヴラーノの名前の由来は?
清田様:工藤君は競馬の事は何でも知っていて、ソヴラーノの馬主の藤田様の所有馬には
インバルコやインオラリオなどイタリア語の単語の名前が多いとアドバイスを受け
イタリア語で良い響きの単語を調べました。
そこで「最高の」という意味のソヴラーノにしました。
「最高のパフォーマンスを見せて欲しい」、「馬主の藤田様の最高の記録を更新して欲しい」との思いからです。
大恵:デビュー戦はどちらで観戦されたんですか?
清田様:12月22日のデビュー戦は阪神競馬場馬主席にご招待いただいたのですが
分かったのがギリギリだったので、正直どうしようか悩みました。
しかし、管理する吉村調教師が荒尾競馬場出身ということに縁を感じ
阪神競馬場まで応援に行くことを決めました。
年末で3連休初日だったのですが、1席しか空いていなかった夜行バスのチケットをなんとかとることができました。
ただ、同伴予定だった工藤君の夜行バスは満席で取れず
飛行機も新幹線も間に合わず、熊本に残して仕事をさせてました。
私も帰りは新幹線で、関西滞在わずか9時間、0泊2日の弾丸ツアーでした。
大恵:初めての阪神競馬場はどうでしたか?
清田様:ソヴラーノだけでなく、京都馬主協会のブログに出てくる
マイケル・タバート様のハナズハントや馬名募集馬のラヴァズアゲイン、スヴァローグ
他にもエピファネイア、リヤンドファミユ、ダイワレーヌなどの話題馬が
次から次へと登場し、競馬場も素晴らしく、夢見心地で徘徊していました。
せっかくの馬主席でしたが、じっとしてるのが勿体無かったです。
この日、阪神競馬場にかかった虹を馬主席から見ることができました。
今度はゆっくり工藤君と京都馬主協会の本拠地・京都競馬場に遊びに行きたいです。
ところで、Twitterを通して他の馬名募集馬のラヴァズアゲイン、ベルサリエーレ、スイートドーナッツの名付け親さんとも
連絡を取り交わすようになりました。
京都馬主協会名付け親協会を発足させようかと考案中です。
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デビュー戦は残念ながら9着に破れてしまったソヴラーノ。
今週末に2戦目の予定です。
名付け親さんいらっしゃ~い!スイートドーナッツ
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「名付け親さんいらっしゃ~い!」
このコーナーでは、京都馬主協会会員さんの所有馬の名前の由来について
名付け親さんにおのろけ話を語っていただこうというコーナーです。
毎月第3週目更新です。
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第3回目は2012年馬名募集馬スイートドーナッツと名付け親さんです。
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インターネットで「スイートドーナッツ」と検索すると
Perfumeのインディーズ1stシングル「スウィートドーナッツ」が出てきます。
競走馬のスイートドーナッツ担当の石川さんも
「インターネット検索した時にはビックリしました!」とおっしゃいます。
2012年馬名募集馬のスイートドーナッツは
果たしてPerfumeと関係があるのか?!
名付け親さんである三好様にお話を伺いました。
大恵:スイートドーナッツの名前の由来は何ですか?
三好様:母名のスイートプラドから連想しました。
映画のタイトルや楽曲名の馬はよく走るイメージがあるので
自分の好きなPerfumeから名前をつけようと
彼女たちの楽曲名で可能な限り応募しました。
本当は「スウィートドーナッツ」なのですが一字オーバーで
「スイートドーナッツ」としました。
オーナーのイメージとも重なり良かったです。
やはりPerfumeと関連があったんですね。
大恵:馬名募集企画は何で知ったんですか?
三好様:Twitterで、どなたのツイートかは覚えていませんが
京都馬主協会の馬名募集に関するリンクがあり、そこから知りました。
Twitterでは「パフュ馬」としてスイートドーナッツを取り上げていただいたりして
好きのものを通じて色んな方とつながれたのは楽しかったです。
私も最近Twitterを始めたのですが
競馬を普段されないであろうPerfumeファンの方が
「パフュ馬」としてスイートドーナッツがレースに出走することなどを
取り上げてられていたのを目にしました。
大恵:では、三好様の競馬歴はいつからですか?
三好様:中山競馬場が近くにあり、1998年頃からテレビで競馬を見るようになりました。
特に翌年から活躍したナリタトップロードと渡辺騎手のコンビが好きでした。
またステイゴールドも好きで
GI善戦を重ね、有終の美を海外GIで飾ったことには感動しました。
この馬もStevie Wonderの曲「Stay Gold」と同じ名前ですしね。
やはり楽曲名の馬はよく走るイメージはあります。
競馬歴は14年となる三好様は千葉県在住。
しかし、スイートドーナッツは栗東所属です。
大恵:スイートドーナッツのレースはやはり西日本が中心になりますね。
三好様:そうですね。
デビュー戦も2戦目の小倉2歳Sも外出先のラジオで聴きました。
デビュー戦の時は単勝・複勝・3連複・3連単を買って
公園で一人ラジオを聴いていました。
小倉2歳Sの日は山中湖で行われた野外フェス「SWEET LOVE SHOWER」に参加していて
山下達郎さんが『ドーナツ・ソング』を歌う中
レースは片耳ラジオで聴いていました。
ラジオで聴いていると余計にドキドキしますね。
ちなみに、この山下達郎さんのステージの次にはPerfumeも登場したんです。
大恵:スイートドーナッツのレースは生観戦されたことはまだないですか?
三好様:3戦目の京都・秋明菊賞で初生観戦、初指定席、初京都でした。
パドックでスイートドーナッツを見て
「噂で聞くより大人しくて、落ち着きが出たのかな?」と思いました。
メンコなどをしていたこともあるのでしょうか?!
周りで見ている人が「名前が面白い」と言っていました。
また、京都は街も競馬場もキレイでいいですね。
そして三好様はこんなこともおっしゃっていました。
三好様:馬名募集の機会をいただきましてありがとうございます。
馬名をつけるのは馬主様の特権だと思いますので
この場を借りてお礼申し上げます。
スイートドーナッツをきっかけに楽しみが増えて
2歳戦を中心に、また競馬を見るようになりました。
スイートドーナッツには長く走ってもらい、
これからも楽しく応援していきたいです。
現在放牧中のスイートドーナッツ。
来年また元気な姿を見せてほしいですね。