川田重幸の栗東最前線!

北も東京もハイペース

レース回顧
函館スプリント:
4番人気のティーハーフが豪快に追い込み、3連勝で重賞初制覇。
レースは内のフギンが33秒0のハイペースで飛ばし、
ハナを切ると予想された2番人気のアンバルブライベンは2番手。
1番人気のコパノリチャードは好位の外目。
3番人気ローブティサージュはインの8番手から。
2番手のアンバルブライベンが直線先頭も、いつもと勝手が違ってラストまで踏ん張れない。
コパンリチャードもモタついてじり下がり。
ローブティサージュは直線で前が開かず、最後まで追えずじまい。
そんな状況の中、4角14番手のティーハーフが大外から強烈パンチを炸裂させて突き抜けた。
レースの上がり35秒3を1秒3上回る34秒0の末脚。
終わってみれば、2着以下に2馬身半の圧勝だった。
スタートは押しても前へ進まず、最後方から。
だが、ハイペースの援護があったとはいえ、充実する5才馬の切れ味は抜群。
重賞制覇が起点となり、サマースプリント王者に向かって大きく踏み出した。
そのあとのスプリンターズS。
更には香港スプリントを制した兄のラッキーナインに続けとばかりに
香港へ行くことも…。夢が限りなく膨らんできた。

2着には4角14番手から追い込んだアースソニック(14番人気)。
3着も4角12番手から差したレンイングランド(12番人気)が入って
大波乱。上位を追い込み馬が占めた。
ちなみに4着も4角10番手からセイコーライコウ(7番人気)が差してきた。

コパンリチャードは14着。
武豊騎手のコメントからは洋芝は合うタイプと思うし、58キロも問題なし。
ただ、今日は行きっぷりが悪かった、と。
たっぷり乗り込んでプラス4キロ。そう太くない馬体重だし、私自身もやれると思ったが、
2か月半ぶりで予期したほど体調は良くなかったのかも?

一方、アンバルブライアンの場合は不慣れな2番手から5着。
ハイペースで4角10番手以降のうしろの馬が上位8位までに7頭。
そんな中、2番手から5着は見直せる。
ハナを切れば、少々早いペースでも前残りは可能とも思える。
ローディサージュは小回り特有の、前が開かずに何もできないまま終わった。
こちらも次走は奮起可能。

ユニコンS:
稍重のダート戦はスピーディな競馬になりがち。
こちらも前半3ハロンが34秒5-1000mは58秒9のハイペース。
2番人気のノンコノユメが後方14番手から直線一気に差し切った。
ズバ抜けた35秒5の脅威の切れ味で2着以下に2馬身半。
2番目に上りが早い馬は3着のアルタイル(36秒6)で、こちらは11番手から差し込んだもの。
ノンコノユメは前走でもラストを34秒7の凄い瞬発力で青竜Sを勝っている。
今日は怪物とも目された断然の1番人気ゴールデンバローズを破っての勝利。
今後は交流GⅠのジャパンダート(大井)を目指すか。
ともあれ、強烈な末脚を武器にどんどん上を目指して切り開いて行くか。

2着にはノボバカラ(9番人気)。
抜群の手応えで3番手から直線ブチコに並びかけ、
あっさり抜け出して一瞬、やられたかのシーン。
結果は2着でもスピードあふれる走りで見せ場たっぷり。
3着に3番人気のアルタイル。11番手からけっこういい脚で差し込んでおり、
直線半ばで3番手に浮上。
最後はゴールデンバローズの盛り返しをハナ差しのいで見せた。
断然の1番人気ゴールデンバローズは中団外目の8番手から。
いつもの切れ味がなく4着。
4角すぎではムチを連打してもスピードに乗り切れない。
ゴール前は少しエンジンがかかって、マクられた3着馬にハナ差まで盛り返してきたが…。
UAEダービーに遠征して3着。タップザットは5着だった。
その2頭がこの日は4着に、タップザットは13着。
遠征後のレースだけに、本来の調子を取り戻していなかったのかも?
4番人気アキトクレッセントはスタートで出遅れて後方から。なす術なく終わった。
5番人気ブチコは結果5着もハナを切って軽快な行きっぷりを見せた。

それでは また。