川田重幸の栗東最前線!

トレセンに将棋熱

トレセンの阪神厩舎の
ジョッキーが集まる部屋で
詰め将棋がほのかに話題に
なっているとか。
幸騎手とか、将棋好きが
集まってくるらしい。
調教開始よりちょっと遅めの時間帯だが、
その噂を訪ねて早速、
その部屋を覗いてみると。
騎手が5~6人、談笑している。
その前方に大きな黒板があり、
そこに分厚い紙?で作った将棋の盤が
貼り付けてあった。
遠くからでも駒がはっきり見えるほど
大きな詰め将棋盤。
右側に調教助手の人が思案顔。
左から北沢騎手(K)が顔を覗かせた。
確か昨年、障害だけで100勝を達成して
表彰された人との記憶。
障害は1週間に乗る鞍は限られている。
そんな中で100勝なんて、
ちょっと凄いですよね。

 北沢さんは詰め将棋を?
K よくやるんですが、
分からなくて頭を抱えることが多いと、
両手で頭を抱えるポーズを。
それがニコニコ笑いながら話すんですわ。
 思わず、北沢さんは将棋が好きなん?
K 弱いですよ。アマ6。
アマチュアの6級ぐらい。
 それってけっこう、強い方じゃないですか。
K 昨年の4月頃から将棋をやっていて。
難波騎手とは今年に入って
もう30回対戦したよ。
 どう、戦績は?
K 星取表に○×をつけているが、
五分五分というところ。
 好敵手じゃないですか。
北沢騎手はちょっと含み笑い。

詰め将棋を見ると。
王さんに向かって
左側から詰めていくと逃げられてしまう。
右から追い詰めると歩詰めになる。
どうしたもんかと1、2分、頭をひねって。
あっ、これって歩詰めを解消する手がカギと。
普通は相手陣内に入れば、
角は成るものとばかり思っている。
ところがそれでは歩詰めに。
では成らなかったら?
歩詰めにならず、うまく詰む。
普通の考えをひっくり返す、
逆転の発想というか。
頭を固定せず、柔らかい頭で。
発案者は元奨励会の片山さん。
ご本人にお伺いすると、
毎日、日変わりで提供してますよ。
えっ、それは凄い量になりますね。
毎日毎日よくそこまで提供できるものかと、
感心いたしました。
将棋は集中力を養います。
馬券を考えるとき、
どれを本線にするか、
最後は集中力かも。

出口の左側に
縦横10cm×30cmほどの星取表を見つけた。
2段なっていて上下に北沢、難波、両騎手の名が。
その名前の横には勝ち負けの○×が
ズッシリ並んでいる。
やってるわぁ~。

それでは またね。